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15May
- 検査
  教育センターで長男が検査（WISC)を受けた。1時間20分ほど。結果は1カ月ほどあとになる。年中の時の検査より細かく出るはずなので、結果と今後の方針を、塾や学校とシェアする。もし彼が境界域にあったら、そもそも中受すべきかを話し合う、つもりだけど、続けると言うだろうと思う。集団塾がオーバースペックなら、個別で過去問を中心に見てもらうのもあり。その日、図書館に行って、子供の本を借りようと児童書の文庫スペースに行くと、赤毛のアンの新装版があった、カバーイラストは今風なのに村岡花子訳なんだ。十数年も前、原書をオーディオブックで聞いてた時、私幸せだったなあ。グレンクローズがマリラ役をやったドラマシリーズ、もう一回見たいのにどうしても見つけられないんだよなあ。とか思っているうちに強い多幸感に見舞われた。忘れてたけど、私の好きなことはこういうことだ。もし彼の数字がはっきりと出たら、私は私の好きなことをしよう。もちろん彼のためにできることは全力でする、しかしそれは難問を解けるようにすることじゃない、クラスや偏差値を上げることでもない。そしてそれとは別に私は私でやりたかったことをする。
- 下位の成績
  オンライン英語で、応用言語学の教授という人と話した。今は東南アジアで研究しているという。会話の終盤、聞かずにはいられなかった。「何千人もの生徒を見てきたであろうあなたに聞くけれど、長男が勉強が得意でなく、塾の下位10-25%である。彼が非常に努力しているのを知っているので、自分は口では励ますようなことを言うが、そのとき、どうしても…失望の感情が表情に出てしまっていると思う、そしてそれを彼は気づいている、と思う。親として何ができるだろう」と言うと、「息子は海外で高校まで過ごしたが、スポーツに夢中になる一方で、まあ勉強しなかった。でも自分は成績表を見ても何も言わなかった。いま思うとかなり下のほうだったなあ笑」「それは…正直、disappointing、ではなかったですか？」「全く。だって、自分と同じようになってほしいわけではないから。自分のロボットになってほしいわけではないから。彼は彼の人生を生きればいい」彼が朗らかに「全く（Not at all）」と言ったあたりから、泣いてしまった。わかってる、わかってるんですよ。でも苦しくてしょうがないんです。
02May
- 若い人たち
  オンライン英語で、20－30代くらいの若い日本人講師から話をきくことがある。自分は親なので、彼らの成育歴において、親がどのように接してきたか（高圧的？支援的？それとも無関心？）、それがどう彼らに影響を与えたか、聞いてしまう。なかでも特に印象的だったのが①四国の大学一年生。実家を出て現在独り暮らし。オンラインゲームとプログラミングが好きで、ゲームを自作する際のチュートリアルが英語だったりで英語ができるようになった。両親ともに中卒で兄弟はいない。親は自分の進路には関心なかったんじゃないかな。進路については学校の先生も多少教えてくれたが、主に自分でネットで情報を集めた。（追記すると、この子の英語運用能力は、完全に国内環境のみかつ独学にもかかわらず、非常に高かった、こういう子が20人に1人くらいいる）②九州で、野球に12年間打ち込み、スポーツ推薦で入った強豪校では宿題をする間もないほど練習に明け暮れたが、海外で働きたいという思いから高2で猛勉強、英検3級から始め、4か月後に準1を取った（そのあまりの勉強ぶりに周りの友達も影響されて英語を勉強、のちに海外に行くようになるほど）。海外に行くという決断に対し親からの精神的・経済的なサポートは一切なかった、数か月猛烈に働いて資金をため自分で手続、渡航し、ビジネスをしている19歳。③公立中高一貫→高2のとき英語を真剣に勉強し始める。自分の学年では自分ともう一人だけ海外に進んだ。まわりはみな日本の大学受験に向けて勉強してたけど、自分は「受験のための勉強」にモチベーションがわかなかった。自分でエージェントから情報を集め判断した。中学ではあまり素行はよくなかったが、高校で海外進学を考えてからはgpaが最も重要なので素行をよくした。