本を読むのは好きですが、読むスピードは決して速くはありません。
もちろん内容にもよりますが、一冊の本を何日もかけて読むこともあります。
マンガを読むのはきっと子供たちより遅いと思います。
「速読」や「斜め読み」といったものは、私には無縁のもの。むしろ「遅読」ですし、それでいいと思っています。
なぜなら私にとって読書の目的は「速く読むこと」ではなく、「内容を楽しむこと」だからです。
「速く読むこと」「問題を解くこと」だけが目的の読書は、私には何の魅力もありません。
きっと多くの子供たちも一緒だと思います。
国語の苦手な生徒ほど、「間」を考えずに、やたらと速く読もうとします。
算数の苦手な子供ほど、「手」を使わずに、やたらと速く解こうとします。
いずれも「手間」を省くと、ろくなことにならないという良い例だと思います。
小さい頃から「文章は速く読みなさい!」「問題は速く解きなさい!」と言われ続けてきた結果でしょうか。
このような勉強をしている限り、問題を速く解けるようになることはあっても、勉強の面白さに気付く事は決してないでしょうね。
子供たちは「近道」をしているつもりなのかもしれませんが、むしろそれが「遠回り」になっているような気がします。
少しくらい、読むのが遅くてもいいではありませんか。
少しくらい、解くのに時間がかかってもいいではありませんか。
丁寧に読んで、丁寧に解く。
特に小学生への指導はこれだけで十分だと私は思っています。
ただ速く問題を解くだけの「受験マシーン?」になるよりは、文章をじっくり味わって感動したり、ちょっと立ち止まって考えてみたり。
私なら、教え子たちにはそういった人間になって欲しいと思っています。
だからこそ、私はあえて教え子たちには「遅読」を薦めています。
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