一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ -126ページ目

佐高信さん、康夫ちゃんと一緒に川田龍平議員に忠告?

民主党が大躍進を遂げた先の参議院議員選挙、東京選挙区では薬害エイズ被害者でHIV感染を実名で公表したことで有名な川田龍平氏が当選しました。

川田氏は薬害エイズ事件での被告としての運動のほかに「人権アクティビスト」としてマイノリティの為の人権活動、反戦運動に従事されてきましたことは周知の事実です。

10年以上前には佐高さんと「さらばおまかせ民主主義」という岩波のブックレットやNHK教育の番組で対談されたような覚えがあります。

そんな川田氏に同じように参議院議員選挙で当選した新党日本の田中康夫議員が、議長選挙および議場での会話について小言のようなことを自身のサイトで発表されたことがいくつかのブログ上でも話題になりました。

副議長に関しては、白紙状態で臨んでいました。が、考え倦ねている間に、隣席の糸数慶子女史も、前席の川田龍平氏も、にゃんと、山東昭子女史の名前を記し終えているではありませんか。
 ねえねえ、抵抗感を抱かないの、川田君に尋ねると、そう言われてますから、と事も無げに答えます。1票だけ白票だと、“造反者”探しが始まりますよ、と周囲の議員に“説得”された僕は、未だ忸怩たる思いです。
 山東女史は、知らない仲ではありません。評価すべき点もあります。が、与野党が攻防を繰り広げる場なのに、大政翼賛の如き投票行為に誰も疑問を抱かぬとは。
(中略)
更には川田君が議場で後ろを振り向いて、ゴルフを教えて下さい、と横峯パパに弟子入りを申し出たのにもビックリしました。プチブル政治家に堕落したか、と「週刊金曜日」の佐高信チェンチェイに批判されちゃうよ、と茶々を入れると彼は真顔で、政治の深い話はゴルフ場で行われるんですよ、と僕を諭してくれて、いやはや、仰け反りそうになりました。
 とまれ、なれ合いの府を良識の府へと戻すべく、田中康夫が引っかき回すべき事柄はワンサカ有りそうですなぁ。
http://www.love-nippon.com/4_kikai.htm#82

死ぬのはやつらださんのブログ。
http://anarchist.seesaa.net/article/50936842.html
北海道に住む研究者の日常ブログさん
http://ameblo.jp/sakekun/entry-10043595281.html
とわいらいとぞーんからの手紙さん
http://d.hatena.ne.jp/fuzzy_space/20070826
ば○こう○ちの納得いかないコーナーさん
http://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/22a09faf2e9ecb794b3c91c09c2a2d9e


佐高さん、どういうわけだか康夫ちゃんにチェンチェイ扱い、(ちなみにチェンチェイというのはもちろん先生のことで、主として東京ペログリ日記でその人に対するおちょくりを含んで、康夫ちゃんが批判的なコンテキストでつける「敬称」です。
大学の偉い先生とか保守派によくつかわれます。

http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=RNWE,RNWE:2005-12,RNWE:ja&q=site:spa%2Efusosha%2Eco%2Ejp+%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%A4

ペログリ日記でつかわれているのは北川正恭チェンチェイ、猪瀬直樹チェンチェイ、小坂憲次チェンチェイ、世耕弘成チェンチェイなど、あれ康夫ちゃんは佐高さんを彼らと同種の人間と見なすようになったのかな?と思い佐高信さんの反応に注目していましたところ、早速先週の週刊金曜日の編集後記「金曜日から」で佐高さんは答えました。

▼8月9日付の『日刊ゲンダイ』に田中康夫がこんなコラムを書いている。題して「おかしな、おかしな参議院のこの光景」。議長および副議長選挙についての違和感を吐露した田中は、こうつづける。

