続・英語の散歩道(その26)-中学の同窓会と「冠詞」・「数量表現」 | 流離の翻訳者 青春のノスタルジア

流離の翻訳者 青春のノスタルジア

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴17年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

京都旅行と前後して2つのイベントをこなした。一つは父の一周忌、もう一つは中学3年時の同窓会である。

 

父の一周忌は母や弟の家族と市内の寺院にて済ませた。翻訳者となった姿を父に見せられなかったことが悔やまれた。

 

 

中学3年時の同窓会は、マスコミ勤務の同級生Fが幹事だった。Fは中学の生徒会で書記を務めた男で小倉高校から九大・法学部へ進み、卒業後は大手新聞社に勤務していた。

 

私はFを小学校の頃から知っていた。頭脳では親友のJと張り合っていたが、人望や男らしさの面で明らかに劣った。まあ陰でいじめなどもする奴だった。なおJについては「北からの使者」や「六月の冷たい雨」に記載している。

 

 

中学3年時の同窓会に参加したのは随分と久しぶりだった。会場は市内の「小倉飯店」だった。飲み会は昼から始まったが、大方の予想通り、担任の暴力教師(笑)のS先生は一次会で早々とでき上った。同級生たちは喫茶店で喋ってからカラオケへ。カラオケが終わった時点でお開きにする予定だった。

 

なお、中学3年時の担任のS先生については「遅刻撲滅運動と全体リレー」にそのお人柄などについて記載している。

 

 

そのときFが「もう一軒行こう!」と誘ってきた。「まあいいか」と考え付き合うことにした。当時、市・水道局の冊子「水道事業の概要」の中規模英訳に取り組んでいたが納期は迫っておらず時間的に余裕があった。

 

はっきり言ってFは酒癖が悪い、というより酒乱だった。やたら私に絡んできた。最初は黙って聞いていたが「多額の国税を投入した大学を卒業したんなら翻訳などやらずもっとまともな仕事をやれ!」などと言い始めた瞬間、Fを思いっきり殴っていた。「たかがマスコミが何を偉そうに!お前は大蔵省か!?」と吐き捨てるように言って代金を払って飲み屋を出た。

 

その場ではスッキリしたが後味が悪かった。翌日、担任のS先生や同級生にFとの経緯を相談してみた。その結果、Fがそれまでも酒の上で同級生とトラブルを起こしていることを知った。「なんでそんな奴に幹事なんかさせるんだ!」と思った。

 

 

Fとの確執は以後も続いた。それから2年後の2010年秋、同窓会の幹事を私と同級生の女子のペアで行うことになった。その同窓会の席上で担任のS先生が酔いつぶれる前、先生の眼前でFは同級生の全員から吊るし上げられることになった。まあ当然の報いであった。

 

 

英語に関して言えば2008年秋くらいから2つのことに悩まされていた。一つは冠詞の使い方、もう一つは技術英語における数量や単位などの表現である。

 

冠詞は「前置詞3年、冠詞8年」と言われるほど難解であり、以前から理論的に学ばなければと思っていた。また、数量や単位などの表現についてはS社からの工業・技術の案件で正確な知識を得る必要があった。これらに関して、当時読み始めた書籍は以下の通りである。

 

①冠詞について

・「英語の冠詞ドリル」(椎名照雄著/ジャパンタイムズ)

・「わかりやすい英語冠詞講義」(石田秀雄著/大修館書店)

 

②数量などの表現について

・「基礎からわかる数量と単位の英語」(銀林浩・銀林純/日興企画)

・「基礎からわかる数・数式と図形の英語」(銀林浩・銀林純/日興企画)