うまくいったときは「自分のおかげ」
うまくいかなかったときは「他人のせい」
私も含めて、人間どうしてもそう思いたくなる瞬間ってありますよね。
教え子の成績が上がったのは「自分のおかげ」。
教え子の成績が伸びないのは「生徒のせい」。
世の中には、そう思いたがる先生が多いのも事実のようです。
と、いかにも偉そうに書いておりますが、正直に言えば、私の中にもそういった気持ちが全くないわけではありません。
教え子の成績が大きく伸びたり難関校に受かったりすると、ついブログに書いて自慢したくなる衝動に駆られます。
自分ではなるべく抑えているつもりですが、読者の方にとっては、ただの自慢話にしか見えませんよね。
気をつけなければとは思っているのですが、この気持ちを完全に抑え込むのはなかなか難しいものです。
「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」という有名な言葉があります。
偶然勝つことはあっても、偶然負けることはない。負けには必ずその原因がある。
まあ、そういった意味の言葉だと思いますが、勉強の指導においてもまったく同じことが言えると思います。
「成績が上がった」とか「合格した」という結果は、必ずしも「指導者のおかげ」とは限りません。
もしかしたらその生徒は、自分が教えていなくても上がっていたかも知れません。
あるいは、その子がやる気になったタイミングと、自分が受け持ったタイミングが、たまたま一致しただけも知れません。
それをいかにも「自分が上げてやった」とばかりにアピールするのは、ある意味、とても恥ずかしい行為に思えます。
ですから私は「合格させた」という言葉を使う先生は一切信用しないようにしています(笑)。
一方、生徒が頑張っているのに成績が上がらない。
教える側はそういった現実をどうしても隠そうとしますが、もし教え子の中に1人でもそういった子がいたとしたら、それは100%「自分のせい」と受け止めなければいけません。
「自分のおかげ」「他人のせい」ではなく、「他人のおかげ」「自分のせい」と心底思えるようになることが、本当の意味での「大人になる」ということかも知れませんね。
年齢的にはとっくに「いい大人」ですが、精神的にはなかなか大人にはなりきれない未熟な私です(笑)。
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