「更には川田(龍平)君が議場で後ろを振り向いて、ゴルフを教えて下さい、と横峯パパに弟子入りを申し出たのにもビックリしました。プチブル政治家に堕落したか、と『週刊金曜日』の佐高信チェンチェイに批判されちゃうよ、と茶々を入れると、彼は真顔で、政治の深い話はゴルフ場で行われるんですよ、と僕を諭してくれて、いやはや、仰け反りそうになりました」

 これが事実とすれば、ゴルフをやらない私は「政治の深い話」を知らないことになる。

 一般に、政党や組織から離れることが「正しさ」や「清さ」の証明と思っている人がいるが、私はそれには賛成できない。背負うべき荷物を外して旅に出かけるような気がするからである。ちなみに、私がゴルフをやらないのは、プチブル云々ではなく、時間がないからに過ぎない。(佐高信)
http://www.kinyobi.co.jp/KTools/kin_pt?v=vol667


佐高さん、康夫議員のチェンチェイ扱いは不問に処すようです。(笑い)しかしながら川田議員のゴルフ談義にはやっぱりやんわりと忠告。
そして問題は次からです。「政党や組織から離れることが『正しさ』や『清さ』の証明と思っている人がいるが、私はそれには賛成できない。」
これはどういった意味なのでしょうか。無所属で東京選挙区で出馬した川田議員に対しての批判なのでしょうか?
 たしかに今回の参院選では佐高さんは東京で社民党の杉浦ひとみ候補、大阪で服部亮一候補、沖縄で比例区の山内徳信さんの応援者として駆け回られました。以前からの社民党支持を鮮明にしています。東京では杉浦候補と川田氏は戦ったわけですから、無党派層を取り込むことに成功した川田氏に対しては複雑な思いであるのかもしれません。
ここで指摘したいのは、佐高さんは滋賀県知事選での無党派知事、嘉田由紀子さんのことは高く評価されていたことです。(嘉田知事はまるっきり無党派というわけでもなく全党派に支持、推薦依頼をしたと聞きましたが)
 そして、最近は作家の宮本輝氏のことを「主人(学会)持ちの作家、ブローカー」として罵倒されていたことも思い出されます。
 これらの佐高さんの姿勢と今回の言葉は整合性を持つものではありません。ちょっと困惑させられるような言葉ですね。

私の川田龍平議員についての印象を述べますと、絽の紋付袴の和装で最初の登院をされたところなどは「なかなかの政治家だな。」と思いました。議員で和服となるとツルネン・マルテイ氏か靖国参拝のときの小泉前首相しか覚えがありません。つまり左翼が批判的になってやまないナショナリズムを当然意識するということになります。
一見マイノリティ擁護で左翼的に見える川田氏ですが、これは意外としたたかに伸びていくのかもしれないと思いました。無党派の強みというのがここで出てくるかもしれません。
ゴルフ云々での話は別にいいじゃないかとも思います。康夫氏のブログに書いてあることが事実であるとしても、どちらかといえば清く正しく美しいふりをしている人間よりも、その俗物性を表現できる人のほうが何か正直のようにおもいます。(だいたい、田中康夫氏がそうであったではありませんか)

川田議員、久喜市議会議員のいのまた和雄さんによれば、件の言葉は「冗談、雑談」のたぐいで、「言葉は恐い」という感想を持たれたようですね。
http://tomoni.blog.ocn.ne.jp/blog/2007/08/post_9644.html

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佐高信の「異議ありの思想」ザ・ベスト連載 「年金問題の核心を突く」

皆さんは ザ・ベストという雑誌をご存知でしょうか?この雑誌で佐高信さんは「佐高信の異議ありの思想」という連載を持っています。
佐高追っかけブログを自称しておきながら申し訳ないのですが、この雑誌だけはチェックしていません。理由はおわかりだと思います(苦笑)

ザ・ベスト10月号

http://www.kk-bestsellers.com/mens/thebest/index.htm


少々高価だし、もって帰っても処分に困りますよね。

ずっと昔はこんな雑誌ではなく、サラリーマンのハウトゥ記事が多かったと思うのですが、今ではすっかりエロ本となってしまいました。
しかしながら佐高氏の他にも森永卓郎氏や村上龍氏の連載があり、今月は小松左京氏の記事が載ったそうで、硬派の記事の充実も図ってはいるようです。
昨年佐高さんのこの連載が単行本化されました。



