今回のブログ記事は、私がsas9791名義でpixivで描いております小説、『RE-IMAGINTED 11 Rider Wars』(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3829979 )の解説のためのものです。
本文中に“ゴッド将軍”って言うのが出てくるんですが、これは『てれびくん』で90年に連載されていた漫画,
『宇宙の11 仮面ライダー銀河大戦』(居村眞二さん)のキャラクター。
マーダー聖水によって全ての生き物を「メタル生命体」に変えようとするマーダー帝国の最高幹部で、
本拠地にはショッカー~クライシス帝国の再生幹部連中が彼のもとで仕えている、というけっこう凄い奴でした。
(黄金狼男、ヒルカメレオン、カニレーザー、アポロガイスト、
ゼロ大帝、デッドライオン、鋼鉄参謀、魔神提督、
悪魔元帥、暗闇大使、ジャークミドラ)
ただしなぜかシャドームーンだけは彼にタメ口。
そしてこれら幹部を操るのはデルザー軍団“大首領”(JUDO)でも、クライシス皇帝でもなく……そこまで言えばわかるでしょう。
で、“ジャオロ軍団”というのは、徳間書店の『テレビランド』より、1989年12月号~1991年1月号まで連載されていた『時空英雄 仮面ライダー』が元ネタです。
漫画はシュガー佐藤さん、原案は『仮面ライダーシリーズ』の生みの親、平山亨プロデューサー。
ボスのジャオロ将軍ってのが他の太陽系から訪れたメデューサみたいなやつでして、地球の各時代に眠っている恐るべきエネルギー結晶・ブラッツ
(言ってみれば実写映画版『ヤッターマン』のドクロストーン、10個組み合わせると地球を滅ぼすほどの力を発揮する)
によって世界を破壊しようとする野望を、1号~RXまでの11人ライダーがタイムスリップしつつ食い止める、という話です。
この作品では戦闘員はおらず、幹部級の“参謀”が各ライダーと戦います。この参謀連中を私は“ヤミーがパワーアップした怪人”として使いました。Wikiにも、たしか項目ないので、ここで一気に解説。
パッカード …… ジャオロ軍団最初の参謀。コウモリみたいな頭に角、長い三つ又の尾をもつ。空を飛び、尾で敵を締めて押し潰す。1号と2号のライダーダブルキックに敗れる。
コゴエンダール …… 氷でできたチェスの駒のようなやつ。口から出すトリモチで敵を拘束し、氷柱剣で凍りつかせる。熱に弱い。V3、ライダーマンと戦う。
アイガロン …… 単眼の水母っぽいヤツ。目から振動波や催眠波を出す。X、アマゾンと戦う。
イグノス …… ミイラ型の怪人。変装や透明化能力を持つ。巨大な像を意のままに操ることも可能。包帯で敵を拘束することも可能だが、ストロンガーの電ショック一発で消滅したので、防御力は低い。
イムモータル …… ジャバ・ザ・ハットを一つ目にして蟹の鋏をつけたような奴。口から高温火炎を吐く。スカイライダーに「ほなサイナラ」孫悟空に「アカンベー」など、なんかユーモラス。
ゲドー …… 単眼の蟷螂。巨大な目から念波を出し、生き物を操る。スーパー1は古生代の植物やナメクジなどを容赦なく倒してたが、歴史変わらないだろうか……
グロン …… ドラキュラと同じ外見・能力を持つ。ZXが「痕跡探知アイ」「看破ディスプレイ」「ZX十字架キック」など、オリジナル技を豊富に使っていて、コイツの印象が薄い。
フォーゼ …… スフィンクス種の怪人。「軍団一の猛将」を自称するように、時空を跳び越えて共闘したBLACKとRXのダブルキックも効かない。もちろん、『仮面ライダーフォーゼ』とは関係がない。
バルフォーゼ …… フォーゼの実態。クマとトラとオオカミを混ぜたような獣。スカイ・X・ストロンガーを突き飛ばし、溶岩や硫酸も平気な化け物。
スーパー1とZXがバイオライダーに「もうあいつ1人でいいんじゃないかな」というコラージュ画像はこのシーンが元ネタ。
ジャジャキ …… 真田忍群の時代に紛れ込んだ忍者タイプの怪人。Xキックにも耐え、ZXが追い付けない速度など、かなり強いが、捨て駒にされた。
マゾーン …… ジャオロ将軍がブラッツのエネルギーから生み出した最強の参謀で、ブラックホールの化け物。ロボライダーでも敵わないパワーと高熱攻撃をもつ。しかし、1号の作戦でジャオロと同士討ちになり、11人ライダーの合成パワー「ライダーコズミックパワー」で宇宙の果てに葬られる。