進路について、父はいいんじゃないという感じだったけど母は文句を言っていた、世界ランクでは日本の大学より下だから。大学では心理学を専攻している。彼らは、海外に出るという人生におけるまあまあ大きな選択を行ってきたわけだが、そのハンドルを切るときに（当たり前だが）自分で決断している。親は「最初は心配して反対していたが、今は（何を言っても聞かないとわかっているので）応援してくれている」という程度のかかわり。（③の彼には、「あなたに影響を与えた周りの大人は、先生でも親でも、誰かいないの？」と食い下がるも、「うーん…考えてみたけど…いない。自分に影響を与えた大人はいない、と思う」とあえなく言われてしまった）そういう進路を取ったのが、周囲で自分だけ（場合によっては学年で一人とか）という場合もあるが、(マイノリティであることが）寂しくなかったの？と聞いても、「え、そんなことないよ」と言われてしまう、、そして、誰一人として「親がこうしてくれなかったから、自分は今こういう状態にある」とか言ってない。この子たちは、ある年齢に達し（なぜか17歳/高2と言う子が多い！）、自分がしたいことや興味がセットされるやいなや、唐突に爆発的なエネルギーでその達成に向けて取り組み（＝話したのが英語のプラットフォームなので英語の勉強という場合が多い）周囲の大人も学友も関係ないとばかりに、（サポートどころか反対されてもなお屈せず）集中力と底知れない熱量で成し遂げてしまう。これはなんなのか。安藤寿康先生の言うように、遺伝に導かれるようにして本来の資質の花を咲かせる、そのとき親ができるのは驚いて見ているだけと言わんばかりだ。
29Mar
- テスト結果
  塾内テストの結果が返却された。偏差値40代前半。新4年で入塾してからすべてのテストでもっとも悪いかもしれない。下位1５%となったときも次のテストで取り返すことができ、前回はたまたま苦手な単元が4科で重なったのだろうと思っていた。今回下位25%ということで、クラスも二クラス下がった。勉強時間は少ないわけではない。結局、親ができることなんてないのだろうか？努力により何かが変わることはないのだろうか？今夜、彼を責める言葉は言っていない。不安をぶつけてはいない。こんな苦手なことをさせてごめん、不向きなことをさせてごめんと思っている。このままいくと、彼の成績は最終的には偏差値38あたりに落ち着くのではないか？？？それでも、この塾に居続ければ、彼は私が頭に抱いているあの中学には行けると考えたらよいのだろうか？彼は「ごめんなさい」と言っている。大変だったらやめてもいいよ、この先もっと難しくなるよ、と言うと「いや、まだ頑張れる」と言う。
- 次女のテスト結果
  新小4の次女が、先月入塾してから最初に受けたテストの結果が返ってきた。国算2教科、塾内偏差値が出る最初のテスト。偏差値は56を超えた。うすうすそんなとこだろうなと思っていた。勉強量はほぼ0。授業を受けて、宿題（この時期は驚くほど少ない）をしただけ。長男が2年前に受けたときの偏差値をはっきり覚えている。算数38、国語45。ショックだった。すぐさま塾に連絡した。計算問題2問の取りこぼしは、筆算を書くときの写し間違いと解答欄への写し間違いだったと伝えると、これで順位は30位くらい変わってくると教えられた。そして「お母さん、男の子は女の子と違います。長い目で見て」と。この文言をこのあと何十回と聞くことになる。当時のテスト問題が残っていたので見てみると、解き直しした数が記してあり、2，3回繰り返している。またサイパーなどの問題集を取り寄せてコピーしてやっていたのも覚えている。当時を振り返ると、親が不安に耐え切れず、何とかショッキングな結果を上書きしようとあがいていた…彼は「ママが『量が質になる』と言ったからがんばる」「ママはもっと勉強していたでしょう？」と、問題を解いていた。不憫でならなかった。一方、次女は、親の取り組みは長男の1/5にも満たないのにもかかわらず、説明を受ければ、すいすいと線分図を、式を書く。新小4で、二等辺三角形と正三角形をぱっと見で区別できなかった長男。錯覚がどことどこかわからなかった長男。彼には新小6の今でも「この漢字、ちゃんとハネができてるね」「0や6や9が閉じれているね」と声掛けをしている。