札幌の家庭教師 学びの森通信 -3ページ目

札幌の家庭教師 学びの森通信

札幌でプロ家庭教師をしています。
家庭教師歴26年になります。

小学生のうちは難しい問題を解けるようになることよりも、勉強の「基礎を築く」ことのほうが大事だと思っています。

「中学受験の問題は難しい」

そういった先入観に捉われ、基礎がまだ築けていない子にも難しい問題を解かせようとする塾や親御さんも多いように感じます。

 

これは中学受験の弊害と言っていいでしょう。

 

私は決して中学受験否定派ではありませんが、基本的な漢字すらろくに書けない子供たちに、受験テクニックを教えていくようなやり方には甚だ疑問を持っています。

 

仮に合格は出来たとしても、中学校以降の勉強についていけなくなるのが目に見えているからです。

「入るための1年間と入ってからの6年間、どっちが大事なの?」

中学受験生に対して、私はよくこういった話をします。
 

受かることだけが最大の目的ではないということを、子どもたちに強く意識して欲しいからです。

中学受験は上位で受かる必要はありません。
 

トップで受かってもビリで受かっても合格は合格。
 

大事なのは、その後の6年間をどう過ごすかではないでしょうか。

中学受験の問題は、確かに難しい問題がたくさん含まれています。
 

特に算数は、教えている私でさえ苦戦する問題もたくさんあります。

でも受験は、全部解けなければ合格できないわけではありません。
 

捨てるべきところは捨て、拾うべきところをしっかり拾っていく。
 

一部の難関中学を除けば、それだけで十分合格ラインに達することが可能です。

 

「トップで合格した子が今は落ちこぼれ」

 

中学受験ではそういった話もよく聞きます。

 

きっと受験テクニックだけを覚えて、基礎を築いてこなかった結果かもしれません。

難しい問題をたくさん解かせることよりも、中学以降の勉強をスムーズに進めるために必要な漢字力、計算力、そして何よりも大事な自学力。

受験をするしないにかかわらず、小学生に必要なのはこういった「基礎を築く」こと。

上位で合格するよりも大事なことは、「その先」の勉強をスムーズに進めるための準備をすることではないでしょうか。

 

 

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うまくいったときは「自分のおかげ」
うまくいかなかったときは「他人のせい」

私も含めて、人間どうしてもそう思いたくなる瞬間ってありますよね。

教え子の成績が上がったのは「自分のおかげ」。
教え子の成績が伸びないのは「生徒のせい」。

世の中には、そう思いたがる先生が多いのも事実のようです。
 

と、いかにも偉そうに書いておりますが、正直に言えば、私の中にもそういった気持ちが全くないわけではありません。

教え子の成績が大きく伸びたり難関校に受かったりすると、ついブログに書いて自慢したくなる衝動に駆られます。

自分ではなるべく抑えているつもりですが、読者の方にとっては、ただの自慢話にしか見えませんよね。

 

気をつけなければとは思っているのですが、この気持ちを完全に抑え込むのはなかなか難しいものです。

勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」という有名な言葉があります。

偶然勝つことはあっても、偶然負けることはない。負けには必ずその原因がある。

まあ、そういった意味の言葉だと思いますが、勉強の指導においてもまったく同じことが言えると思います。

「成績が上がった」とか「合格した」という結果は、必ずしも「指導者のおかげ」とは限りません。

もしかしたらその生徒は、自分が教えていなくても上がっていたかも知れません。

あるいは、その子がやる気になったタイミングと、自分が受け持ったタイミングが、たまたま一致しただけも知れません。

それをいかにも「自分が上げてやった」とばかりにアピールするのは、ある意味、とても恥ずかしい行為に思えます。

 

ですから私は「合格させた」という言葉を使う先生は一切信用しないようにしています(笑)。

一方、生徒が頑張っているのに成績が上がらない。

教える側はそういった現実をどうしても隠そうとしますが、もし教え子の中に1人でもそういった子がいたとしたら、それは100%「自分のせい」と受け止めなければいけません。

「自分のおかげ」「他人のせい」ではなく、「他人のおかげ」「自分のせい」と心底思えるようになることが、本当の意味での「大人になる」ということかも知れませんね。

年齢的にはとっくに「いい大人」ですが、精神的にはなかなか大人にはなりきれない未熟な私です(笑)。

 

 

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自分で蒔いた種は、良くも悪くも芽を出します。

 

