新小4の次女が、先月入塾してから最初に受けたテストの結果が返ってきた。
国算2教科、塾内偏差値が出る最初のテスト。

偏差値は56を超えた。
うすうすそんなとこだろうなと思っていた。

勉強量はほぼ0。
授業を受けて、宿題(この時期は驚くほど少ない)をしただけ。

長男が2年前に受けたときの偏差値をはっきり覚えている。
算数38、国語45。ショックだった。
すぐさま塾に連絡した。

計算問題2問の取りこぼしは、筆算を書くときの写し間違いと解答欄への写し間違いだったと伝えると、これで順位は30位くらい変わってくると教えられた。
そして「お母さん、男の子は女の子と違います。長い目で見て」と。

この文言をこのあと何十回と聞くことになる。

当時のテスト問題が残っていたので見てみると、解き直しした数が記してあり、2,3回繰り返している。
またサイパーなどの問題集を取り寄せてコピーしてやっていたのも覚えている。
当時を振り返ると、親が不安に耐え切れず、何とかショッキングな結果を上書きしようとあがいていた…
彼は「ママが『量が質になる』と言ったからがんばる」「ママはもっと勉強していたでしょう?」と、問題を解いていた。

不憫でならなかった。

一方、次女は、親の取り組みは長男の1/5にも満たないのにもかかわらず、説明を受ければ、すいすいと線分図を、式を書く。

新小4で、二等辺三角形と正三角形をぱっと見で区別できなかった長男。

錯覚がどことどこかわからなかった長男。

彼には新小6の今でも「この漢字、ちゃんとハネができてるね」「0や6や9が閉じれているね」と声掛けをしている。

枠線にかぶらないで書く練習も、aやbを書く練習もしている(aを見様見真似で書くとαになってしまうらしく、×となってしまう)
 

件のテストの後の塾内テストでは、偏差値55近辺を取り続けることができ、小5の前半までは半分より上のクラスにいたが、小5秋から落ち始め、この2か月ほどは偏差値47で落ち着いている。

おそらく小6後半にかけて皆がスパートをかけると、もっと下がるだろう。

最終的には、当初の偏差値である38くらいに落ち着くのではないかと考えている。 

長男には、特性にも理解ありと紹介されていた学校の一つを考えている。
カリキュラムも進路も、生徒さんも素晴らしい学校であり、友達と過ごす中で、彼なりのスピードで成長していけるだろうと感じる。

例年、塾の一番下のクラスから多く合格している。このことは塾のカリキュラムに最後までついていけさえすれば、その学校には入れる確率が高いことを意味する。
このことを私自身が徹底的に腹落ちし、いたずらに自分の不安に彼を巻き込まないようにすること。

 

そして、

今後、偏差値についてもクラスについても、その結果で彼を怒らない。

失望した様子を見せない。

これを肝に銘じる。