枠線にかぶらないで書く練習も、aやbを書く練習もしている（aを見様見真似で書くとαになってしまうらしく、×となってしまう）件のテストの後の塾内テストでは、偏差値55近辺を取り続けることができ、小5の前半までは半分より上のクラスにいたが、小5秋から落ち始め、この2か月ほどは偏差値47で落ち着いている。おそらく小６後半にかけて皆がスパートをかけると、もっと下がるだろう。最終的には、当初の偏差値である38くらいに落ち着くのではないかと考えている。長男には、特性にも理解ありと紹介されていた学校の一つを考えている。カリキュラムも進路も、生徒さんも素晴らしい学校であり、友達と過ごす中で、彼なりのスピードで成長していけるだろうと感じる。例年、塾の一番下のクラスから多く合格している。このことは塾のカリキュラムに最後までついていけさえすれば、その学校には入れる確率が高いことを意味する。このことを私自身が徹底的に腹落ちし、いたずらに自分の不安に彼を巻き込まないようにすること。そして、今後、偏差値についてもクラスについても、その結果で彼を怒らない。失望した様子を見せない。これを肝に銘じる。
21Mar
- 朝からバタバタする
  朝まだ暗いうちから、リビングで、長男がで折り紙をしていた。低学年向けの折り方の本を見ながら何やら折っている。「ここまで折ったんだけど、ここからどうするか教えて」驚いた。超絶不器用な彼は、年中になっても鉛筆もクレヨンも持つことを拒否し、絵も字らしきものも書こうとしなかった。女児なら、でたらめな文字や鏡文字で「お手紙」やら「絵本」やら大量生産する時期だろうに。療育に通い始めるのと並行して、ありとあらゆる運筆等のドリルを彼と取り組んだ。各種鉛筆、ホルダーも種々取り寄せて、彼の手を自分の手でくるむようにして持ち方を教えるところからだった。私がクレヨンで書いた線をなぞらせる、または蛍光ペンなら？迷路、点つなぎ、塗り絵、、、私の補助で完成した、稚拙な線の組み合わせの「くるま」やら「かぶとむし」やらを、ほめたたえた。壁に貼った。必死だった。「描ける」と思ってほしかった。最近は精密なレゴロボットの絵を描くこともあるが、人物は棒人間である。いまだにリボン結びを忘れることがある。プリントを二つ折りにすると大きくずれる。11歳の大きくなった背中を曲げて、この子はでも、自分で何かを作りたいと思っている。よーし、昔は折り紙博士だったママに任せろ！角を合わせることができない、不器用な彼に、何度でも声掛けして、やってみせて、いくつかの作品が折りあがった。すると、彼があわただしく折り紙たちを学校用手提げに入れた。今日のお楽しみ会での飾りつけに必要だと言う。すっと、自分の興奮が冷めるのを感じた。単に、学校で必要だったから作っていたのだ。それも、昨日の祝日のうちにやればいいものを、当日の朝慌てて作っている。なんという計画性のなさ。「僕も何かを生み出したい」という内的なエネルギーが沸き上がっての行動…だと思ったのに。抑えても「失望」が沸き上がってくる。あらためて持ち物を確認しようと、ノートを見ると、黒い鉛筆で丸付けがしてある。赤鉛筆はないの？と聞くとしばらく前からなくしているらしい。「でもいいよ」いいわけない。（赤・青・緑鉛筆は箱買いして、子供用の文具の引き出しにいれてある。それを彼は知っている）なんで、普通のことを普通にしてくれないんだろう。一つのことに怒りや失望を感じて、それに対処しようとすると、何かに出くわしてさらなる怒りや失望を感じてしまう。芋づる式の怒り、と呼んでいる。（たいてい忘れ物とか未提出書類とか期限を過ぎた何かとか壊れた何か、場合によってはそれらを隠蔽しようとした痕跡、それが複数重なって、連続で打撃を加えてくる。）単純に今日のこの芋づるでネガティブな気持ちになっているわけではない。今まで、数えきれないほど、こういうことがあった。提出物を出せてないとわかって連絡帳に書こうと思ったら、連絡帳を忘れてきている、新しい連絡帳に書いたら、それを先生に出すことができないなど。ときには、主人に顛末をラインで送る。家に帰ったら叱りますみたいな返事が返ってくる。いや、そういうことじゃないんだ。あなたに言ってないだけで、山ほどこういうことがあるんだ。日々、忘れ物を取りに行き、あちこちに電話し先生と面談してる。長いメールを書いてる。それを代わってほしいとは言わない。たぶん、子供の周りで、なすすべもなく、おろおろしてほしいんだ。
