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JIROのブログ

「話しの中身がどうなれこうなれ気持ちも知らずに」だべっていくと思いますが、他人様を傷つけることのないようにしていきたいと存じます。

2024年7月7日、今日この日は何を主題にしようかな、と考えておりまして。

 

七夕で、『仮面ライダー電王』に登場する仮面ライダーゼロノスベガフォームを

素直に択べばいいんですが。

さてもアタシも大好きなんですけど、皆様の方がもっと大好きでしょうね。

 

で、桜井侑斗並びに野上良太郎を劇中で最も苦戦させた難敵と云うと、

劇場版で故・渡辺裕之氏が演じた「時の強盗団」の頭目であるガオウでしょうか?

 

仮面ライダー電王ソードフォームを剣戟でとにかく圧倒し、

必殺技「タイラントクラッシュ」を発動させた直後に蹴り入れるビッグブーツの威力など

ガオウガッシャーがなくても充分強いという、「平成ライダー」悪役でもかなりの実力者です。

 

こいつとまともにやり合うためには、

老練かつ機動性に優れた装備をもつ人じゃないと勝負にならんだろう、ということで、

アタシは一条寺烈・宇宙刑事ギャバンを対決の相手として設定いたしました。

#スーパーヒーロー大戦 #宇宙刑事ギャバン Gaze On Your Sin Through The M - pixiv

 

 

『スーパーヒーロー大戦』を経て、「敵を騙すにはまず味方から」と

苦渋の作戦を決行した禊として、かつザンギャック残党が蹶起しようとしている

陰謀を阻止するべく、キャプテン・マーベラスがギャバンと同行している設定なのですが、

 

ガオウがその拠点に単身突入したのは、なかんずく規模の大きい

もうひとつの陰謀に必要不可欠な「ブラックホールの触媒」を入手するためであり、

 

仮面ライダーの称号をもつモノでも「最凶」と評して差し支えない男、

「宇宙の泡構造」をさんざんっぱら黙殺して殴り込みをかけた浅倉威から

「ジェノサイダー」を構築するミラーモンスター3体の「Advent」カードを奪取します。

 

ガオウストライカーを、そして追跡するサイバリアンをひとまずは差し置いて、

強敵と見込んだゴーカイレッドとの決闘を心ゆくまで楽しむべく選び出したカード、

「Survive」により王蛇はより悍ましい形態へと変化を遂げるのです。

 

そしてガオウとギャバン、王蛇サバイブとゴーカイレッドが1対1でそれぞれ激闘を――

 

という粗筋ですので、食指を動かされた方は上記リンクからどうぞ(笑)。

 

 

今から思うと、王蛇とガオウを直接対決させる描写をもっと頑張ればよかったかな、なんて

いう気もするのですが、まぁ2人ともそれなりに描写できたのでいいか、とも感じるし。

 

ガオウが「どう料理してほしいか、リクエストは聞き遂げてやろう!」と挑発するのに

ギャバンが「生憎、万年金欠なものでな。高級なレシピには縁がない。」というやり取りが

だいぶ好きだったりします。相変わらず手前味噌ですが(笑)。

 

 

なお、この愚作に登場する王蛇サバイブは「無限」ではなく

「疾風」のカードで変身しております。

理由は単純で、取り掛かった時点で『アウトサイダーズ』は放映されていなかった、

というだけの話です。

 

更に云えば、早瀬マサトさん『HERO SAGA』版の意匠がより不気味でかつ刺々しく、

アタシ好みだった、ということでもあります。

(ベノスネーカーのカードが奪われている時点で、

変身する資格はあるのか?とアタシも疑問ですが)

 

ゴーバスターズの映画で登場したバッカス・ギルを自身の太刀で昆虫標本じみて

壁に磔にさせたりしています。紫の外装がどす黒く体液にまみれきっています。

 

『仮面ライダーディケイド』に登場した、「危険鮫の化身」である

ミラーモンスター「アビソドン」も見てくれが兇悪そうなので、

「ベノスネーカーに次ぐお気に入り」と設定しておりますが、

この主従もわりとお気に入りだったりします。

 

「Strike Vent」でハリケーンミキサー使います(笑)。

 

 

なお、拙作でのマベちゃんは『原典の世界』よりも

ダークヒーローとしての印象をだいぶ強調しており、浅倉に対して

 

「所詮はワルとワルとの潰し合いにすぎねぇ」

「俺も相当の怨みを買っていることではいい勝負かもな。ただし、お前みたいな悪党ばかりからのな!」

などとやり取りさせています。

 

まあ、要は冴羽獠にしたかっただけなんですが(笑)。

 

別の愚作で「女を泣かせるなら、粋な文句と、こっちのマグナムの威力だけだ」

とか云わせてます(笑)。

 

2024年7月6日の『やさしい夜遊び』で初披露された

サザンオールスターズの新曲「ジャンヌ・ダルクによろしく」ですが……。

 

はっきり云って、「恋のブギウギナイト」よりずっとアタシ好み。

ライブで早く聴きたい!!