今の自分の状況は、過去の自分が蒔いてきた種が芽を出した結果に過ぎません。

 

さらに言えば、将来の自分の姿は今の自分が蒔いている種が芽を出した結果であることも心しておかなければいけないと思います。

 

突然、目の前に神様が現われて自分の願いを叶えてくれる。

 

そんなこと、あるわけありませんよね。

 

いくら神頼みをしても、いくらご先祖様にお願いをしても、自分で努力する覚悟のない人間まで助けてくれるほど、神様も仏様もお人好しではないはずです。

 

良い結果が欲しければ、普段から「良い種」を蒔く必要があるということです。

 

ただ、その種が芽を出す時期は人によって違うと言わざるを得ません。

 

私も長いこと子供たちの指導にあたってきましたが、子供たちの伸びる時期を予想するのは、正直難しいです。

 

指導開始後、数週間ですぐに結果を出してくれる子もいれば、数か月、いや、数年単位の時間がかかる子もいます。

 

私や塾の先生にとっては、前者の子の方がそれこそ「都合の良い子」と言えるでしょう。

 

でも、長い目で見た場合、どちらが良いかと問われたら、正直私にはわかりません。

 

前者の子は器用で要領がいい分、どこかで勉強をナメてかかるようになるかもしれません。

 

後者の子は不器用で苦労する機会が多い分、人間的には大きく成長できる可能性も秘めています。

 

また、成績は1度上がったからといって、今後もずっと上がり続けるわけではありません。

 

上がったり下がったりを繰り返しながら、最終的には実力通りの所に収まるのが普通です。

 

そう考えると、その時の結果に一喜一憂するのではなく、普段どんな種を蒔いているかに意識を向けることが何よりも大切なことだと思います。

 

毎日をその日の収穫高で判断せず、蒔いた種で判断しなさい

 

そんな言葉もあるように、勉強も仕事も、さらには人間関係も、結果という「収穫高」よりも「種蒔き」に目を向けることが大切ということですね。

 

子供たちはもうすぐ夏休みですね。

 

1日でも早く「収穫」の時期を迎えたいと思っている受験生も多いことでしょう。

 

でも、「種蒔き」をしない限りは「収穫」を迎えることはありませんね。

 

秋以降の「収穫」の時期を迎えるためにも、今はしっかり「種蒔き」に徹することをお勧めします。

 

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ある程度の知識さえあれば、「教えること」はさほど難しいことではありません。

 

何も知らない子供たちに対して、自分の持っている知識をひけらかせばいいだけの話です(笑)。

 

でも、「伝えること」となるとまた話は別ですよね。

 

自分では教えたつもりになっていても、結局、相手には何も伝わっていなかったことに気付き愕然とした経験、きっとみなさんにもあるのではないでしょうか。

 

お恥ずかしながら、私はしょっちゅうです(笑)。

 

そんな時はつい、

 

「何度教えたらわかるの?」

「何回同じこと言わせるの?」

 

といった言葉を吐きたくなるものです。

 

でもそんなときは、子供を責めるよりも、自分に「伝える力」が足りなかったと思ったほうが案外正しい判断かも知れませんね。

 

私も含めて、教える仕事についている人たちは、慢性の「教えたい病?」にかかっていることが多いようです。

 

「あれも教えなきゃ!これも教えなきゃ!」

 

本当に子供のためを思ってなのか、単に自分の知識をひけらかしたいだけなのかはわかりませんが、とにかく「教えなきゃ!」という強迫観念に捉われた生き物といってもいいでしょう(笑)。

 

だからこそ、決して感情的にならず、自分を客観的に判断する力も必要であると言えます。

 

本当に大切なのは、「教えること」ではなく「伝えること」。

 

そこを意識しないと、指導はなかなかうまくいかないものです。

 

ただ、それ以上に怖いのは、教えたつもりはないのに伝わっていることも多いことですね。

 

例えば、「思いやりの気持ちを持ちなさい!」と子供に教えている親が、陰で先生や他人の悪口を言っていたら。

 

例えば、「勉強しなさい!」といつもうるさい親が、本の1冊も読むことなく毎日テレビやネットに興じていたら。

 

私たちが思っている以上に、子供たちは私たち大人の行動を観察しているものです。

 

「子供は親の言うことは聞かないが、親のすることはマネする」

 

という言葉もあるくらいですから。

 

子供を責める前に、「子供のフリ見て我がフリ直す」。

 