18Mar
- 欧米との教育観の違い
  https://youtu.be/bFfzR3WboHc?si=es-ylbnHzTBT63SH"【気になる中学受験】親ができるサポートとは？／よくあるご質問４選 / 小川大介の見守る子育て研究所"小川大介氏は、中学受験のテクニカルな話はもちろん、大学改革や文科省の教育行政から、発達特性の観点からみた学び・育ちまで広く論じてくれるのだが、たまたま、全寮制学校の話題で欧米とアジアの子育て観の話になったので、記しておく、、、いわく「欧米における伝統的な文化としての全寮制の前提となる考え：母性が強く作用する親元から、子を引き離すことによって、親に依存しない自立した人格を形成し、自らの意思を持ち一生の仲間とともにリーダーシップをはぐくむイニシエーション通過儀礼の場として全寮制は機能してきた。背景として、欧米では子供は思春期以降、親の庇護から離れることが前提にあり、社会的にも子を親とは切り離された一個の個人としてみる通念がある。一方、日本を含む東アジアは儒教の影響下にあり、子の成育・社会的評価は親に責任があるとする伝統的価値観がある。さらに言うと、これが親子の相互依存といってもいい状況を作り出している（家族愛というポジティブなものとして捉えられるものでもある）このような日本的環境での全寮制の生活は、親子双方にとって感情的ハードルが高くなりがちである（子が寂しさを感じやすい）、親も寂しさや空虚さを感じるが、その感情を否定することなく受け入れることが必要。」常々、アジア地域（特に東アジアに見られる）の詰め込み教育・ペーパーテスト一発勝負の受験と、親への社会的プレッシャーを、世界との比較で考えてみたいと思っていて、中国・韓国・台湾・シンガポール等のお母さんと話したいのだが、なかなか機会がない。タイガー・マザーに見られるような強烈なコントロール志向の家庭内教育は、Western motherには「自己尊厳を下げる」と忌避されるのに、一方でこういう間断ない詰め込みにより（特に中華系の）学生が学業でも芸術的にも成功してたりする。欧州（豪州も？）では低年齢からの詰め込みは避けられるようで、私が子供をcram schoolに送ると言うとあからさまにうんざりした反応をされることもある。（一方、フランスのバカロレア、ドイツのアビトゥーアなどは数時間の論述や口頭試問、数日にわたる大変負荷の高い試験である、、、）親が必死に、「子を失敗したら親の責任」という社会的プレッシャーにおびえつつ、「子を子らしく過ごさせてあげたい」という親としての欲求と闘いつつ、子を今日も机に向かわせる。それがこの美しい島国で生きていくための最適解なのだとしたら。私自身があまりこの国に「素晴らしい未来」を感じていないことが、つらいんだよな。
17Mar
- 日曜
  長男は日曜特訓で丸一日いない。昼過ぎ、次女の友達が遊びに来た。以前から、この友達の、what you see is what you get （私の言っていることが私が思っていること、私が思っていないことは言わない）という態度を、私は好ましく思っているのだ。女の子特有の大人へのおもねりや、うっすらとしたマウンティングと無縁な、今日も今日とて率直な言動にふれると、「なんとなく見上げたら空がめっちゃ高いのに気づいた」みたいな気分になる。二人に白玉粉を買いに行かせて、白玉団子を作る。お湯の扱いだけ大人が目を配れば、このうえなく簡単な工程。できあがったごまときなこの二種類の味。交換したり食べさせあったりして堪能したらしいので、皿や鍋の片付けを命じる。「自由には責任が伴う」と宣言すると、友達も厳かに繰り返した。片付けのあと二人は、どの公園に行くか議論しはじめた。紙にメリットデメリットを書き出して整理している。私は「どろろ」3巻を読みながら聞いている。いわく、家に近い公園は、かねがね思っていたが、未就学児向けではないか。やや距離のある公園に、高学年でも楽しめるアスレチックがあるが、どうか。友達がママさんに電話して遠い公園に行っていいか聞くらしい。両親とも外国にルーツがあり、就学を期に日本に越してきたと聞いている。スマホからママさんの外国語があふれ、彼女も迷いなくその言語で返事している。家族間では母国語なのだ、それはそうか。ママさんからのラインや口頭での会話は流ちょうな日本語であったので、ふいをつかれた。自分の家の中に外国語がひびくのが小気味いい。二人を遠い方の公園まで送る。要は、こんなふうに、ものすごく微細な、でも「自分ひとりで生きていたら経験しないようなこと」にふれて、肌を粟立たせたりして生きていきたいんである。
