不登校生徒数18万人。理由は2位はいじめを除く友人関係をめぐる問題。1位は… | 低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

学童保育18年ベテラン指導員さとさんが学童保育生活向上のためのスキル・テクニックを実践する中で確信している小学低学年の子どもとの信頼関係の作り方をお伝えします。

こんにちは、さとさんです。

 

文科省のサイトで、あらためて読んでみた。合わせて、他の調査も読んでみたよ。

 

・文科省の調査

・文科省以外の調査

・教育って、何だろう?

・不登校の先にあるものは…

 

 

文科省の調査

 

令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果(2020/11/13)について。

 

 

小・中学校における長期欠席者数は,252,825 人(前年度240,039 人)である。 このうち,不登校児童生徒数は181,272 人(前年度164,528 人)であり,不登校児童生徒の割合は 1.9%(前年度1.7%)である。

 

 不登校児生徒とは… 何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの

 

 

不登校児童は18万人を超える。これは、コロナ禍以前の数字なので、今年度はもっと増えることが予想される。不登校の先にあるもののイベントに参加された親からも、コロナの影響を話す方が多い。

 

全体の子どもの数に対して、不登校児童の割合は、小学生で0.8%。中学生では3.9%。

 

不登校の理由は…

 

 

1位が「無気力・不安」、2位がいじめを除く友人関係をめぐる問題、3位が親子の関わり方。

 

しかし、こんな調査結果もある。

 

 

文科省以外の調査

 

NHK調査

 

グラフの引用はこちらの記事から。

 

 

不登校の調査には、文科省が毎年実施している「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」がある。

 

文科省調査では不登校の要因について、「本人」と「学校および家庭」に大別されており、回答するのはおもに学校の教員だ。

 

今回のNHK調査は、文科省調査と比較もできるよう、質問項目等をそろえて実施。文科省調査とのちがいは、回答者が子どもであること。

 

つまり、不登校の要因について、教員と子どもの認識のちがいを検証することが可能だ(上図参照)。

 

なかでも顕著なのが「教員との関係」と「いじめ」だ。

 

子どもが回答しているのと、教員が回答しているのでは結果が大きく変わっている。

 

 

長女が6年の時、娘が学校に行かない理由が先生と意見が分かれたな…。

 

娘は先生が嫌いになったからと言う。先生は友達の関係だとみていると言う。

 

 

日本財団の調査

 

2018年の調査になるが、日本財団にもある。

 

不登校傾向にある中学生は、33万人にも上る。

 

 

不登校」または「不登校傾向」にある中学生を5つのタイプに分類。

 

(1)の「1年間に合計30日以上学校を休んだことがある/休んでいる」、いわゆる「不登校」は文科省の結果と同様、推計約10万人であったが、注目したいのが、(2)から(5)までの調査結果である。

 

(2)は、「学校の校門や保健室、校長室などには行くが、教室には行かない」子どもたち。

 

(3)は、遅刻や早退の数や、保健室で過ごす時間が多いなど、「基本的に教室で過ごすが、授業に参加する時間が少ない」子どもたち。

 

(4)は、「基本的に教室で過ごすが、授業に興味が持てず、他のことをしがち」な子どもたち。

 

(5)は、基本的には教室で過ごし、授業にも参加しているが、心の中では「学校に通いたくない・学校が辛い・嫌だと感じている」子どもたち。

 

つまり、(2)~(5)は学校に行っているもののなじめていない、「不登校傾向」の子どもたちだ。

 

(図・文章はこちらのサイトから引用)

 

 

 

教育って、何だろう?

 

今の学校の教育になじめない子は、相当な数がいる。それに対して、学校も対策をとっているのだろうけど…

 

印象としては、学校に来ない子に何もできないように見える。

 

だから、ホームスクーリングやアンスクーリングなど親が自ら教育の主体をかって出ているんだな。

 

昨日、お話を聞いた生駒さん。このイベントでね。

 

 

 

多様な学びプロジェクトの代表をされている。

 

 

長男さんが、学校を辞めたいんだと言ってきたのは小1。そこから、様々なことが起きて、3日間動けなくなってしまった生駒さん。

 

でも、隣の部屋から4人の子どもの笑い声がしてきた。何もできなくても、子どもたちは笑っている。

 

幸せを実感した瞬間が、動けなくなった時。

 

そこから、物事が動き出していく。

 

生駒さんのお話、とても面白かったよー。

 

あの頃の私たちのような親子に「大丈夫だよ」という安心感を届けたい。そのためには物理的なインフラと、心理的なインフラ、両方が必要だと考えました。「全ての、学校以外で育つ子が豊かに育てる場を提供したい」それが私の基本的な願いです。

 

(多様な学びプロジェクトの代表メッセージから引用)

 

 

不登校の先にあるものは…

 

私たちのサロン「不登校の先にあるもの」は、物理的なインフラを創造していくことは、していない。心理的なインフラ…っていう難しい言葉では、うちのサロンの雰囲気は出ないかもな(笑)

 

不登校に悩む親に一番必要なもの。

 

ここにも書いてるけど、笑顔になる時間だと考えています。

 

 

 

「笑う!?」って、馬鹿にした人もいるかもしれないけどね。

 

ずっと、緊張している親が、ふと心が緩む瞬間。そんな時間を提供したい。そう強く思っている4人で、運営をしています。

 

やたら、ライブ配信でも不登校の話をしながら、笑っております(笑)

 

サロンの会員さんで、復学しているお子さんもいれば、そのまま家にいるというお子さんもいる。

 

会員さんの感想も紹介してますよ。

 

 

 

親のためのオンラインサロン「不登校の先にあるもの」は、シーズン2も半分以上が終わって、いよいよ終盤戦。サロンは6か月単位なんです。

 

来月は「不登校」と「仕事」というテーマで、ガイドの田中梓(あずちゃん)&松本麗子(れいこさん)でライブ配信をします。

 

会員さん限定ですけどね。

 

私自身、とても気になるところだなー。

 

お子さんの年齢とか、働く業種とか、色々絡み合ってくるだろうなー。あずちゃんは働いていて、れいこさんは仕事を辞めている。

 

どんな話が出てくるのか、楽しみだ。

 

 

シーズン2が終わると、シーズン3(2021/2~2021/7)がやってきます。

 

ゲスト講師や講演も企画中。

 

また、お知らせしますね。