冷酷な運命を曲げて 見せる 妄想花萼シリーズその4 | JIROのブログ

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「話しの中身がどうなれこうなれ気持ちも知らずに」だべっていくと思いますが、他人様を傷つけることのないようにしていきたいと存じます。

「最強の仮面ライダー」という論題で話し合うときに

(こんなことを臆面もなく書けるのは

アタシかみうらじゅんさんくらいか?)

 

「ミレニアル世代」の人たちが思い浮かべる候補として、

 

まず南光太郎・仮面ライダーBLACK RX、というか

「怒りの王子」バイオライダーが該当するでしょう。

 

『RX』をご覧になった方ならもうお分かりですね。

どうやってあんなのに勝つんじゃい⁉というほどの

自己再生と云うか復活機能と云うか。

 

 

アタシもpixivにおいて160ヶ月にわたり二次創作を続けてきましたが、

 

魔王オーマジオウ、早川健・快傑ズバット、そしてバイオライダーは

「反則」というか「問答無用」というか、とにかく別格の扱いをしておりました。

 

 

最もわかりやすいのは、シュガー佐藤氏の『時空英雄仮面ライダー』ですわね。

 

莫大な潜勢力を秘めた鉱石「ブラッツ」10個を総て集めることで

地球を破砕するほどのエネルギーをわがものにしようとする

「ジャオロ軍団」の野望を阻止するべく、

 

「昭和ライダー」が歴史を遡及して

それぞれ「参謀」と呼ばれる幹部怪人たちを倒していく、

そんな粗筋でございますが。

 

仮面ライダーBLACKも含めた12人の戦士がやり合う面々については

過去の記事をご参照ください。

 

 

 

そして佳境に入るや、生物が存在できない過酷な環境で(先カンブリア時代?)

ジャオロ軍団きっての強豪「バルフォーゼ」と激戦が繰り広げられるのですが。

 

激戦……でもないか。

 

 

「パーフェクトサイボーグ」仮面ライダーZX並びに、

 

『仮面ライダーSPIRITS 』では常に「手負い」として登場させないと

物語を成立させにくいほどの高性能を誇る仮面ライダースーパー1、

(「大気圏突入のために無茶する」「一人だけバダンシンドローム」

「銀河王にファイブハンドを掠め取られる」など)

 

そのふたりが「ここはRXに任せよう」と云うしかなかったのは伊達ではなく、

 

硫酸の沼に落下しても「だがおれは平気だぞ」だし、

ぎらつく砲撃を「バイオブレードは強力な盾の役割も果たすのだ」と

バルフォーゼ自身に偏向させて大打撃を与えるし、

 

最終回では液状化能力を駆使してブラッツに附着(?)することで

ジャオロの眼を欺き、下部マントルにある本拠地を突き止めるし……。

 

 

そのバイオライダーを敗退させたのが門矢士・仮面ライダーディケイドですが、

『オールライダー対大ショッカー』を観なおしてみたら、

「切り札」を惜しげなく使用し、かつ、かなり捨て身の戦法だったんだな、と実感しました。

 

決まり手となったのはディケイドファイズの『Final Attack Ride』

「クリムゾンスマッシュ」ですが、この必殺技の特性がバイオライダーの持ち味を

抑制するふうになっておりますね。深紅の三角錐で束縛し、液状化を防ぐという。

 

さらに、バイオライダーに「フォームチェンジ」する直前、ディケイドカブトの

「クロックアップ」状態での鉄拳を腹部にぶち込まれることでかなりの損耗を

被っているでしょう。無論、仕掛けた仮面ライダーディケイドも反作用を受けていますが。

 

最大の敗因は、それまでにエネルギーを消耗し過ぎたことにより、クリムゾンスマッシュを

蹴り入れられた衝撃から立ち直れずに、五体を再構成できなくなったことでありましょう。

 

とりわけ、戦闘開始するやたちどころに「リボルケイン」で大立ち回りをしたせいであろう、と。

 

 

思うらくは、特撮テレビドラマ版の『RXの世界』においては、

絶対的な必殺技である「リボルクラッシュ」ではなく、ジェダイ騎士さながらに

リボルケインで矢継ぎ早に斬り立てていくあの戦法がより有効だったのでしょう。たぶん。

 

リボルケインをもって防ぐしか対処方法がない、そんな水準の重火器が

かなり頻繁に投入されていたのかもしれません。たぶん。

 

そんなふうにでも屁理屈をこねないと敗因が割り出せない、

バイオライダーとはそんな男です(笑)。