数年前に小学生時代からの夢だった

スペイン・バルセロナのガウディ作品を見に行くべく、

スペインに行きました。

その前までは

「スペインは(研究していた)ペルーを侵略した国だしなぁ。

ウィーンとか好きな私には、バカ明るくて合わないかも…?」

なーんて思っていたのですが、

最近アメリカ大陸には近づかないようにしているので

(そう、留学でひどい目にあったから!です)、

この機会にヨーロッパを制覇しよう!と思い、

また、高校時代私が研究をやろうと思ったきっかけを作ってくれた世界史の先生が「(スペイン)アルハンブラ宮殿と(ギリシャ)パルテノン神殿は絶対行っとけ!」って言ってたなぁ、、、と思い出し、

完全に【ついで】でグラナダのアルハンブラ宮殿を観光の一航路に入れた訳なんですが!

やばい…ヨーロッパで一番気に入ってしまった!

仕事があったなら、移住したい(ないだろう、さすがに)。

アルハンブラ宮殿はもちろんよかったのですが、それはまた今度。

行く前と後に読んだ↓

 

 

もうね、名作!です。読むしかありません!(笑)

読んだら→アルハンブラ宮殿直行です。(爆)

宮殿も良いんですが、グラナダの町も人も良いんですよね。

ちなみに私は旅行で必ずアイスクリームを食べてるんですが、

今のところ…私の”世界一!”はグラナダにあるお店の

アイスクリームです。(笑)

さて、そのアルハンブラ宮殿が栄えていた頃は

レコンキスタ前でイスラム教徒がスペインを支配していた時代。

それに興味を持ち、何冊か本を読んでいます。

 

これね、子供用なんですが、切ないんですよ。

大人にもおすすめです。

私はスペイン語版も買ってしまいましたが、

能力が足りなくて只今とん挫しております(泣)。

でも、内容は本当に素敵で、じんと来るし、

今の世界にも共通の問題提起がされています。

ま、この時代の話、早い話がないんですよ、なかなか。

あっても4千円、5千円。

研究者や大学のゼミでもないのに、いきなりその価格帯かい!

…という感じで、

今回は電子書籍(基本的に紙ベースのほうが好きなので)

仕方なく…手を出しました(笑)。

 

…って、歴史の本やないんかーい!

しかも、飲めないし。苦笑

あ、気を取り直して…

 

これはグラナダ含めたアンダルシア地方の歴史を概観するのに

良かったです。フランスやイタリアとかヨーロッパ全体の関係、オスマン帝国との関係なども入ってくるので、youtubeで歴史ものを補足として見ながら読み進めました。

しかし…なかなか日本語ではピンポイントで、

この時代の歴史を説明する本はないんですよねぇ。

どなたか知っていたら、教えて下さい。

 

【蛇足】

 

これはいくつかの論文が集まって編集されてるんですが、

最後の一つかな?イスラム統治時代とレコンキスタ後の灌漑の方法の違いがかいてあって、面白かったです。

宗教が規制する部分て、いろんな面で大きかったんだなぁ。

ペルーの考古学をやっていた時に灌漑の話が出てきたことがあって、それに関連して”灌漑施設がアラブのやり方と関連”みたいな

論文を読んだことがあったので、それを思い出し、

あ!ここか!!!と思いました。