小学生のうちは難しい問題を解けるようになることよりも、勉強の「基礎を築く」ことのほうが大事だと思っています。
「中学受験の問題は難しい」
そういった先入観に捉われ、基礎がまだ築けていない子にも難しい問題を解かせようとする塾や親御さんも多いように感じます。
これは中学受験の弊害と言っていいでしょう。
私は決して中学受験否定派ではありませんが、基本的な漢字すらろくに書けない子供たちに、受験テクニックを教えていくようなやり方には甚だ疑問を持っています。
仮に合格は出来たとしても、中学校以降の勉強についていけなくなるのが目に見えているからです。
「入るための1年間と入ってからの6年間、どっちが大事なの?」
中学受験生に対して、私はよくこういった話をします。
受かることだけが最大の目的ではないということを、子どもたちに強く意識して欲しいからです。
中学受験は上位で受かる必要はありません。
トップで受かってもビリで受かっても合格は合格。
大事なのは、その後の6年間をどう過ごすかではないでしょうか。
中学受験の問題は、確かに難しい問題がたくさん含まれています。
特に算数は、教えている私でさえ苦戦する問題もたくさんあります。
でも受験は、全部解けなければ合格できないわけではありません。
捨てるべきところは捨て、拾うべきところをしっかり拾っていく。
一部の難関中学を除けば、それだけで十分合格ラインに達することが可能です。
「トップで合格した子が今は落ちこぼれ」
中学受験ではそういった話もよく聞きます。
きっと受験テクニックだけを覚えて、基礎を築いてこなかった結果かもしれません。
難しい問題をたくさん解かせることよりも、中学以降の勉強をスムーズに進めるために必要な漢字力、計算力、そして何よりも大事な自学力。
受験をするしないにかかわらず、小学生に必要なのはこういった「基礎を築く」こと。
上位で合格するよりも大事なことは、「その先」の勉強をスムーズに進めるための準備をすることではないでしょうか。
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