放射能汚染を避けたいと、多くの大使が関西へ逃げ去って行った頃、アラグチ外相(当時駐日大使)は逃げるどころか、逆に東北の被災地まで駆けつけて下さり、炊き出しをして下さったのです。
— Musa spp. (@musa_spp7) March 20, 2026
お世話になったイランの恩を、仇で返す日本|出アメリカ~脱・戦後体制(さくら子) https://t.co/7vGHJUFaGZ pic.twitter.com/1UsGzEX45g
■新たなる植民地主義と「古い帝国」の一員としての日本
さて、私たちヨーロッパ人と日本人が理解しなければならないことがあります。
米国が世界のほかの国々から拒否されて衰退するとしても、それは米国が「古い帝国」と呼ぶところから拒否されていることにはなりません。
米国の「古い帝国」とは何か。
それは1945年に米国によって征服された世界です。ドイツを征服しヨーロッパを支配下に置きました。日本も征服しました。私たちが今ひしひしと感じるのは、米国が貿易戦争によってその古い帝国内での搾取に集中しようとする姿勢です。ヨーロッパと日本に関税圧力を強めています。
これは対抗措置を許さないような関税であり、いうならば強制された投資です。
ヨーロッパや日本、台湾は何をさせられることになるのか。無駄に失う投資をすることになります。なぜなら米国には投資から利益をあげるための優れた技能を持つ働き手がいないからです。
日本の皆さんには日本に対する米国の態度の中に何があるのかしっかりと見極めることをお勧めします。
それは合理的な計算に基づく搾取の意思でもあり、ロシアや中国と向き合うことで被った屈辱から立ち直るための加虐的感情でもあるでしょう。米国は中国との競争でも対等に渡り合うことができなくなっているのです。
ここであまり謙虚ではないかもしれないことを言おうと思います。
■ 「アメリカの同盟国」とみなされることは日本にとってのリスク
まずロシアです。
ウクライナを侵略した国だとされていますが、私から見ると、ロシアがしているのは防衛の戦争です。西洋で一般に言われていることに反しますが、ロシアは依然として信頼できる国だと思います。つまり交渉できる国です。私は、ロシアの動き方を理解しているつもりです。
ロシア軍はドニエプル川までは進むでしょう。黒海に面したセバストポールの港の安全を確保するためにオデーサは陥落させると思います。ロシアは軍事的に勝利を目指すしかないのです。
というのも、米国とはまともに交渉ができないことを知っているからです。しかし、ロシアはそこで止まるとほとんど確信しています。たぶんバルト諸国には、騒ぐのをやめさせ、落ち着いていられるように多少圧力をかけるかもしれない。しかし、そこまででしょう。
いずれにしろ、日本よりも少しだけ多い人口1億4500万人のロシアがウクライナを超えて、より領土の拡張を望むとは考えられません。今の1700万平方キロの領土を管理するだけでも大変なのですから。
次に中国です。
中国は日本にとって問題です。超大国であり、既に世界第一の経済大国になろうとしています。
米国は決して中国と対決することができないでしょう。中国と戦争できると言ったとしても、それは嘘です。中国は既に米国の軍需産業を標的に輸出規制をしています。航空機の製造にも欠かせないレアアースであるサマリウムなどの供給を拒んでいます。
ですから、中国と対決するかもしれないという言説はまったくばかげています。しかし、もう一つ別のばかげた言説にも触れておきましょう。それは、中国が超大国となって米国に取って代わり、世界の覇権国家となるだろうという言説です。
私は、リベラルな西洋の人間として中国の体制には反感を持ちます。
私はロシアの政治体制を「権威主義的民主主義」と定義しましたが、中国は「全体主義」ということになります。この中国の特徴はその文化と関係あるのですが、それを脇においてみると、中国の現体制は国際関係の中では合理的な姿勢を見せています。国益の追求は理にかなっています。ロシアと同様、交渉できる国だと思います。
現在の状況で逆説的なのは、国際関係の中で、より狂っていないのは最も権威主義的な国々だということです。困ったことに、私の属する世界、つまり西洋のリベラルな世界がちょっとおかしくなって、かなり信頼できなくなっているのです。
3番目は米国です。
私は既にその危機については十分に述べてきました。
ニヒリズムに陥ったプロテスタンティズムの危機という流れで位置づけたわけですが、この危機の深刻さに日本は警戒するべきでしょう。
米国は既に信頼しがたい国になっていますが、それはますます進み、問題の深刻化は止まらないと思います。米国との同盟関係に裏付けられていた安全の感覚は、危険な幻想になるでしょう。
ここでは細かい議論に入りませんが、頭のおかしな億万長者でいっぱいになった米国は内戦にも入りかねません。トランプは戦争か内戦かの選択でためらうことになるかもしれないと思うくらいです。
とにかく米国は地球上で最も大きな不安定ゾーンになったのです。












