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「話しの中身がどうなれこうなれ気持ちも知らずに」だべっていくと思いますが、他人様を傷つけることのないようにしていきたいと存じます。

「最強の仮面ライダー」という論題で話し合うときに

(こんなことを臆面もなく書けるのは

アタシかみうらじゅんさんくらいか?)

 

「ミレニアル世代」の人たちが思い浮かべる候補として、

 

まず南光太郎・仮面ライダーBLACK RX、というか

「怒りの王子」バイオライダーが該当するでしょう。

 

『RX』をご覧になった方ならもうお分かりですね。

どうやってあんなのに勝つんじゃい⁉というほどの

自己再生と云うか復活機能と云うか。

 

 

アタシもpixivにおいて160ヶ月にわたり二次創作を続けてきましたが、

 

魔王オーマジオウ、早川健・快傑ズバット、そしてバイオライダーは

「反則」というか「問答無用」というか、とにかく別格の扱いをしておりました。

 

 

最もわかりやすいのは、シュガー佐藤氏の『時空英雄仮面ライダー』ですわね。

 

莫大な潜勢力を秘めた鉱石「ブラッツ」10個を総て集めることで

地球を破砕するほどのエネルギーをわがものにしようとする

「ジャオロ軍団」の野望を阻止するべく、

 

「昭和ライダー」が歴史を遡及して

それぞれ「参謀」と呼ばれる幹部怪人たちを倒していく、

そんな粗筋でございますが。

 

仮面ライダーBLACKも含めた12人の戦士がやり合う面々については

過去の記事をご参照ください。

 

 

 

そして佳境に入るや、生物が存在できない過酷な環境で(先カンブリア時代?)

ジャオロ軍団きっての強豪「バルフォーゼ」と激戦が繰り広げられるのですが。

 

激戦……でもないか。

 

 

「パーフェクトサイボーグ」仮面ライダーZX並びに、

 

『仮面ライダーSPIRITS 』では常に「手負い」として登場させないと

物語を成立させにくいほどの高性能を誇る仮面ライダースーパー1、

(「大気圏突入のために無茶する」「一人だけバダンシンドローム」

「銀河王にファイブハンドを掠め取られる」など)

 

そのふたりが「ここはRXに任せよう」と云うしかなかったのは伊達ではなく、

 

硫酸の沼に落下しても「だがおれは平気だぞ」だし、

ぎらつく砲撃を「バイオブレードは強力な盾の役割も果たすのだ」と

バルフォーゼ自身に偏向させて大打撃を与えるし、

 

最終回では液状化能力を駆使してブラッツに附着(?)することで

ジャオロの眼を欺き、下部マントルにある本拠地を突き止めるし……。

 

 

そのバイオライダーを敗退させたのが門矢士・仮面ライダーディケイドですが、

『オールライダー対大ショッカー』を観なおしてみたら、

「切り札」を惜しげなく使用し、かつ、かなり捨て身の戦法だったんだな、と実感しました。

 

決まり手となったのはディケイドファイズの『Final Attack Ride』

「クリムゾンスマッシュ」ですが、この必殺技の特性がバイオライダーの持ち味を

抑制するふうになっておりますね。深紅の三角錐で束縛し、液状化を防ぐという。

 

さらに、バイオライダーに「フォームチェンジ」する直前、ディケイドカブトの

「クロックアップ」状態での鉄拳を腹部にぶち込まれることでかなりの損耗を

被っているでしょう。無論、仕掛けた仮面ライダーディケイドも反作用を受けていますが。

 

最大の敗因は、それまでにエネルギーを消耗し過ぎたことにより、クリムゾンスマッシュを

蹴り入れられた衝撃から立ち直れずに、五体を再構成できなくなったことでありましょう。

 

とりわけ、戦闘開始するやたちどころに「リボルケイン」で大立ち回りをしたせいであろう、と。

 

 

思うらくは、特撮テレビドラマ版の『RXの世界』においては、

絶対的な必殺技である「リボルクラッシュ」ではなく、ジェダイ騎士さながらに

リボルケインで矢継ぎ早に斬り立てていくあの戦法がより有効だったのでしょう。たぶん。

 

リボルケインをもって防ぐしか対処方法がない、そんな水準の重火器が

かなり頻繁に投入されていたのかもしれません。たぶん。

 