おそらくは佐高信氏のファンで東京スポーツやこの雑誌を読んでいる人は少ないと思います。福島瑞穂社民党代表などは海渡弁護士との結婚後、弁護士の所有していたエロビデオを全部捨てたらしいですから。(それを佐高さんは怒ったのですが)

Guitarbudda's diaryさんのブログ によると最新号では年金問題の核心を突くと銘打った記事を佐高さんは書かれたようです。

消えた年金問題はまさしく“国家ぐるみの振り込め詐欺”である。そんな詐欺行為にあっさり騙されたお人よしの国民にも責任がある。

私は 「正直であればいい」 という考えが一番腹立つんだよね、素直であるとか。要するに正直さを美徳にして、振り込め詐欺を見抜けなかった人でしょ。正直や素直というのが、政府が悪事を働きやすい環境、温床にもなった原因でもあるんじゃないの。国民が正直だからひっかかるとも言えるよな。
そもそも正直というか素直というかね、そういうものを美徳にする国民でなければ、美しい国なんてバカなことを言う人が首相になんてならないよ。だから騙した政治家の責任も追及されると同時に騙されることの責任というのも自覚しないと、何度でも騙されてしまう。正直や素直はもちろん宝だよ、ただし相手が善人である場合に限ってね。でも相手が悪人である場合には正直は最低の宝になる。


 まず、最近の年金の5000万人分不明問題、佐高さんの反応があまりないと思っていましたが、こう斬っていたとは。
こうまで言うなら、きっと「騙されていない」はずの佐高さん自身は教員時の共済年金、現代ビジョン所属時の厚生年金はともかく、国民年金は当然加入していなかったのでしょう。さすがです。まさかそれまで払ったと思われる共済、厚生年金ほしさに国民年金を払ったとは思えませんから(笑い)
あと2、3年で佐高さんも年金支給年齢ですが、きっと働きつづけるでしょう。


そして、「正直論」これは大筋で魯迅の「フェアプレイ時期尚早論」と同じです。以前に佐高さんは「フェアプレイ」は相手がフェアかどうかを見極めてからはじめても遅くはない。まず相手、特に権力側がフェアである場合は少ない。
 Gryphonさんが言われるような相手にフェアプレイを要求しないという思想とは違います。その辺が誤解を受けるところですね。なかなか良い佐高さんの説明であったと思います。
 と、書いていたらプレ五輪野球で優勝した全日本チームの星野監督が中国の選手と審判のアンフェアに怒っていました。(ファーストベイスマンがランナーの手を踏みつけたのにも走塁妨害判定せず)
 こういう場合はどうしようもないですね。こっちもアンフェアになるわけにはいかないし。


佐高 信
小泉よ日本を潰す気か!―佐高信の「異議あり!」の思想〈1〉

ザ・ベスト MAGAZINE (マガジン) 2007年 10月号 [雑誌]

安倍改造内閣発足について、佐高信さんのコメント「自己責任棚上げ内閣」

 参院選の結果を見ても、国民は安倍首相の退陣以外は望んでいない。

派閥領袖クラスを入れて「お友達内閣」を脱したような化粧を施しても、地肌は同じ。勝手に自分たちで"改革"が支持されていると決め付け、責任は自分以外にあると考えている「自己責任棚上げ内閣」だ。安倍首相をあれだけ批判していた舛添要一氏までが、のこのこと入った。責任感覚の鈍磨、与党の末期症状が表れている。


                                共同系新聞 2007年8月28日

佐高信氏と西村正雄氏について。(西村氏はそんなに偉い人物か?)