15Mar
- 順天堂と宝仙
  宝仙学園高等学校と高大連携協定を締結しました｜ニュース＆イベント｜順天堂大学 (juntendo.ac.jp)順天堂医大と宝仙学園とが高大連携協定宝仙理数インターについては、以前、試験形態を見てみたことがあり、理数インター新4科という4科が統合された問題を、50分で解く試験の過去問が興味深かったのを覚えている。三輪田・法政、順天・北里に続いて、こちらも人気が上がるのだろう。・年内受験、現役志向、出願数は少なく、指定校・総合型で手堅くいきたい、6科目8教科の共テは避けたい、周囲に年内推薦・総合型で決まった子がたくさんいるのに3月まで試験なんて受けたくない、そういう今の高校生の志向と・いちはやく少子化の波にさらされ生き残りのため何としても学生を確保したい大学と、・ここ数年、受験者数や受験率が過去最高とかメディアは煽っているが、遠くない未来に確実に少子化の影響を受ける私立中高と、三者の思惑が一致した結果だろう。そして今後も都内私大は、中堅私立中高一貫校との連携、指定校ばらまきを増やしていくだろう。中堅校は、（一般選抜は御三家レベルの進学校に任せて）指定校枠をしっかり確保、総合型選抜に向けて探究を充実、海外大への進学もサポートし、確実な進学実績を親にアピールして少子化に備える。都内中高一貫生は、その地の利を生かして、オープンキャンパスにこまめに足を運び自分が何を学びたいのか、何になりたいのかを早くからイメージし、部活に打ち込むもよし、留学・ボランティアで価値観を広げるもよし、探究や各種コンテストで研究やプレゼンの能力を磨くもよし、そうして面接・小論文のネタを作り、総合型・指定校推薦にいどむ。これがペーパーテスト強者じゃないけど、都内に居を構えて中受できる可処分所得のある親のもとに生まれた子の勝ち方、ということかな？こういう時代になったんだね。
14Mar
- 中堅層の進み方
  20240314中学受験は、そろそろ根本的に変わったほうがいい -天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて (hatenablog.com)ゆる受験のポイントは、出来ない問題があっても気にしないことです。塾の先生も言ってましたが「幼くて理解できなくても、半年後に復習で出てきたらするっと解けたりするので、出来なくて問題なし」と言っていました。そもそも、あんな問題がすんなり解けたら御三家に行けます。解けないのが普通です。どうせ半年後や１年後に同じ問題が出てくるので、忘れてしまって大丈夫です。中堅校なら暗記も手抜きで良いです。（Y50の学校説明会で、漢字を忘れてもひらがなでも点をくれるから、白紙で出さずに書いてねと言ってました。模試だと一文字違うだけですぐ０点ですが、中堅校は頑張ったことを評価してくれます。）四谷のカリキュラムの良いところは、夏休みや春休みなどの長期休暇に先に進まない点です。うちは小６の夏期講習以外は、季節講習には参加していません。冬期講習も春期講習も夏期講習も直前講習も志望校別講習も、何１つ受けなくても抜けができることはなく、テキストだけで完結しています。風邪をひいて勉強できなかった単元があっても、夏に復習するから良いとほっとけます。また夏休みは１カ月もあるので、復習が終わったら２単元くらい予習をしておけば夏休み明けに２週間勉強せずに済むので、１年で１番楽なのが９月でした。桜井信一氏できない子はその単元を習った週には理解しない、あやふやなまま次のより高度な単元に進むと、前の単元が理解できている、しかしその理解は単元テストには表れない。より高次の単元に進むことでそのときには理解できなかったことが俯瞰で理解できるようになっている。注意すべきはできないことは蓄積されていくのではなく、常にできないことがあるということ。
07Mar
- きょうだいの差