そんなふうにでも屁理屈をこねないと敗因が割り出せない、

バイオライダーとはそんな男です(笑)。

前回の記事で、『仮面ライダー』シリーズきっての人気悪役であろう

シャドームーンについて好き勝手に述べましたが、

あてなどない旅路を照らすは月明かり | JIROのブログ (ameblo.jp)

 

全く懲りることもなく、続いては「シリーズ初のライバルキャラ」とも称される

アポロガイスト(再生アポロガイスト)について語ってみたいと思います。

 

 

彼の魅力はいろいろありますが、アタシが真っ先に挙げたいことは

固有武装のカッコよさです。

 

右腕に搭載された、拙作の表現では「総合武装ユニット」。

(まだカタカナ語をなるだけ使わないようにする以前の時期です)

 

三門の重火器「アポロマグナム」とかなりの丈度をもつ剣尖は、

『仮面ライダーSPIRITS 』では神敬介・仮面ライダーXと切り結びつつ

至近距離で砲弾を撃ち込む、という容赦ない戦法に打って出ております。

 

このときにはXライダーが丈夫すぎるのか、暗闇大使の照準が悪かったのか、

たいした効果はなかったようですけど。

(『SPIRITS 』の敬介はデルザー改造魔人より「化け物」なんじゃないのか(笑)。)

 

強化以前から使用していた日輪を模る防具「ガイストカッター」は

地中を掘り進めてから相手の眼前へと唐突に飛び出させるという強襲も可能、

 

左肘に追加装備された「ガイストダブルカッター」は肉薄された場合でも

即座に射出することで攻防を直ちに入れ替えられる隠し武器になる、

 

などなど、威力も勿論ながらめいめいが実用性を重視したものになっております。

 

アタシの二次創作ではこれらの武装を臨機応変に使い分けることで

いずれも持ち味を遺憾なく発揮し、アナザージオウⅡ率いる

再生アナザーライダー軍団(龍騎、ドライブ、ゴーストら)を圧倒させています。

#ダークヒーロー #人造人間キカイダー Prosit ―― 素敵な今宵のひとときを満たしてくれたお前たち - pixiv

 

 

もうひとつ、彼の魅力は『マイティライダーズ』で「行き過ぎた律義さ」と

強調されているような、敬介や立花藤兵衛らに対する心構えといったものでしょうか。

 

蘇生を果たした死神クロノスの回ではXライダーを撃退・拉致するものの

「貴様の傷が癒えるまで俺は待つ!」としてとどめを刺さず

(この処置のせいで脱出を許すんですが)

 

おやっさんが荒らされた店内を片付けつつ

「まったく、G・O・Dに損害を請求したいくらいだ。」

このような悪態をついたその直後です。

 

人間態のアポロガイストがどこからともなく颯爽と現れ(笑)

「足りるか?神敬介の香典だ。」とうそぶいて多額の札束を投げ渡す、というね。

 

このやり取りがとにかく大好きなんですよ。

 

 

こういった「人間臭さ」を引き継いで人物造形されたのが、

『仮面ライダーディケイド』のスーパーアポロガイストなのかな?

 

彼は彼でまた別の面白さがあるので、「迷惑な存在」としての謀略や、

財団Xやノバショッカーとの「相互互恵関係」を活用した陰謀の黒幕などとして

ある程度ちゃんと活躍させているつもりです。

#仮面ライダー1号 #仮面ライダーゴースト Journey Cast By Moon - sas9791 - pixiv

 

ただ、やっぱり『人造人間キカイダー』のサブロー・ハカイダーと

『キカイダー01』のブラックハカイダー(ボスハカイダー)っぽさは

感じますが。

 

 

で、『X』版のアポロガイストがなんでそんなに綽々として振る舞っているか、

たぶん彼本来の任務からすると、Xライダーたちとの「勝負」は

楽しくてしょうがない、という感覚でやっているのではないか、と思うのです。

 

アポロガイストの肩書きは「G・O・D秘密警察室長」というものなんですが、

敵対する利害関係者を片付けることよりも、「秘密警察」ってくらいだから

組織内部の統制が占める割合の方が彼の職務内容としては大きいんじゃないかな、と。

 

「G・O・D機関(または秘密機関G・O・D)」は冷戦の時代、「対立する超大国」が

秘密裏に結託して構成された、という設定があるんですが、となると

内実はギクシャクしていただろうし、密告や逐電とか日常茶飯事だったはず。

 

