さすらいびとの徒然漂流記 -6ページ目

さすらいびとの徒然漂流記

ふらふら漂流するさすらいびとのように,色々な話題についてお気楽極楽,徒然なるままに…

ビッグデータはいわゆるバブルのようなものに感じる。

データという有限のものを無限であるかのように考えあるいは扱っている。
 

プロセッサの処理速度は向上し,AIのアルゴリズムも改善が進み,

どんどんと消費速度は上がっていく。
 

一方で,データ作成・生成は違う。
ストレージや通信のコストは下がったことで,データ化する障壁が下がり,

文章から画像,そして動画と素材となるデータは量も種類も増加した。

また,インターネットへの参加者増というスケールで補うことや,

レガシーな情報をデータ化・デジタル化することでデータを増やすことはやっていた。

 

しかし,これらは一時的なものでしかない。
もちろん,ネット利用者の多くが最も多くデータを生み出す人と同じぐらいまで,

データ生成量が増やすことができれば,全体として今よりもデータ作成速度が上がるだろう。

しかし,それが達成できたとしても,おそらくは現在の消費速度,そして,

まだ改善される将来の消費速度には叶わないだろう。

 

実際,今までのような「力技」によるAIモデルの質の向上は望めなくなっているとの話が出てきている。

また,合成データを使うことの問題も明らかになるなど,限界に近づいてきている。

ビッグデータバブル,ひいてはAI改善バブルは終焉を迎え,かつてのようにAIの改善・進化に時間のかかる時代が到来しつつあるのかもしれない。

一番近いMOVIXが今月末で閉館。

契約切れで更新しないってことらしい。

すでにイベント上映に移行していておそらくこれが最後。

 

観客は15人ぐらい。

 

何故かいろいろな人の夢に出てくるが,何もせずに居るだけという男,ポールの話。

最初は人気になるが,襲いかかる夢に変わると嫌がらせを受け,遂には襲われることに。

最後は夢を見なくなり,ポールは自分のことを本にするというもの。

 

傷害事件を起こしてどうなったのかよくわからなかった。

あと,突然,夢に登場できるグッズの話とか出てきてちょっと困惑。

観客は2割ぐらい。

 

北極の超科学で隠された都市に住む超人のサンタがクリスマス・イブに魔女グリラに誘拐される話。

サンタ、魔女グリラ、クランプス、悪い子リスト、スノーマンなど,クリスマスネタが色々と登場。

最終的に救出して無事にプレゼントを配り,サンタを信じてなかった男が子供心を取り戻して終わり。

 

まあこんなものかな。

 

レッドワン アーカイブ - 深掘りシネマ

このサイトで紹介されている話(登場人物の元ネタなど)を見るともっと面白くなるかも。

何故,AIってコンピュータサイエンス,つまりは応用数学でしょって感じ。

 

Press release: The Nobel Prize in Physics 2024 - NobelPrize.org

 

彼らの成果は何らかの大きな賞を受賞するに値するものだってのは異論がないけど,「物理学」って言われるとねぇ。

 

どっちも,物理学のツール,つまり「数学」を使ったってことでしょ?

でもって,AIという「応用数学」に適用して目覚ましい成果を上げたと。

う~ん,どう見ても物理学じゃないって思うけど。

これって,昨今のAIブームに乗らねばっていうことで無理やり理屈こねて受賞させた感がすごくある。

更に,気になるのはこれを押し除けるほどの物理学の成果がなかったということなんだろうか。

 

ノーベル物理学賞って理論は実際に観測されないと受賞されない(まあ,理論は証明されないと

ダメだから仕方ないけど。だからEinsteinも受賞できたのは光量子仮説のみで相対論での受賞は出来なかった,つまり,亡くなるまでに観測が間に合わなかった)んだけど,身近なネタがなくなり,宇宙論や量子論のディープなものばかりとなって,だんだんと画期的な理論が出てもなかなか「検証」には至らないものが多くなっている,つまりは,物理学は行き詰っているってことなんだろうか。

宇宙論とかも今までメジャーだったものが否定的な観測結果が出たりしてるけど,代替となる理論は出つつも,新しい理論はどれもまだ検証までに至らずって感じみたいだし。

素粒子論とかも,だんだんとエネルギー量がデカくなって,検証(生成?)するためのcolliderを作るのが厳しくなっているし。

 

基礎研究は予算獲得も大変そうだけど,元物理屋さんとしては,AI研究に負けずに頑張ってもらいたいところ。

以下の記事を読んでちょっと目から鱗に。

少子高齢化の話とロボットやAIによる自動化で仕事が奪われるという話を無意識的に関連付けてなかった。
確かに,少子高齢化のデメリットをロボットやAIで補えば,当面は問題なく行けるのではという気がする。
また,デメリットの多い人口の多い国々よりも,労働力不足の日本はよりロボット化やAI化を加速させる可能性がある。
 
兵器や戦争については日本は微妙なところかな。
将来,映画Terminatorのような世界が再現されるかは気になるところだけど,Skynetは自分を止めようとした人類に核兵器を使ったって設定だから,Isaac AsimovのThree Laws of RoboticsをAIにも適用すればよい気がする。
まあ,Three Lawsはロボットの判断に対する原則だから,実質的にはAIに対する原則といえるけど。
 
AIの怖さってことでは,地球環境保護についてのAIは絶対にNGだね。
だって,人類排除の判断を出す可能性がめちゃくちゃ高いだろうし。