故西村正雄氏 、安倍晋三首相の叔父であり父の安倍晋太郎氏とは異父弟の関係であったらしいのですが、旧日本興業銀行(現在みずほフィナンシャルグループ)の元頭取で興銀、第一勧銀、富士銀の三社合併後のみずほフィナンシャルグループで最高経営責任者となりましたが2002年の大規模システム障害の責任を取って退任されて、名誉顧問になりましたが昨年の8月に死去されています。


 この西村氏ですが尾上縫事件では給料を返上したこともあり、高杉良氏の小説、「銀行大統合」でモデルとなり英雄的に描かれたことも有名な話でしょう。

 佐高信さんは兄貴分の高杉良氏を通じて面識があり、「政経外科」でも高杉さんの別荘で高杉さんと三人であい意気投合されたことがあったことを書かれています。


 閑居堂さんのブログにあるように、今回407回目の「政経外科」で西村氏から昨年手紙をもらい、甥の安倍晋三首相を叱責されていたことが書かれています。

http://blog.so-net.ne.jp/bookend/2007-08-22-2

《「10年早い」と叔父が危惧した安倍総理の未熟》
「バンカーには珍しく『噂の真相』のような危うい雑誌を読み、歯に衣着せぬ物言いをする人だった」


「小泉の靖国参拝に反対で、竹中平蔵を茶坊主と断罪していた」


「異父兄の安倍晋太郎に晋三を託されたと思っていたのか、この甥のことを本当に心配していた」


「手紙の中で《晋三に関しても、かねがね「直言する人を大事にしろ」と言っておりますので、厳しく批判して頂きたいと存じます。私にまで「次期総理候補確実ですね」などとお世辞を言う人もおりますが、その都度「未だ10年早い」と答えています。小泉離れとネオコン的体質からの脱皮が総理になる条件です。然し、『文藝春秋』の(2005年)5月号で彼を総理候補に挙げている人が圧倒的に多く、このような世間の風潮には危惧を感じざるを得ません。》


「もちろん、自らの能力不足を自覚せず、その気になった当人が一番悪いのだが、(小略)私は小泉の責任を見逃してはならないと思う。安倍を官房長官に抜擢し、自分の後継者にした小泉の責任は問われるべき」


同じような話は有名ブログお玉おばさんでもわかる政治の話でも、昨年の5月に、野中さんが松田賢哉氏のインタビューに答えて西村さんの安倍首相評を引かれたことが書かれています。
http://otama.livedoor.biz/archives/50748051.html


そして森田実さんも2005年当時西村さんの日中関係に対しての小泉首相への批判を言及しています。

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02264.HTML

たしかに市場原理主義に迎合する財界人が多い中で、身内ゆえの言い安さがあるとはいえ時の総理にこれだけ批判的な意見を言う人はほとんどおりません。
いや、憲法9条に関しては品川正治さんもいますか。

しかし、西村正雄さんはみずほフィナンシャルグループ発足前の最後の日本興業銀行頭取であったわけですが、その幹部時代にはどんなことがあったでしょうか。主に報道されたものを引きます。



尾上縫事件への関与?

尾上縫事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BE%E4%B8%8A%E7%B8%AB


尾上縫に夫婦で会ってとてつもない額の融資を決めたのは当時の黒沢洋頭取であったと言われ、その部下が西村正雄副頭取(常務取締役)であった。
宮崎哲弥さんの取材によると尾上縫に対する融資に西村副頭取も全国の営業部を取り仕切る常務として関与していたのではないかということが噂されている。少なくとも責任を免れる地位にいたのではない。
2003年2月号「論座」の宮崎さんの連載「網だなクラブ」にそういう記述があります。


