リブログ記事【Books】関連して?チェザーレ・ボルジア
コロナ自粛を機に、塩野さんを読み始めて背景知識で、歴史関連Youtubeなんかも見るようになり、"狡猾、残忍、野心丸出し、悪の権化"みたいに言われてる、チェザーレ・ボルジアに興味を持ち、塩野さんの作品の一つ、「チェザーレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」を読んでみました。思ったほど、残酷でも狡猾でもない感じ(笑)。教皇アレクサンドル6世の庶子として、自分の力はもちろん、親の七光も十二分に活用!もっと人間的な側面が描かれるのかと思いきや、戦争や交渉ごとの記載が中心な感じではありました。塩野さんの初期の作品のせいか、ぎこちない気がした。しかーし、個人的には(「コンスタンティノープルの陥落」の陥落後のように)登場人物のその後やチェザーレの勢いが落ちてからの部分がグッとくる感じでした。また、イタリア統一を狙って征服していく公国の中で、ウルビーノというところがあるんですが、そこ貴族の子弟を預かって教育したり、大きな図書館を作って各国の本を買い集めたり、学者に写本に行かせたり、軍事で街を守ろうとする他の公国とは、やり方が違っていて興味を持ちました。実際学者や文化人が集まり、ルネサンスの先駆けとなったようです。何か日本語で読める本をどなたかご存知でしたら、教えてください。チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 (新潮文庫)Amazon(アマゾン)1〜2,138円ロレンツォ・デ・メディチ暗殺―中世イタリア史を覆す「モンテフェルトロの陰謀」Amazon(アマゾン)1,100〜8,844円↑これも面白そう。ヴェネツィア共和国もなんだか強くて面白そうなんで、海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年(上)―塩野七生ルネサンス著作集4―Amazon(アマゾン)1,529円これも読んでみたい。ちなみに…カラスの教科書 (講談社文庫)Amazon(アマゾン)253〜4,740円なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉Amazon(アマゾン)1,800〜7,668円これらも並行読みして良かったので、またレポートします。