  インターエデュ【7295303】6年凡庸な子の親の小部屋【2023年度】より横ですが、同意しかありません。うちはサピックスの家庭学習時間は１対３くらいだったと思いますが、どうにもなりませんでした（もちろん、地頭の良い方が１、悪い方が３です）。どうにもならなかったとは、上の子と下の子の差は全く埋まらなかったという意味です。地頭の悪い方でも、小学校のクラス内では勉強は一番できる位の扱いで、サピックスも大好き。勉強しなさいと言わなくても自主的に勉強する子で、読書も体を動かすのも好きな子です。小さい頃から外遊びや読み聞かせで、スポーツが好きな子、読書が好きな子、勉強好きで家庭学習を自主的にするような子にはできるかもしれませんが、上の子と下の子で地頭の差を埋めることはできないと思います。できることは勉強時間を３倍にすることだけでしたが、成績は全く追いつきませんでした。親としては次の結論になりました。追いつかせる必要はない。上の子と下の子は違うのだから。
04Mar
- 備忘
  AAの教え:アルコールに勝てるわけない、無力であると認める酒でなく人に頼る子供の学力を家庭学習で伸ばせるわけはないと知るしかし子供なりの成長を見守ることはできる
29Feb
- 自分だったら行きたい大学
  それは秋田の国際教養大（AIU）森の中のキャンパスだから勉強するしかない生徒の半分は留学生寮では留学生と相部屋1年の留学必須図書館24時間Open就職はガチガチ100％でも進級も難しい　4年での卒業50％この環境で公立「勉強するしかない環境」という言葉にうっとりしてしまう性癖がある（実際はさぼり魔）、あの地元の木を使った吹き抜け天井の素晴らしい図書館（「世界の美しい図書館」みたいな特集に必ず取り上げられる）に24時間いられるなんて。長女が文系だったら勧めたい学校の一つだが、今のところ理系らしい。（AIUは3学部のみ）ICU受かってたけど行ってたらどうなってたろう。少なくとももっと勉強はしてたはずだ、そしてもっと将来の職業を考えて学んでいた。ところでその場合一人暮らしさせてもらう約束だったのだが経済的にきつくなかったのか、親。
06Feb
- 中受のもたらすもの
  20240206(3ページ目)発狂するお受験ママと潰れる子どもたち…過熱した中学受験の戦後処理《中学受験は早熟度判定テストですよ》 | 文春オンライン (bunshun.jp)より例えば、名門中高一貫校に入って、その後、教育投資を積み重ねても、実際には進学する大学は平準化して期待値は偏差値55ぐらいに収まってしまうこと。いい環境にいても、そのまま伸びていく子は多数派とは言えず、沈没していく子も一定割合以上はいる。あるいは、中学高校で入った学校の環境よりも、その人の稼ぎや幸福度は、持って生まれた知能やそのサブカテゴリに入っている各種才能によって規定され、むしろ幅広い経験と選択肢を与えて子どもの適性を考えたほうが社会で生き抜くスキルを得られやすいこと。一般的な学力よりも、価値のある、意味のある分野にハマり、その方面に熟達しようと自ら志すほうが、その子の人生に大きな恵みをもたらすと言えます
06Dec
- できない子の親の心持
  知恵袋より中学受験を指導していた時の感覚からすると、主に親次第だと思います。首都圏の中学受験で言うと、現在男子も女子も、「たどり着いたところに必ず適性校があります。」つまり偏差値がいくつ、努力したか、頑張ったか、伸びたか・・・そういう事に関係なく、6年冬の段階で、その子がどの位置にいようと、本命もおさえもつくることができます。そして、本人は実は意外とそれでいいのです。走っている本人はそういうものなのです。お父さんお母さんが心からおめでとうを言ってくれれば、また頑張れるのです。心配なのは、走っていない周りの人間、最前列はもちろんご両親です。努力の結果2月1日をむかえ、合格が出て、入学の手続きを終え、校門でガッツポーズの写真をとって、おじいちゃんおばあちゃんにばらまいてご祝儀をせしめる別にどこの校門だって子供はそれなりに頑張ったんだし、実力相応なんだから、また新しいスタートを順調に切ってくれればそれでいいよ・・・という場合は問題ないです。少なくとも公立と違って、クラス分けのある中学に入ったのです。九九のできない生徒と一緒に数学を学ぶ環境ではないはずです。