そごうへの情実融資問題

そごうの破綻
http://www.fcn.co.jp/kr/fa0010.html


2000年に民事再生法により、破綻が明らかになったデパートのそごう、その破綻の原因は水島社長のデベロッパー的な開発による店舗拡大路線が、バブルの崩壊により巨額の債権が発生したことだと言われています。水島氏自身が興銀出身なのですが、週刊ポストの2000年8月号によると、当時の興銀西村頭取とそごうの水島社長の関係は特に深かったらしいのです。
(これは訂正の必要がありました。代々の興銀そごう担当者は、大先輩が社長(会長)であるということもあって、水島氏にはほとんど諫言をすることができなかったようです。この関係をドライにしたのが西村頭取でした。)
西村さんは1995年のそごう錦糸町店の新規出店にあたって110億円という巨額を融資しました。
水島そごう社長は「俺が担保だ」と豪語したらしいです。
しかし西村さんが頭取になって4年目の1999年、不良債権に苦しむ興銀は国から6000億円の税金注入を受け、不良債権処理を進めました。
このとき(2000年7月)国会で参考人質問を受けた西村さんはそごうが「94年には債務超過であることを知っていた。」と証言したようなのですね。
水島社長が隠していたと言うことはありますが、西村さんがそごうに110億円の融資をしたということは「情実融資」と見なされてしまう。とこの記事はまとめており、それが問題化しなかった理由の1つは西村氏と当時の内閣官房副長官安倍晋三氏との血縁関係が噂される、といいます。

(そごう倒産に関する本をチェックしますと、当時仕掛かり開発であったそごう錦糸町店を止めるのは難しかったが、西村氏はそうではないまったくのそごうの新店の開発は阻止する意向だったらしいです。情実融資はこの週刊ポスト記者の勇み足報道のようでした。しかしながら興銀はそごうの倒産であれだけの債権放棄をしたのに経営者は何も責任を問われなかったわけで、そこが問題であるという人が多いです。)



朝日新聞山田厚史記者バンコク飛ばし事件



2005年の6月2日号の「週刊文春」によると1999年12月22日みずほファイナンシャルグループの事業戦略発表記者会見が開かれ、翌日の朝日新聞の紙面に、山田厚史編集員の署名入り記事「『コメ銀行』脱却できるか」が掲載されました。この中で山田記者は三行の頭取・副頭取から横滑りしてきた新しい経営陣に対して、「有能な人たちだが、護送船団時代に活躍し、経営失敗の一例を担った人たちだ」と厳しく評しました。
 これに興銀頭取から横滑りしてきた西村正雄氏の怒りが爆発し、「朝日が主催する東京国際マラソンの協賛をボイコットする」と朝日の箱島社長に抗議しました。驚いた箱島社長はさっそく詫び状を出し、山田記者は2年8ケ月もバンコクの支局に左遷されたそうです。
Mynews Japan
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=288&e=2#estimate

これは朝日も批判されて当然ですが、西村頭取ももちろんあんまりなことです。
「噂の真相」にも目を通す気さくな頭取のもう1つの面がわかろうと言うものです。佐高さんと週刊金曜日で連載を持っている山田記者は竹中路線をめぐって論敵の関係ですが佐高さんはこういうことを黙殺してほしくはありません。


総理に物申す一言居士の元バンカーと言う一面と、あのワンマン水島社長も出し抜いてしまうダーティなワルというもう1つの面を感じ取れるのではないでしょうか。サタカ流に言うとダーティなハトですね。


さて余談となりますが、バブル時代のつけで公的資金を導入された銀行幹部に対して多額の退職金が払われる場合が多かったのですが、そのとき佐高信さんは誰よりも過激にこの退職金問題を批判しました。「バブルの責任も取ってないのに、税金を投入されながら多額の退職金を得るとは何事か!」と。

