一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ -127ページ目

小田実氏と佐高信氏 

一週間ぶりの更新になります。先月小田実さんが逝去されました。

管理人は小田実さんが実際べ平連などで活躍された時期をほとんど知らない世代でありますので、小田実さんに対する佐高信さんの思いがどんなものか想像は難しいです。

一般には市民運動(べ平連や日本はこれでいいのか市民連合など)の中心人物としての評価があるようですが、私にとっては朝まで生テレビで右翼相手に孤軍奮闘していたり、EXテレビで野坂昭如と漫才をやっていたりしていた人という印象です。
右の論壇から見れば「韓国の朴体制は人権、言論弾圧体制だと断罪したが、北朝鮮の金日成はほとんど批判しなかった人」であるとして論難もされていましたね。


佐高信さんは小田さんの死去にあたって「風速計」でコメントしています。


「小田さんが創価学会を批判したらみかん箱3箱分の抗議を受けた。小田さんは自民党は創価学会を昔から注目して、総理大臣になった人物が学会を持ち上げてきた、と言っていた。」


”小田は「不安定と絶対者がないことが結びつくとき、そこにもう一つ、繁栄からとり残されて行くという状況が結びつくとき、人は新しい絶対者を待望するのだろう」と指摘しているが、票として求められた創価学会(公明党)は、自民党が自らの票の増殖器とならなくなったとわかった時、今度は自民党を捨てるのだろうか。”


「小田さんは創価学会の批判も受けるだけでなく、以前は日本共産党からも批判を浴びていた。」


こういった内容でした。

佐高さんは自信の小田論をまとめ上げるのではなく、内部で絶対主義的な体制を持つ組織、体制に対して小田さんは批判しつづけた。という見方だけを述べられます。


引用部分から
>票として求められた創価学会(公明党)は、自民党が自らの票の増殖器とならなくなったとわかった時、今度は自民党を捨てるのだろうか。


創価学会、公明党は自民党を自らの党の増殖器としようとしたのですかね。と言うよりは与党としての政策実現を目論んだといったほうがいいのではないでしょうか。ちょっと前の自民党御用達の言論人、屋山太郎氏や俵孝太郎氏の創価学会批判は激烈なものですから、公明党側とすればそう簡単に自民党支持者が公明党に投票してくれるとは考えないでしょう。


この部分での「繁栄から取り残された人々があたらしい絶対者を待望する。」と言う小田さんの言葉との連関もはっきりしません。


ここで連想されるのが「論座」での「丸山真男をひっぱたきたい。」論争なんですが、「現代の『ネットカフェ難民』に代表される繁栄から取り残される人々を現代の市民主義、戦後民主主義思想は何も救ってくれなかった。」に対して佐高さんや市民主義の人々は有効な対策、反論を撃っていないとされています。

佐高さんは雨宮処凛さんと対談などをされていますが、今までサラリーマンに対する企業や経営者の抑圧を批判されてきた佐高さんは、会社にさえ入れなかった人たちにどういう手を差し伸べることができるのでしょうか?

そういう佐高信さんへの違和感は、死ぬのは奴らださんの反米嫌日戦線ブログ「貧乏人のココロがわからない左翼」 でしっかりと描かれています。

http://anarchist.seesaa.net/article/51179049.html


さて、佐高さんは小田さんとべ平連時代にパートナーであった吉川勇一さんと久野収氏評をめぐって論争などもしています。そういったこともあってはっきりとした小田評を打ち出すことができなかったのかもしれません。

吉川勇一氏の小田実氏追悼文
http://www.jca.apc.org/~yyoffice/saikin82KyoudoutsuushinOdaMakotonoIshi.htm


Re:佐高氏とプロレス

昨日、07年7月31日の東スポ佐高コラム「毒筆啓上」についてエントリー いたしましたら、ネット上での佐高批判の急先鋒Gryphon様よりコメントいただきました。

<キャー恐いよー助けてー(棒読み)>


なかなか興味深い情報をいただきましたので、そのまま転載させていただきます。


>プロレスの好きな佐高さんですが

はい、プロレス・格闘技兼佐高信サイトを運営している私が来ました(笑)
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なんか佐高さん、、自分ではプロレス好きとか称しているようですがね。
そちらもご指摘の古館批判はリベラル性が低い、程度では留まってませんね。
「プロレス中継とか、あ ま り ア タ マ を 使 わ な い で す む 番組を早口でやっていればいい」