 

桑田さんソロの「黄昏のサマー・ホリディ」「地下室のメロディ」で

培われた「英文字で月並みな日本語を新鮮にさせる」手法が全開で

(『やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん』新潮社、2012年、119頁参照)

 

「時代遅れ」の「平和」を追求する歌詞は桑田さんの真骨頂ですし、

 

今回の題名に使わせていただいたお言葉は

「アタシが選ぶ日本の三大名曲!!」不動の「アンパンマンのマーチ」にも通じますし。

 

そして何よりうれしいのは、「唐人物語(ラシャメンのうた)」について綴った記事で、

唐人お吉という人について、桑田さんと新渡戸稲造博士ともに

敬意を示していたことを徒然なるままに書かせていただきましたが、

後ろゆび指す ひとりひとり | JIROのブログ (ameblo.jp)

 

ジャンヌダルクもまた、新渡戸博士が敬愛してやまなかった人物なのであります。

 

 

恵泉女学園の創立者である河合道が『新渡戸博士追憶集』(1936年)で述懐しているのは、

 

「「女の笑の裡には涙があるよ、彼等の一生は血で綴らるゝ事が多いね」と、

眼を瞬いて談られたことなど幾度と数へられまい。

この同情と理解が先生をしてジャンダーク崇拝者、唐人お吉讃美者

たらしめたのは当然のことである。」(98頁)であり、

 

新渡戸萬里子夫人(佐藤全弘氏訳)は「ジャンヌ・ダークと新渡戸博士」という主題で

 

クエーカー教徒である新渡戸博士は「英雄崇拝者」かつ「相当の神秘家」であり、

国際連盟在任中の日記にはジャンヌの生涯をわかりやすく伝えるべく、

小説の形式にしたらいいか、といろいろ構想を練っていたようです(450頁参照)。

 

そして萬里子夫人は「彼女の精神の快活は決して彼女を見捨てなかった」という

言葉を引用して、ジャンヌダルクに対するご自身の見解を述べておられます(451頁参照)。

 

 

博士が神棚に祀っていた4人がキリスト、ソクラテス、リンカーン、

そしてジャンヌダルクでありました。

 

佐藤全弘氏によると、札幌農学校在学中に聖女として祭り上げられる

以前のジャンヌダルクについて崇拝していたとのことです。

(『開いた心をもとめて』(財)新渡戸基金、2006年、237頁参照)

 

彼女が聖女となったのは第一次世界大戦後で、火刑になってから

500年ほどの時間を要している、と佐藤氏は記載しています。

 

 

長々と述べて参りましたが、今回も特段何が云いたいわけでもございません。

 

えもいわれぬ高揚に任せてとりとめもなく述懐してきましたが、

「言葉言葉に愛をしたためて」いたのは間違いなかったと思います。

「「サザン教」信者の僕が長渕剛氏のYouTubeチャンネルを真剣に視聴してみました」

(『爆笑問題の爆テン!』視聴者投稿、風)

 

 

なんか、こう綴った時点で石が雨霰と投げつけられてきそうだ(笑)。

 

桑田佳祐さんと長渕氏、めいめいが「メル友」の太田光さんと上田晋也さんが

ローカル番組をやっていて人気なんでしょ?

観たこたぁないけど。

 

念のため断っておきますが、アタシは双極性障害(いわゆる躁鬱病)で

テレビとか、映像メディア全般を「疲れる」から観ないのです。

 

 

素直な感想として、「ひとつ」という曲が凄くいいな、って。

CD借りてこようかな、と思いました。

 

そもそも、楽曲の制作における過程が全く異なる(のであろう)

桑田さんと長渕氏を、歌詞の一部分だけ切り取って

 

桑田さんの表現では「都合のいい大義名分(かいしゃく)」で、

いわゆる「イエローメディア」が

喧嘩をふっかけさせること自体無意味だと思うのですが。

 

「(前略)そして今日の俺はどこの誰であろうかという

“成りゆきのアンテナ感覚”という自由さが重要だと思う。

成りきった以上は、己の才能への気遣いなど、その場でブッ飛ばす。」

(『ケースケランド』集英社文庫、1986、57頁)

 

と、1981年時点で桑田さんは「主人公」を設定して楽曲づくりをしているので、

アタシが聴いた限りでは「一人称」視点で楽曲をつくっているであろう

長渕氏と一概に比べることは、

 

「同じ時代に文筆活動をしていた」だけで、

志賀直哉と太宰治を同じ俎板に乗せて語ることと同じく、

本当の面白さや奥深さは導き出せないとアタシは感じました。

 

 

前もって断りましたように、アタシは「サザン教」信者なので、

長渕氏を敬愛されている方々からしたら別の視点があるであろうと

承知しております。