そんな心の余裕が、私たちには必要かもしれませんね。

 

子供をやる気にさせる一番の方法は、親がやる気になって何かに取り組んでいる姿を見せること。

 

親のやる気がそのまま子供にも「伝わる」と言ってもいいのではないでしょうか。

 

あなたの言うことには全く耳を貸さない子供たちも、あなたのすることには目を光らせているはず。

 

子供とは、そんな恐ろしい生き物ですから(笑)。

 

 

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中学校まではトップクラスを走り続けてきた子が、高校に入って今まで見たこともない点数を取ってくる。

本人や親御さんにとってはショックな出来事かも知れませんが、進学校では決して珍しいことではありません。
 

というか、それが普通です。

そんなとき、その点数や順位だけから「頑張っている」か「頑張っていない」かの判断をされるのは、子供にとってはあまりにも辛すぎる仕打ちです。

子供が取ってきた点数に文句をつけたいのであれば、是非その問題を自分で解いてからにしてください。

子供がどれだけ難しい問題をやらされているか、よくわかるはずです。

A高校のビリとB高校のトップを比較したときに、A高校のビリのほうが頑張っているというケースは十分に考えられることです。

そう考えると、学校内の成績や順位だけで生徒を「頑張っている」とか「頑張っていない」と判断するのが、いかにバカげたことかよくわかりますよね。

特に難関大学や医学部に何人も合格するような進学校で、成績を上げていくのは並大抵のことではありません。

頑張っているのはみな同じ。

そういった環境の中で成績を上げていくのは、よっぽどの覚悟が必要ですし、結果が出るまでにもそれ相応の時間がかかります。

頑張っているのに上がらない。
やってもやっても上がらない。


一生懸命取り組んでいる生徒ほど、こういった「壁」にぶつかるものです。

 

でもその「壁」を乗り越えることで、大きく成長できるのも確かですね。

今まで簡単に出来ていたことがなかなか出来ない。

 

そのことに一番苦しんでいるのは子供自身。

そんな子供の気持ちを決して腐らせないためにも、私たちは結果ではなく過程に目を向ける意識が必要ではないでしょうか。

 

 

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「先生、これってテストに出ますか?」(知らん)

 

「どうせ出ないならやっても意味なくないですか?」(意味があるからやってるの)

 

「先生、これって今覚えないとダメですか?」(当たり前)

 

「今覚えてもどうせ忘れますよ」(忘れるから何度も繰り返すの)

 

「どうせ忘れるならテスト前にやったほうがよくないですか?」(そうやって今まで取れなかったんだよね)

 

「先生、今さら基礎をやる意味あるんですか?」(その基礎が解けないのは誰?)

 

「もっと実戦的な問題やったほうよくないですか?」(今のキミには必要ない)

 

「先生、それ学校で習ってません」(だから何?)

 

「習ってないからやらなくてもいいですよね」(テスト範囲なんだけど)

 

「先生、今回のテストって成績に関係ないんですよね」(だから何?)

 

「じゃあ、出来なくても別にいいですよね」(よくない)

 

「先生、頑張ったけど覚えられませんでした」(それは「頑張ってない」って言うんだよ)

 

「先生、今週は忙しかったんで宿題まだ終わってません」(1週間ずっと忙しかったの?)

 

「ここは全く解らなかったんでもう1回1から教えてください」(教科書に載ってるよ)

 

「先生、テスト勉強って何日前からやったらいいんですか?」(知らん)

 

「先生、1日何時間勉強したら○○高校(大学)に入れますか?」(知らん)

 

「先生、何かお薦めの問題集とかありませんか?」(キミの目の前にあるよ)

 

「とりあえず今は部活が忙しいので引退してからでいいですか?」(受験ナメてない?)

 

「夏休みからはガッチリ頑張るんで」(間に合わない)

 

「家だと集中できないから夏休みは友達と塾の夏期講習に行きます」(1人で出来ないのに大学行く気?)

 

「自習室もあるし全教科教えてもらえるんで」(自学力ゼロなの?)

 

「先生、今から死ぬ気でやったらまだ間に合いますよね!」(だから間に合わない)

 

「半年あったら偏差値10くらい上げれますよね」(やっぱり受験ナメてるよね?)