はあ。
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内館牧子批判。
「プロレスの蝶野正洋の大ファンで、東京ドームで行われた試合でパイプ椅子の上に立ち『蝶野ーッ!蝶野ーッ!』と絶叫したこともある内館なのだから、 知 性 や 理 性 を 要 求 す る ほ う が無理なのかもしれない」

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ついでに大宅壮一賞を故井田真木子が受賞した際、少数意見だった立花隆が「プロレスというのは、品性と知性と感性が同時に低レベルにある人 だけが熱中できる低劣なゲーム」と受賞絶対反対を表明したことに全面的に賛成。
そこからスポーツノンフィクションを得意とする沢木耕太郎批判につなげるという珍妙な論理を(笑)。


これで自分はプロレス好きだ、と佐高氏が表明しても
「あなたは嘘つきなんですか、それとも例によって過去の言動をすっかり忘れてるんですか」と聞くぐらいしかありません(笑)
Gryphon 2007-08-18 10:24:41

エーまず、現在佐高信さんがプロレスファンであるという情報は、こちらの対談集の前書きから知ることができます。


佐高信の丁々発止
はじめに――「神は不謹慎に宿りたまう」


 言葉は肉体を持っている。それが物や事柄を指し示すからということもあるが、生ま身の人間から発せられるものであることによって必然的にボディ・ラングエッジたらざるをえないのである。


 私はしばしば、テレビのプロレス中継やK1中継に魅入ってしまう。肉体を喪失した言葉の乱舞にうんざりして、原初的な肉体の衝突に興奮してしまうのである。


http://www.pen.co.jp/syoseki/syakai/0621.html
(下線 引用者)

ま、確かに佐高信さんはこのとき以前はプロレスに対しては好意的とはいえませんでしたね。
ご指摘の事象のほかにも堺屋太一氏を批判するにあたって、氏が女子プロレスにいれあげていて当時の人気女子レスラー尾崎魔弓さんんを友人が経営するパチンコ機器メーカー・ダイコク電機のCM出演させるよう、堺屋氏が便宜を計った疑いがあり、その関係が不明朗であるという噂の眞相での疑惑発覚を指摘して、そのとき「女子プロレスを好きなのは堺屋の好みだから私は何も言わないが」みたいなプロレス批判とも取れるような表現をしていたこともあります。

そして、Gryphonさんが指摘している2004年9月号、創の「タレント文化人筆刀両断」での内舘牧子さんの批判ですが、Gryphonさん、現在発行されているちくま文庫での内舘氏の章をご覧ください。

佐高 信
タレント文化人筆刀両断! (ちくま文庫)


「創」連載時のご指摘のところがすべて削除され不自然な空白がページの後ろに生じています(笑)

プロレス関係者、愛好者の鈴木邦男さんやチョコボール向井氏もあの月刊誌には執筆していますから苦情がかなりあったのかもしれません。

その後の2006年6月号での「創」でGryphonさんが最初にご指摘になった古館伊知郎氏の行動批判をしていますからその時点ではまだプロレス嫌いだったかも。

そして佐高さん、この年に香山リカさんとはじめて対談などをなさっているのですが、プロレスファンの皆様はご存知のように香山さんは熱狂的プロレス者で、なんと身障者プロレスのリングドクターを勤め、またジャイアント馬場を特集したNHKのシリーズにも解説、進行役をされているのですね。


私は佐高信さんが「プロレス好き」を標榜するようになったのはこの香山さんとの付き合いからではないかと見ております。
なんせ、佐高さんの故郷酒田はミスターオオノウミ、石川隆士選手の出身地ですからね。酒田で香山さんとの対談を行ったときプロレス嫌いでは通じなくなったのでしょう。


