ドバイ豪遊シリーズ(笑)ラストは砂漠を四駆で走り回るデザートサファリです。
なにしろUAEは国土の4/5が砂漠!
ドバイをちょっと離れたら、もう砂砂砂…の景色です
実はドバイの街中でも、砂がけっこう空気中に待っていて
車は外に停めておくと砂がついて、文字や絵が描けるようになっちゃうし
洗濯物を外に干す人もいますが、
我が家のベランダは、入居時からもう砂だらけで、なにか干す気にはなれません
掃除機やルンバもずいぶん砂を吸っています。
そんな国にいるのだから、一度は砂漠を体感してみたい!
朝陽が見られるもの、昼間のもの、いろいろあるのですが
まず夕陽と星が見たくて、午後からのツアーを申し込みました
デザート・サファリを催行しているツアー会社は何社かあります。バウチャーやグルーポンが使えるところもあるし、格安のものもある。
太陽が沈んでいくスピードは、速い!
なだらかな砂丘のむこうにトゥワイライト
食事の準備を待つ間は、ヘナをしてもらいました
ただ、あんまり安いところを申し込むと、
さらに下請けの会社の車がやってきてサービスがひどかった、とか
ごはんがまずかった…なんて話も聞きました
今回は日本から来てくれた友人と行くので、できるだけいいやつにしよう、と
お値段も少し張りますが、とりあえず一番良さそうなArabian Adventuresにしてみました
ここはエミレーツ航空のグループ会社なのだそうで、いいサービスが期待できそう
しかもドバイのデザート・サファリで唯一、
お酒が飲めるツアーだと言うのです。
砂漠を走ったあとのビール…絶対うまいよね…
ちなみに今回も、子供はパパ預かり
デザート・サファリは、幼児連れで行くと
「死亡事故が起きても責任とりません」という同意書にサインさせられるのだとか
砂漠のドライブは酔い止め必須だし、かなり恐怖感のあるものだとも聞きます。
一度体験してみないと、連れていけるものかわからないと思って
今回子ども連れでいくのは見送ったのでした。
というわけで、14時過ぎ、市内でピックアップしてもらって
ニュージーランドから観光にきた大学生の娘さんとご両親、
という家族と乗り合わせて、砂漠へ向かいました。
ドライバーさんはUAE育ちで、MBA取得のための勉強をしながらツアーガイドの仕事をしているのだとか。
インド系かな?と最初は思いましたが、UAEはもともと様々な人種が行き来している場所で
もともとの国民も、肌の色が欧米人に近い人からアフリカ系っぽい人まで、すごく幅が広い。
伝統衣装を身につけていなければ、どこの人なのかわかりません。
結局どこの国の人なのか、聞きそびれてしまいました。
彼のドバイの近現代史についての講釈を聞きながら
アル・アインのほうへ向かう道をえんえんと走っていきます。
気づいたら、車窓のむこうは見渡すばかりの砂景色になっていました
途中、アウトレット・モールや公共結婚式場(UAEローカルが挙式する場所)、ラクダ牧場などの施設が見えました。
給水して、まずは鷹狩りショーです。
ざっくりお伝えすると↓のような感じで
道中、ガゼルやトカゲなどの生き物が見えました。
というわけで、スリルライドは静かに終わり
記念写真を撮ったりしたあとは、砂漠のスリルライド!
ノリノリの車のBGMに合わせて、砂の斜面を4WDで駆け降ります。
車体がふわっと宙に浮いたりして、楽しい〜‼︎
ただ、絶叫マシン好きの私としては、ものすごく怖いものを期待していたので(笑)
スリルに関しては意外と物足りなかった…
車に乗っていた皆、テンションが上がりにくいキャラで
「いっえ〜い!」と叫んだりできなくて
ごめんね、ドライバーさん…
日没が近づいてきました。
斜面を転げ回って遊んでいます
砂は溶岩質でないせいか身体にくっつきません。
気持ちよくサラサラ〜と肌の上を滑っていきます。
だから寝っ転がってもころげても、砂まみれにはならず安心。
うちの娘たちもスリルライドはきゃっきゃ喜びそうだし
砂漠では「アンパンマンのお砂場セット持ってくればよかった!」なんて言いそうだなあ…。
次回は連れてきてあげたいです。
同行してくれた、友人のTさん。
インド人テイラーに仕立ててもらったというオーバーオールが、砂漠に映えてました
本当はここでアバヤを着たかったのですが、調達間に合わなかった太陽が沈んでいくスピードは、速い!
