不登校だった中学生の頃のこと「体がでかければ、お前らなんてぶっ飛ばしてやる。」 | 低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

学童保育18年ベテラン指導員さとさんが学童保育生活向上のためのスキル・テクニックを実践する中で確信している小学低学年の子どもとの信頼関係の作り方をお伝えします。

こんにちは、さとさんです。

中学校1年生の時、不登校だった。

理由は、部活。



6年生卒業の時、140cmなかった私。

なのに、部活はバスケに入った。

今思えば、ついていけないのにね…って思うんだけどね。

基本、小さいころから球技はなんでも好きだったし、そこそこうまかった。

バスケも好きだったんだよなー。

でも、入るとやっぱりきつい。

それでも、家に帰ってからも、ボールをもって近くの寺で練習してた。

楽しかったんだよね。

しばらくすると、1年生のうちに、少しずつずる休みをするのが出てきてねー。

部活に行くと、2年生が1年生を呼びつけるわけ。

そして、全員つま先立ち(バスケでの練習の一つ)で、説教みたいなんが始まる。

もう、どうしても許せなくて。

なんで、1年しか違わねーお前らが、偉そうに怒ってんだ!!

ってね。



私も、とうとう体が辛くて、バスケを休んだ。

次の日同級生のバスケ部員が、私の周りに集まって、色々言うわけ。

うっせーなーって気持ちと、怖かったっていう気持ちが思い出される。

そんなこんなで、部活に行かなくなってね。

でも、辞めてはなかった。

次第に、同級生の私に対するあたり方が強くなってきてね…

でも、140cmにもなってない小さな男子が、立ち向かう勇気はなくて。

体がでかければ、お前らなんてぶっ飛ばしてやる。

なんて、思ってたな…(小4娘の気持ちがわかるのです)。

いつしか、家を出て、学校向かわずに、フラフラするようになった。

今思えば、同級生たちは、戻ってこい!って言ってたんだと思うなー。

時々、顔を出すと、励ましてくれる人もいた。

同級生にも、上級生にも。

でも、体の辛さと、上級生の理不尽さと、もうどうにもならなくなっちゃったんだよな。

家電量販店でゲームしたり、近くの寺の墓のところで時間つぶしたり。

学校に行かなきゃ…、ばれたらどうしよう…、悪いのは俺じゃねー、時間がなげー、帰るとき「どこに行ってた?」って聞かれたらどうしよう…俺が悪いのかな…上級生のせいだ…部活に行かずに学校には行った方がいいかな…

とにかく、小さな体で小さな頭をフル回転させて、ほっつき歩いてた。

そして、居場所を見つける。

児童文化センター。

よく遊んでたところでね。

でも、どうやって行ったのかな…そこにたどり着いたのかな…もはや、覚えてないなー。

学校に行く時間のはずなのに、中学生が児童文化センターで遊んでる。

最初は、なんか言い訳してたかもなー。

きっと、職員さんたちは色々考えていたはず。

だけど、特に責められることがなかった。

聞かれたことはあるような気がするけど、「行きなさい!!」なんてことは、言われなかった。



ほんと、私にとっての居場所だった。



私が子どもたちと関わる活動を、自然と選んでいるのは、ここでの日々が体に染みついているから。

何をして、どんな話をして、どんなことを遊んで、どんな風に職員さんに絡んで、どんな風に過ごしてたかなんて、もうほとんど忘れちゃった。

でもね、体に染みついたものは、もう取れないわけ。

それくらい、強烈な優しさに包まれていた時だったなー。

ほんと、ありがとうございます。



学童保育で働いていた時、いわゆるやんちゃな子だけじゃなく、おとなしくて主張をすることが苦手な子ともとも積極的に遊んだ。

きっと、染みついた日々があったから。