ジュメイラ・モスクを訪問する | 晩酌かあさん ちょっくらドバイってまいります

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2016年より夫の赴任帯同で、2人の娘とアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで駐妻生活中。 ドバイの暮らしや観光についてブログに綴っております。なかなか晩酌できない国で奮闘中☆

イスラム教徒にとっての寺院であるモスク。
通常はイスラム教徒でなければ、中に入ることはできませんが
ドバイではジュメイラ・モスクにて、非イスラム教徒向けの見学ツアーが行われています。

もう昨年11月の話ですが、日本からの友人と家族とで参加してきましたカナヘイピスケ
↓子どもがもらった見学記念のぬりえです。
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見学ツアーは、UAE文化を学べるお食事体験を運営しているのと同じ
Sheikh Mohammed Center for Cultural Understandingによって行われています。
こちらは金曜日以外の毎日やっていて、予約不要、9:45に集合するのみです。
詳細は公式HPをご確認ください。

ひとり20AED(≒600円)で子どもは12歳以下無料。
うちのチビたちが静かにしていられるか不安でしたが
せっかくドバイにいるのだから子どもたちにもイスラム文化を体験してほしいと、連れていきました。
上の子でも記憶に残るか微妙な年齢ではありますが
英語力より何より(きっと彼女らが大人になる頃にはほんやくコンニャク的なデバイスができている気がする)
多様な文化に触れて、世界が多様であることを肌に覚えさせてほしいと思っています。 

そして、なにしろここにはビヨンセも見学に訪れています。
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ビヨンセですよ、ビヨンセです。

ジュメイラ・モスクの外観はこんな感じ。
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ジュメイラとは、アラビア語で「美しい」という意味だそうですカナヘイきらきら
いや〜確かに美しいカナヘイハート
UAEには至る所にマスジド(アラビア語ではモスクをマスジドと呼びます)がありますから
もうだいぶ見慣れましたけれど、何度見ても好きです
無味乾燥な外観のものもありますが、フォルムがもう好き
その憧れの美しい建物の中に、とうとう入れる…!
ということで、恋人を待ち侘びる乙女のように胸が高鳴っていたワタクシでありました。

ちなみにジュメイラ・モスクの近くにはイランの病院があるのですが
こちらはまたペルシャ模様が大層美しい建物で、入院するならあそこがいい…とつい思ってしまいます。
イランにいったらどこもあんなに美しいのかなあ…。

土曜日の9:45、ずいぶん多くの見学者が集まっていました。
受付は、礼拝堂の隣にある建物にて。
全員が揃うのを待つ間、お茶とアラビック・コーヒーに軽食のサービスがあります。
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パンケーキに山羊のチーズ、ドーナツとデーツのシロップをいただきました
広々としたラウンジのふかふかのソファで、本を読みながら待っていられます。
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ドーナツをぱこぱこ食べた子どもたちも、すっかりくつろぎのひととき。
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そこから礼拝堂に移動し、靴を脱いで中に上がります。
肌の露出の少ない服を着てくることが奨励されていますが、女性はアバヤとスカーフを借りることができます。
アバヤは黒地に金の刺繍が入ったものや、ピンクや紫の花柄のものなど
意外に幅広いデザインのものが揃っていて、これまた楽しい
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娘たちにも袖のある服を着せてくればよかったな…とあとで後悔

ふかふかの絨毯に、アラビア文字の装飾が美しい天井。
子どもたち、すっかりはしゃいでしまいました。
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男性はカンドゥーラを借りられるので、夫着用。
見慣れないパパの姿にも、はしゃいじゃってます。
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全員が床に腰を下ろしたところで、イギリス系と思われる女性の講釈が始まりました。
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イスラームという言葉が「平和」を意味しているということに始まり
イスラームの五行、すなわち
1「アッラーが唯一の神である。ムハンマドは神の使徒である」と唱えること
21日5回のお祈りをすること
3困っている人にお金を分け与える(喜捨)すること
(年収の2.5%を義務として寄付するザカートと、任意で寄付または慈善行為を行うサダカとがあります)
4毎年ラマダンの時期に断食すること
5生涯のうちに一度はメッカへ巡礼すること
など、イスラーム教の基本をレクチャーしてもらえます。
礼拝の仕方のデモンストレーションもあります。

見学は75分あるのですが、
話が始まって10分もしないうちに下の子が耐えられなくなりました
騒ぎ出したので、後ろの方に行こうとすると、
入り口付近に立っていた男性が横の部屋を指さします。

入ってみると、なんと…!びっくりカナヘイきらきら
おもちゃの用意されたキッズスペースがありました。
しかもめちゃめちゃ広い‼︎
なんたるホスピタリティなのでしょう大泣きうさぎ
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長女も加わって、走ったり遊具に乗ったり、さらなる大はしゃぎショックなうさぎ
床が絨毯で響かないのと、他の子たちもたいへん自由に振る舞っているのが救いです。

結局私も一緒にいないといけなかったので、講義は半分も聞けませんでしたが
この部屋はこの部屋でよかった。
お祈りの方向を示す案内表示や
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イスラーム暦と、その日の礼拝の時間を示す時計があります。
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クルアーンが何冊も、そして誦むための架台がいくつか用意されています。
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クルアーンはとても美しい書物です。
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中もとても美しい。
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様々なデザインの本があります。
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できれば日本に帰る前に一冊、買って帰りたいと思っているのですが
どの版がいいのかひたすら迷いそう…。

アラブ人のパパが、子どもを見ながらクルアーンを朗じてくれていて
それを聴きながらクルアーンのページを眺めていると
イスラム教徒ではない私も厳かな気持ちになります。
この部屋もとても綺麗でしたしね!
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赤ちゃんのおもちゃではしゃぎすぎだよ、はーこさん…ショックなうさぎ

レクチャーのほうは、質疑応答の時間をたっぷりととってくれていて、面白かったそうです。
特に印象的だったのは、イスラームにおいては
神の前ではみな等しい」ので、
性別や年齢、そしてたとえ王族であっても立場に関係なく
礼拝のときはまっすぐ横に並ぶんだそうです。
イスラム教って、知れば知るほど、平和で寛容な宗教だと思います。

…なんて言ったら、エジプト人のアラビア語の先生に改宗を勧められましたが
私自身は自然に対する考え方がしっくり来なくて…
でも勤勉でまじめなイスラムの人たちには尊敬を覚えます。

子どもたちの頂いた塗り絵は、中のページもなかなかよかった。
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上の娘はあとからこれを見て、
「あー、私モスクにいったんだね!」と反芻していたので、いいお土産でしたカナヘイうさぎ
娘たちには、イスラムのいいところを覚えて帰ってくれるといいなあ、と思います。

ドバイ観光ではぜひ、モスク見学もオススメです!


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