そういった連中を粛正することはアポロガイスト及び彼の部下が担当していたと

推察すると、全身全霊をもって戦闘能力を発揮できる、まさに「好敵手」である

神敬介との決戦は「至福の時間」だったのかもな、なんて。

 

まあ、アーム爆弾とか再生神話怪人総動員とか、切羽詰まると手段を択ばない人ですが。

 

『仮面ライダー』シリーズの悪役についてこれまで幾度か綴ってまいりましたが、

 

いろいろな媒体で一等賞になるのはたいてい、『仮面ライダーBLACK』の

 

シャドームーンですよね、やっぱり。みんな大好きですよね。

 

秋月信彦が改造された「世紀王」としては勿論、

 

『オールライダー対大ショッカー』で月影ノブヒコが変身した

大ショッカー真の支配者であるリ・イマジネーションシャドームーンも

 

仮面ライダーディケイドと仮面ライダークウガライジングアルティメットフォームを

一切寄せ付けないという強さ、

そして『BLACK』版とは違う非情な悪役としてのカッコよさを見せてくれました。

 

……どちらかというとアタシは漫画版の善玉2人が優勢な展開が好きなんですが。

 

『スーパーヒーロー大戦Z』では正直なところ「前座」でしたがそれでも強かった。

サブロー・ハカイダーが『キカイダー01』でブラックハカイダー(ボスハカイダー)に

なったときの扱いとは雲泥万里(笑)。

 

 

なお、ハカイダーへの思い入れを語る際にまた述べますが、

 

アタシの文章では

特撮テレビドラマ『人造人間キカイダー』の設定を継承している

サブロー・ハカイダーが「ハカイダー」

 

『キカイダー01 THE ANIMATION』をだいぶ意識し、

プロフェッサー・ギルの自我が残っている奴を

「ギルハカイダー」(マント着せてます)

 

特撮テレビドラマ『キカイダー01』で

「ハカイダー部隊」のボス、「世界大犯罪組織シャドウ」の配下で

飯塚昭三さんご自身が「あまり好きじゃない」奴を

「ブラックハカイダー」と書き分けています。

 

……どうでもいいですね。

 

 

で、シャドームーンの必殺武器と云えばたいていの方は

ゴルゴム世紀王しか自在に使いこなせない魔剣「サタンサーベル」を

連想されるでしょう。

 

でも、アタシは『RX』で使っていた「シャドーセイバー」が好きなんです(笑)。

 

サタンサーベル自体は、キャプテン・マーベラスとの戦いで

窮地に陥った剣聖ビルゲニアが「サタンクロス」で巻き返そうとする

場面で登場させています。

#スーパーヒーロー大戦 #仮面ライダージオウ Reconsider A Cardinal Case ―― - pixiv

 

シャドーセイバーの意匠や、

エルボートリガーを打ち違わせて発現させる演出がそもそも好きなのと、

 

どうもアタシは、善玉に与する戦士へ

あまりにも強力な兵装を携行させることをためらう傾向がありまして。

 

キングストーンエネルギーを疾雷として掌から散布する「シャドービーム」

(ゲームなどではこの技が「シャドーフラッシュ」)や、

BLACKのライダーキックより激烈な蹴撃「シャドーキック」など充分強く、

 

これでサタンサーベル持たせたらあまりにも「出来レース」になってしまう(笑)。

なお、アタシのシャドームーンは『スター・ウォーズ エピソード5』あたりの

ダース・ヴェイダーを意識した戦闘描写にしております。

 

S.I.C.では刑具さながらになっている甲冑やレッグトリガー掻き鳴らしつつ

ゆっくりと歩を進める劇中の様子が、造反を食い止めようとするダース・シディアスの

思惑で機能を制限された装甲服を纏うヴェイダーとどこか重なるのです。

 

 

かくも長々としたためてきましたが、シャドームーンをかつて大暴れさせた

拙作がこれでございます。

#仮面ライダーW #仮面ライダー2号 Hold Dream Like Shooting Stars - - pixiv

 

「みんなが好きです!!」な展開として、上述のリンクでは、

仮面ライダーBLACK RXとシャドームーンが圧倒的な大群を相手に共闘。

 

……この時点で敵対者は土下座して靴でも舐めそうですが。