どんどん下に降りてきます。
砂漠の日没は、静かで厳かな雰囲気でした。
さて、日が暮れた後は、夕食の会場であるテントサイトに向かいます。
ちなみにドバイの砂漠は、海に近いため、粉塵となった貝を多く含んでいます。
近隣諸国の紅い砂とは違う、白い砂漠なのだそうです。
アラビア語でドバイって書いてみました。
でも、最初のدの文字と、ふたつめのبはつながらないんでした…
正しくはدبي 間違えたー(^▽^;)
自分の生まれ育った星に、そして今住んでいる街の近くに
こんな景色があったとは。
砂漠の360°えんえん砂ばかりの情景は、やはり他ではまったく味わえないものです。
こんな場所に暮らしている人は、精神性もまったく違うのだろうな…とも思いました。
ちなみに同じツアーに、卒業旅行かな?
日本人の若い女の子2人組がいました。
「ねえ、日本人なんて私たちだけだね!誰もいないよ‼︎」と叫んでいたけれど
…いるってば、後ろに3人
もう日本人に見えないのかしら(笑)
彼女たちより5歳くらいお姉さんであろう、おしゃれな日本人女性2人組もいました。
会場はこんな感じ。
ドライバーさんの指示により(笑)ニュージーランドの若い娘さんが
走っていちばんいい席を確保してくれました
あー!私、アラブにいるんだな!と実感が湧きます。
着いたら、やっぱり、とりあえずのビール‼︎
砂漠で飲むビールはおいしかったです
ワインは格安銘柄で、ちょっと残念でした…が、飲めるだけいいよね
アラブ女性は、結婚式などの特別な席に出るとき、このヘナをします。
剣の舞!かっこいいです
ダンサーさんの身体は、筋肉質で美しい
おばさんがサラサラサラ〜と2、3分で伝統模様を描いてくれました。
30分くらい、ヘナのペーストを触らずに置いて、乾かします。
乾いたヘナはポロポロと落ちてきて、体温で染み込んだ茶色の模様が肌に残ります。
ラクダ乗り体験もありました。
ラクダといえば、サウジアラビアで流行っている
コロナウィルスを媒介するのが心配ですが、
ここのものは一応、きちんと衛生管理されていることになっています。
それでも医療従事者など心配な方もいると思いますが、
このツアーでは、ラクダはテントサイトの外に控えているので
ラクダには触らないという選択肢もあります。
私はずっと乗ってみたかったので、いざ‼︎
ラクダは想像以上に背が高い!
座った状態のところに乗って、それから立ちあがってもらうのですが
ラクダが立つと地面との距離が予想以上にあってドキドキしました
でも、乗り心地は意外にいいんです!
30分も乗ったらお尻や腿が疲れてしまうそうなのですが、
5分程度の試乗は快適なものでした
夕飯はアラビア料理のビュッフェ
アラビックブレッドに、フムスやタブーレ、ファトゥーシュ、
チーズやハーブを包んで焼いた小さいカルツォーネみたいなのの前菜に
メインはアラビアンなバーベキューでした。
普通においしかったですよ
夕飯の途中で、ベリーダンスショーが始まりました
ダンサーさんの身体は、筋肉質で美しい
いいなあ、ベリーダンスやってみたいなあ
本場のダンスは素敵だったけれど、イスラム教から見てこれがどうなのか、気になるところです。
最後に、テントサイトの灯りを全て落として
しばし星空を眺めます
砂漠の星は想像以上にくっきりはっきり、見える数も多い。
ドバイではあまり星が見えませんが、砂漠に出れば空も澄んでいるようです。
天文学が発展したのはアラブなんですよね。
ヨーロッパが暗黒の中世の時代、ギリシャ由来の天文学はアラブで保存・発展されました。
アルタイル、アルデバランなど「アル」のつく星座や
ヴェガ、デネヴ、フォーマルハウトなどはアラビア語由来の名前だそうです。
営業先で以前、教えてもらいました
そんなアラブの星空は、やっぱりきれいでした
ちなみに、冬の砂漠は寒くて、ダウン必須と聞いていたので
びびって毛布をリュックに入れていきましたが、
11月初旬ではまだ、半袖に薄手のカーディガン1枚で十分過ごせました
全てが終わって、家の近くまで送ってもらったのが21時ちょっと前。
友人はそれから空港へ向かって日本に戻りました。
強行スケジュールでしたが、翌日には仕事に戻ったようで、偉いなあ
私も自分が砂漠の国にいることを実感できて、贅沢な体験でした!
ちなみに、長くUAEに住んでいて車が好きな人は、
自分の四駆でデザートサファリしちゃったりするらしい
慣れってすごいな…!
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