さて、Gryphonさんご指摘の最後の1つ、これは知りませんでした。(ガックシ)、佐高さんが井田さんをそんなに書いていたとは。

佐高さんはテリー伊藤さんとの共著「お笑い創価学会 信じるものは救われない、池田大作ってそんなに偉い?」で井田真木子さんの池田論を高く評価していましたからね。これは本当にそういうことを言ったのなら井田さんが亡くなった時に謝罪、撤回してほしかったですね。
(Gryphonさん、ソースを教えていただければ幸いです。)
井田さんの「プロレス少女伝説」たしか中国残留孤児の子女であるレスラーのことも書いてたのではなかったでしょうか。
これは参りました。


ま、しかしGryphonさん。佐高さんのことを「嘘つきである」と批判しても詮無きことではないでしょうか。

なにしろ、佐高さんのモットーは「フェアプレイは時期尚早」また「疑う、逃げる、嘘をつく」なのですから。(笑)


7月31日東スポ掲載 毒筆啓上

さる先月末、このブログのルームの掲示板に佐高さんの7月31日付東京スポーツコラム「毒筆啓上」に対する批判的な書き込みがありました。それに対する所感を申し上げようと思います。

まず、そのコラムの要旨から。


光市の母子殺人事件の犯人を弁護する弁護士達が、まるで共犯者であるかのような扱いを受けている。「報ステ」の古舘某はしたり顔での非難や「フライデー」など、弁護士の顔写真をズラリ並べた。
マスコミが検察官の立場にたったとき、どんなひどいことになるか、松本サリン事件の河野義行さんの一件で学んだはずなのにそれをケロリと忘れてしまったらしい。

本多勝一「NHK受信料を拒否して40年」は本多氏と河野氏の対談を載せているが「週刊新潮」には<「毒ガス事件」発生源の「怪奇」家系図>と言う特集まで載り、河野氏の祖父の写真までが掲載された。
警察とマスコミが組んでの大報道に河野さんには何をやっていもいいと言う空気がつくられた結果である。一人の弁護士が河野氏を信じていなかったらどういう結果になっていたか。

「レッテルというのは一瞬のうちにつくられるんです。テレビで流れて視聴率が10%だとすれば、約1000万人の人たちが見る。その人たちの考えを修復することはできないし、いったんレッテルを貼られればはがせない。いったん、そう思われたらどうしようもないと言う被害が一番大きい。直接被害としては無言電話や脅迫状です。」

実際、光市の犯人の弁護士たちもそのような攻撃にあっている。
河野さんは奇跡的にに疑いを晴らすことができたが、一番酷い「週刊新潮」に刑事告訴も辞さないと抗議した。

河野さんは社長と編集長の写真を並べて謝罪広告を出せと要求した。
新潮側は写真は勘弁してくれと言った。
「しかしあんたのところは昭和12年に亡くなったじいさんの写真まで持ち出して、"おどろおどろしき河野家の謎"などと書いてくれているじゃないか。あんたらの写真が出てくるくらいは当たり前だ。」と河野さんは怒ったが、謝罪広告は出したけれど、社長名でなく編集部名の謝罪になっていた。「週刊新潮」が一番悪質であった。


これが、佐高さんの7月末東スポ掲載の「毒筆啓上」であります。

この佐高さんの議論はほとんどが河野義行さんの週刊新潮をはじめとしたマスコミへの批判のそのままの引用であるところが、もう1つ消化不良の議論になっています。
すなわち、「マスコミが検察の立場であるように報道を行うのは怪しからん!」
そういう一行で結論はまとまってしまいます。
しかし、松本サリン事件では、河野義行さんは警察の尋問は受けていましたが、逮捕されたわけではなくましてや起訴もされていません。光市事件「犯人」は長い裁判の間にいろいろな情報が出てきて、河野氏のように一度にレッテルが貼られてしまったわけではありません。
また、今行われているのは最高裁での審議で地裁や高裁では被告は被疑事実を認めて、判決も受けており松本サリン事件のような、検察が作り出す冤罪の問題ではありません。