 

「ビリギャルだってそうだったんでしょ」(ビリギャルとキミは違うから)

 

 

ちなみに( )の中は私の心の声です(笑)。

 

キミたちの成績がパッとしないのは、「そういうところ」だと私は思います。

 

 

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「部活が終わったら頑張るんで」

 

そう宣言していた受験生が、本当に頑張った例を私は知りません。

 

「夏休みは死ぬ気で頑張ります!」

 

そう宣言していた生徒が、実際死ぬ気で頑張った例も私は知りません。

 

部活が終わってから頑張れる子は、部活をやっているときも頑張れた子。

 

夏休みを死ぬ気で頑張れる子は、夏休み前からも頑張ってきた子。

 

私はそう思っています。

 

「今からやっても間に合いますか?」

これも一時的にやる気になった生徒からよく発せられる言葉ですね。

以前の私は、生徒のやる気を促したいという意味で、「今からでも間に合うから頑張れ!」といった答え方をしていました。

でも実際のところ、こういった言葉を発した生徒が本気で間に合わせようと頑張った姿もほとんど見たことがありません。

「今からやっても間に合いますか?」

「今まではさんざんサボってきたけど、ここで心を入れ換えて頑張りたい!」
 

一見、やる気にあふれた言葉に聞こえます。

でもそれは裏を返せば、


「今までサボってきたことを全て棚に上げて、最後においしい所だけが欲しい!」
 

というとても都合の良い言葉でもあります。

この言葉を発する生徒の多くは、それまでの自分の態度を心から反省しているというよりは、きっと後者の意味で使っていることが多いのではないでしょうか。

そのため一時的にやる気になることはあっても、いざやろうとするとその苦しみに耐えられずに結局やらなくなる、というのが現実のようです。

もともと「勉強体力」が鍛えられていないわけですから、私からすれば「まあ、そうなるよね」といった感じです(笑)。

長い間、生徒を教えてきて確実に言えること。

それは、その時その時のやるべきことをきちんとやってきた生徒が、第一志望の高校や大学への切符を手にしているということ。

そして口先だけ大きい目標を掲げても、普段やるべきことをやってこなかった生徒が、自分の希望する高校(大学)には受からなかったという現実です。

この現実はきっとこれから先も覆されることはないでしょう。

「今からやっても間に合いますか?」

その言葉に対する今の私の答えは、ひとこと「間に合わない」です。
 

夢のない答え方に聞こえるかも知れませんが、それが現実ですから仕方ありません。

だって、本当に「間に合う」生徒なら、そんなことを人に尋ねる前に、自分で考えてとっくに行動に移しているはずですから。
 

「夏休みは死ぬ気で頑張るから!」

 

親は騙せても、私は騙されませんよ(笑)。

 

 

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水や肥料をたくさん与えれば、植物がよく育つわけではありません。

 

「過剰な水」と「過剰な肥料」は、逆に枯らしてしまいます。

 

一度枯れてしまったものは、なかなか元には戻りません。

 

植物を育てるのに必要なものは、「過剰な水」と「過剰な肥料」ではなく、「適度な水」と「適度な肥料」、そして「適度な愛情」といったところでしょうか。

 

人間もまた同じだと思います。

 

たくさん習い事をさせれば、何でも出来る子に育つわけではありません。

 

たくさん塾に通わせれば、勉強が出来る子になるわけでもありません。

 

子供自身が好んでやっているならともかく、「やらせ過ぎ」は逆に子供の心を枯らせてしまう可能性があります。

 

そして一度枯れてしまった(やる気を失った)子供の心は、そう簡単には戻りません。

 

勉強の目的は、「頭の筋肉」と「心の筋肉」を鍛えることだと思います。その中でも優先されるべきは「心の筋肉」です。

 

「過剰な習い事」と「過剰な塾通い」では「頭の筋肉」は鍛えられるかもしれませんが「心の筋肉」は鍛えられません。

 

勉強さえしていれば、家の手伝いをしなくてもいい。

勉強さえしていれば、好きなものを買ってもらえる。

勉強さえしていれば、多少のワガママもまかり通る。

 

こういった方法で子供を育てれば、子供は間違いなく、頭でっかちのモンスターチャイルド(?)になってしまいます。

 

本当にそれでいいのでしょうか?