なら、学校の名前はともかく子供の力で未来は変わったのです。よかったよかった、これからは、君の力で頑張っていきましょうで一件落着こういうお家はまあ、心配いりません。あの時もうすこしがんばっていればね（ブツブツ）とか親の愚痴が後を引きそうな場合は、要注意。だんだん子供がダメージをおって中学校が嫌になってくることがあります。また、不本意な結果なので高校受験も視野に入れたいんですというお母さんもいますがこれも要注意です。親子で走る受験は一生のうちたった一回。毎回やれば子供の自立、自学自習の力は弱っていきます。だから、最後までやろうが、途中で止めようが、中学受験をたたかったお父さんお母さんは、次の受験は私たちは「物言わぬ財布」と思ったほうがいいです。なので、この時期の受験をやるやらないは・・・・・・自分の（親の）受験はどうなんだろう。という視点のほうが大事じゃないかと思います。本人にやる気があろうがなかろうが・・・2月1日にはゴールにたどり着きます。そういう受験は是か非か？これは親の問題だと思うのです。
23Nov
- ペイント
  ペイントイ・ヒヨン17才親子とは自然では選ぶことはできないが人工的に親子になろうとするとそこに建前が見えてくる、親子なら愛しているべきというような。親子と言えど違う人間であると認識し、少しずつ理解しあえるよう努力し続けること。
07Nov
- 塾のカリキュラム
  とある講師のホンネ　より「小学生にはとてつもなく難しい概念」でも、学力の高低にかかわらず年齢でスッと理解できる概念は多いのです。学生時代にテストはいまいちだった方でも、例えば２人用で書かれているお料理のレシピを３人用や４人用に考え直すのはスルリとできる方は多いのではないでしょうか。「比」の概念は、年齢とともに経験を積めばたいていの人は理解できます。現在の中学受験は、（一部の飛び級レベルの子は除くとして）「いずれ自然に理解できることを無理やり数年早くやらせているだけ」に過ぎない側面が大きいです。そのためには、同じことを数年後に自然に理解する場合に比べて数十倍の負荷をかけないとなりません。そして残念ながら、多くの小学生は「真に理解」はしていません。なんとかかろうじて答えらしきものは出せたとしても。
05Nov
- ぼくが選ぶ、ぼくのいる場所
  ぼくが選ぶ、ぼくのいる場所　吉富多美小5アル中で子に依存している母→祖父母や叔母のもとを子を連れて逃げ出し一緒になった男は暴力を振るい始める…学校の先生や祖父の友達に守られ「自分のための最善の利益」を求めることを学ぶ
31Oct
- 高等教育
  オンライン英会話でアイルランド人講師と、教育の話になってそちらでは多くが大学に進学するようになり、ホワイトカラーの職を目指すようになり、すると大卒かどうかで差がつかなくなり、院に進むようになってきているすると高額の教育コストを回収するため高給与・好待遇の職を求め、必然的にホワイトカラー・高度専門職を目指す、そうなるとその中で差をつけるため…とエンドレスに競争が激化していくという話。どうしたらいいんだろうね、と嘆息するとそのアイリッシュガールは職人的な技能がもっと評価される社会になったらいい、とのことドイツみたいな社会かな？州によるけど、10歳で大学進学前提の学校・就職もしくは職業教育校・中間の学校にわかれる（中途で変更も可）大学は無料つまり国費で育成すべき優秀層のみ進学すべし。高専や専門学校の地位がもっと上がって親の間での知名度も高くなればいいのかな。高専（ほぼ国立で理系だが文系もあり。就職はガチ強）から国立大3年次編入のルートは親としてはかなりワクワクするんだけど。
10Oct
- 過去にとらわれる
  20231010過去の経験を恨みとして抱え込んでしまう。それは、実物ではない、影形のない真実とは程遠いことであることをまず知らなければなりません。「だって私はあの時傷つけられたもん」しかし、本当にその傷は今ありますか。どこにも傷なんてない。その出来事も一切ないはず。頭の中の記憶でしかないのです。記憶ばかりを取り扱うことは、事実を見失い、まっしぐらに不幸への道へ進んでいきます。

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