「検察の立場でマスコミが報道するのは怪しからん。」というのは推定無罪の原則からそのとおりであるわけですが、たとえばホリエモン事件ではどうであったでしょうか。判決には疑問の点も後には出てきたようですが、事件とは直接関係のないフジテレビ買収や自民党支援での衆院選出馬などのシーンがいやと言うほど放送されて、ホリエモン=悪という逮捕以前の賛辞とは手のひらが帰ったような報道ではなかったでしょうか。
そしてこれはゴルゴ十三さんからのご指摘ですが、佐高さんがどういうわけだか知りませんが、植草一秀教授の「チカン容疑」の事件についてこれも検察の立場を検証するような報道はマスコミ上ではほとんどなかったわけですが、何の批判もされなかったのは不思議なことです。


光市事件については元検弁護士のつぶやきブログで一審からの推移を見ることができます。
http://www.yabelab.net/blog/040ue/041oeieoei/046oeiooeie/

村野瀬玲奈の秘書課広報室ブログにはこの裁判へのいろいろな意見のブログがリンクされています。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-311.html

こちらのブログは検察側批判派
http://d.hatena.ne.jp/kurotokage/20070624/1182692975


光市事件の犯人の弁護士を代表する安田好弘弁護士、確かに佐高さんは以前から親しく、平成10年中坊公平氏の告発によって逮捕されてしまったとき、佐高さんは安田弁護士の無実を断固として主張されました。
そのときのことも合って佐高さんとすれば安田弁護士を批判するマスコミ許すまじと言う気持ちなのでしょう。
プロレスの好きな佐高さんですが、古館伊知郎氏に対しては「マスコミ文化人筆刀両断」に取り上げるなど、久米宏と比べてそのリベラル性が落ちたと言うのが佐高さんの評価です。

佐高さんが事件の本質論に切り込まずに、マスコミ批判を河野さんと本多さんの対談の引用だけにたよるだけで、終わらせているのは少々残念なことです。


え?おまえの意見はどうなのかって?いまだ考え中です。

8/12 サンモニ動画発見(日めくり小池)

表題のとおりです。


Alladin's Cockさん(下のほう、編集あり、佐高発言と笑い声はばっちり)

http://aladdin-c.seesaa.net/article/51359491.html



こういう動画サイトもあるのですね。しかしたぶんタグは貼れないでしょう。

8月12日 サンデーモーニング

佐高信さん、今日8月12日のTBSサンデーモーニングに出演されました。

ほかに、田中秀征さん、造園家の湧井雅之さん、そして佐高さんのゼミ同窓生で毎日新聞の岸井成格さんでした。すずめ百までなんとやら さんで詳しいリポートが乗っているのですが、今回秀逸だったのは、小池百合子防衛大臣が小沢一郎民主党代表がアフガニスタンへの「テロ対策特措法案」の延長に反対していることへの批判として、


「小沢さんはカレンダーが湾岸戦争の時で止まっているのではないか」


とした発言に対して


「日めくりみたいに(政党を)変わっている人に カレンダーとまっているとは言われたくない」


といわれスタジオでは大爆笑を誘っていました。


佐高さん批判が多くなってしまった、このブログですが、さすがにこれは久しぶりの佐高ギャグクリーンヒットです。


確かに小池防衛相は日本新党、新進党、自由党、保守党、保守クラブ、自由民主党と渡り歩き、特に新進党、自由党時代は小沢側近とまで言われた人であります。

出世、ポストのための渡り歩きであると揶揄されても仕方ないでしょう。

さすが小沢さんで「筋が通っている」という評価する向きも多いですが先週、真の小沢側近の藤井元蔵相(今回参議院に返り咲き)が別の番組で、PKOの条件にかなうならばアフガニスタンに自衛隊派遣もOKと言われていたので、これは佐高さんでも認めないでしょう。

この小沢さんの発言が政治的駆け引き、政局のためのものであるかないか、注視していく必要があると思います。
(この番組については人類猫化計画 さんでも言及されています。)


さて、佐高さんと小池防衛相むかしは結構仲良かったみたいで日本新党時代に対談もしています。
それでいいのです。ある人物への評価が変わったらそのように対応する。しかしながら理由がはっきりとしない罵倒と逃亡は感心しません。
http://ameblo.jp/sataka/entry-10037935114.html
佐高、小池対談掲載「日本人の死角」

佐高 信
日本人の死角