 

「頭の筋肉」を鍛えるのはもちろん大切です。

 

でも、それ以前にやるべきは「心の筋肉」を鍛えること。

 

多少の辛さにも耐える心。

欲しいものを我慢する心。

簡単には諦めない心。

相手の立場を思いやる心。

自分の失敗を認める心。

他人の成功を妬まない心。

他人を見下さない心。

 

こういった「心の筋肉」を鍛えておかなければ、結局のところ、勉強も仕事もうまくいかないような気がします。

 

「頭の筋肉」の前に、まずは「心の筋肉」。

 

その順番は間違えないよう気をつけたいところですね。

 

 

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本を読むのは好きですが、読むスピードは決して速くはありません。
 

もちろん内容にもよりますが、一冊の本を何日もかけて読むこともあります。
 

マンガを読むのはきっと子供たちより遅いと思います。

 

「速読」や「斜め読み」といったものは、私には無縁のもの。むしろ「遅読」ですし、それでいいと思っています。

 

なぜなら私にとって読書の目的は「速く読むこと」ではなく、「内容を楽しむこと」だからです。

「速く読むこと」「問題を解くこと」だけが目的の読書は、私には何の魅力もありません。

 

きっと多くの子供たちも一緒だと思います。

 

国語の苦手な生徒ほど、「間」を考えずに、やたらと速く読もうとします。
 

算数の苦手な子供ほど、「手」を使わずに、やたらと速く解こうとします。

 

いずれも「手間」を省くと、ろくなことにならないという良い例だと思います。

 

小さい頃から「文章は速く読みなさい!」「問題は速く解きなさい!」と言われ続けてきた結果でしょうか。

 

このような勉強をしている限り、問題を速く解けるようになることはあっても、勉強の面白さに気付く事は決してないでしょうね。
 

子供たちは「近道」をしているつもりなのかもしれませんが、むしろそれが「遠回り」になっているような気がします。

 

少しくらい、読むのが遅くてもいいではありませんか。
 

少しくらい、解くのに時間がかかってもいいではありませんか。

 

丁寧に読んで、丁寧に解く。

 

特に小学生への指導はこれだけで十分だと私は思っています。

 

ただ速く問題を解くだけの「受験マシーン?」になるよりは、文章をじっくり味わって感動したり、ちょっと立ち止まって考えてみたり。


私なら、教え子たちにはそういった人間になって欲しいと思っています。

 

だからこそ、私はあえて教え子たちには「遅読」を薦めています。
 

 

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このブログの読者の方なら、もうお気づきかも知れませんが、私はよく「かもしれない」という言葉を使います。

 

教育に携わる人間として、断定的な物言いはなるべく控えるようにしているからです。

「やれば出来る(かもしれない)」
「こうすれば成績が上がる(かもしれない)」
「頑張れば合格できる(かもしれない)」

 

何だか頼りないですね(笑)。

 

でもみなさん、こういった物言いをする教育者をどう思いますか?

 

「やれば誰でも出来るようになる!」

「こうすれば必ず成績が上がる!」

「私に教われば必ず合格できる!」

 

信頼できますか?

私には詐欺師か怪しい宗教家にしか思えないんですが(笑)。

私は「人生は思い通りにいかなくて当然」と思っています。
 

もちろん努力は大切です。

ただ、その努力は「思い通りにするため」に必要なのではなく、「思い通りにいかなかったときのため」に必要と考えています。

努力には忍耐力が必要です。

みんなが遊んでいるとき、その誘惑に負けない忍耐力が必要です。

みんなが楽しんでいるときも、勉強するという忍耐力が必要です。

そうやって鍛えた忍耐力は、「思い通りにいかなかったとき」にこそ大きな力を発揮する。

だから、報われるとか報われないとかは関係なく、努力をすることにこそ価値がある。
 

子供たちには、そのように伝えています。

「どうすれば点数が取れますか?」
「どうすれば成績が上がりますか?」

スイッチひとつで何でも出来る環境で育ってきた子供たちは、「こうすればこうなる」といった答えを簡単に求めてきます。

でも、勉強はスイッチひとつで出来るようになるほど単純なものではありません。

 

その子がそれまでに培ってきた生活体験や感覚、モチベーションの状態やそれに伴う努力の量、そういったさまざまな要因が組み合わさった結果として表れてくるものです。

 

ですから、成績を上げる方法は決してひとつではなく、その子によって違うと言っていいでしょう。

 

私の立場で言うのも何ですが、簡単に人に答を求めるのではなく、まずは自分の頭で考えていろいろ模索してみる。

 

そうすることで、もしかしたら成績も上がって真の実力も付く「かもしれません」。

 

 

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