第6位 『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』 デヴィッド・イェーツ監督
いよいよジョニデ版グリンデルバルド始動のファンタビ二作目は、あくまで明るくメジャーコードだった一作目と打って変わってハリポタ全開のダークワールドに突入。
邪悪なヴォルデモート卿に対し、トリックスター的要素の強いグリンデルバルドのキャラ立てがなかなか見事。
中でも信者を扇動するのに用いた「予言」としての世界大戦の使い方とかなかなか辛辣で、さすがローリング姐さん、と鳥肌が立ちました。
ファンタビシリーズでも最大気になるポイントのひとつ、ダンブルドアとグリンデルバルトの同性愛表現ですが、少なくとも今作中ではハッキリとは描かれませんでした。
ただし、血の誓いを交わし互いと戦わない事を誓い合った、ただの友情を超えたとても深い関係だった、など、各所でプンプン匂わされてはいます。
とは言え、匂わすのとハッキリと描くのとは大違いなので、今後の展開できちんと描かれていくのか、期待をしつつ見守っていきたいですね。
ジュード・ロウの若ダンブルドア、ぱっと見から良さげと思ってましたが、動いても良かったです。
当然と言えばそうなのですが、ヤング・ダンブルドアと青年ニュートとの関係性が、爺さんアルバス&少年ハリーとの関係性と随分ニュアンスが違っていて、その点も面白いですね。
ハリーのは純粋な崇拝から始まってましたが、ニュートからは尊敬してるけれどちょっと困ったセンパイ、感が漂ってて、何ともカワイイ(笑
あと今回初登場のニュート兄がとっても可愛いです。
設定では8歳年上兄貴な設定らしいのですが、実際に彼を演じるカラム・ターナーは弟役エディ・レッドメインの8歳年下なんだとか。なんでやねん。
スキャマンダー兄弟を惑わすスリザリンのリタ・レストレンジ、あまりに有名な姓もあって、どんな大悪女か?と期待していたのですが、意外といい子ちゃんでした。展開からすると、悪名高い子孫達ともあまり関係ないんですかね…
クリーデンスを演じるエズラ・ミラーくん、安定感のあるいい役者ですが、さすがにちょっとおっさんぽくなっちゃいましたか…
彼の謎も意外に奥が深そうで(それにしても、だとしたら一作目で勘違いしてたグリンデルバルド間抜けがすぎる説…)、まだまだその辺を軸に物語が展開しそうですね。
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