ここで江上剛さんの平成19年5月28日付け  日刊ゲンダイのコラムから転載します。


みずほフィナンシャルグループ(以下みずほF)では、経営統合時の三CEO(杉田力之氏、山本恵朗氏、故西村正雄氏)への退職金支払いを決めたようだ。みずほFは、2002年に未曾有のオンライン事故を起こした。その責任をとって三氏は辞任し、退職金の支給が凍結された。みずほFは公的資金を完済したので支給しない理由がなくなったと説明している。
 果たしてそうだろうか。まだ法人税も支払わない半人前の状態での退職金支払いは、身内に甘いとのそしりを受けるだろう。またその支給は、みずほFの株主総会で、多くの株主の批判に晒された上で決定されるのかと思っていた。ところが傘下のみずほ銀行、みずほコーポレート銀行の株主総会で決めると言う。この二行の株主はみずほFのみであり、これではお手盛りの極みだ。
 そもそも経営責任を取り、引責辞任した経営者にどうして退職金を支払うのか。旧第一勧銀では総会屋事件に連座して逮捕された役員には退職金を支給していないはずだ。彼らも逮捕されたという一点を除けば、それまで役員として大きな責任を果たして来た。引責辞任と逮捕による辞任とは、同列に論じられないと言われるかもしれないが、今日、みずほFがあるのは彼らが大きな犠牲を払ったからだ。引責辞任しても時が経てば、その責任が消え、退職金支給の要件を果たすのであれば、もはや罪を償った彼らにも退職金を支給すべきだという議論が成り立つだろう。
引責辞任をした理由は、自らの失政で多くの消費者に迷惑をかけたからだ。その事実は消えることはない。三氏とも素晴らしい方であり、退職金を支給したいのは理解できる。しかし彼らに免罪符を与えるのは消費者ではないだろうか。低金利、高い手数料などで銀行は収益の消費者への還元が十分ではない。勝手に銀行都合で免罪符を渡すのは、多くの消費者の気持ちを逆なでする行為だ。

(関連)

2007/5/23 みずほフィナンシャルグループ は2007年5月22日、グループの統合を決めた旧第一勧業、富士、日本興業の元頭取に対して退職慰労金を支払う方針を明らかにした。5月23日にテレビや新聞各紙が報じた。みずほFGの前田晃伸社長は22日の記者会見で、「3行の統合を決断した3人の最高経営責任者の功績を高く評価している」と説明した。公的資金を完済し、退職金を支払う環境が整ったことも理由にあげた。
退職金を支払うのは、杉田力之氏(旧第一勧業)、山本恵朗氏(旧富士)、西村正雄氏(旧日本興業)で、西村氏は昨夏亡くなっており退職金は遺族に支払う。6月の株主総会の承認を得て支給する。金額は明らかにしていない。
http://www.j-cast.com/2007/05/23007836.html


まるで佐高信さんが書いたような正論です(笑い)佐高さんは日刊ゲンダイにウサンクサイ江上剛さんが連載をしているのも気に喰わないらしいです。しかしながら佐高さんはこのみずほフィナンシャルグループの3相談役の退職金問題に付いて語ったことはありません。
西村さん、そして彼を英雄的に描く高杉良さんへの遠慮なのだとは思いたくないのですが。
ぜひ佐高信さんには江上も言うべきときは良いことを言うと言ってほしいのものです。江上さんといえば高杉さん、佐高さんが批判してやまない木村剛氏とは盟友関係であることは以前にエントリーしました。



君、殺したもうことなかれ、憲法行脚の会出版第2弾

佐高信氏が呼びかけ人の一人である、憲法行脚行脚の会から「戦争で得たものは憲法だけだ」につづいてエッセイ集が発行されています。


落合 恵子, 佐高 信
君、殺したまうことなかれ―憲法行脚の思想2

佐高さんが担当されているのは「城山三郎の思想」のようで今までの出た城山追悼集とダブっているのが残念なところです。

「戦争で得たものは憲法だけだ」澤地久枝、

「安倍晋三とナショナリズム」姜 尚中・香山リカ、

「高橋哲哉が語る靖国神社」、

「自衛隊はどこへ行くのか」小池清彦・斎藤貴男、

「土井たか子が語る原爆の図丸木美術館」


あと、表紙を見ますと白川勝彦さんも執筆陣に加わっているようですね。




落合 恵子, 佐高 信
戦争で得たものは憲法だけだ―憲法行脚の思想