自分で蒔いた種は、良くも悪くも芽を出します。
今の自分の状況は、過去の自分が蒔いてきた種が芽を出した結果に過ぎません。
さらに言えば、将来の自分の姿は今の自分が蒔いている種が芽を出した結果であることも心しておかなければいけないと思います。
突然、目の前に神様が現われて自分の願いを叶えてくれる。
そんなこと、あるわけありませんよね。
いくら神頼みをしても、いくらご先祖様にお願いをしても、自分で努力する覚悟のない人間まで助けてくれるほど、神様も仏様もお人好しではないはずです。
良い結果が欲しければ、普段から「良い種」を蒔く必要があるということです。
ただ、その種が芽を出す時期は人によって違うと言わざるを得ません。
私も長いこと子供たちの指導にあたってきましたが、子供たちの伸びる時期を予想するのは、正直難しいです。
指導開始後、数週間ですぐに結果を出してくれる子もいれば、数か月、いや、数年単位の時間がかかる子もいます。
私や塾の先生にとっては、前者の子の方がそれこそ「都合の良い子」と言えるでしょう。
でも、長い目で見た場合、どちらが良いかと問われたら、正直私にはわかりません。
前者の子は器用で要領がいい分、どこかで勉強をナメてかかるようになるかもしれません。
後者の子は不器用で苦労する機会が多い分、人間的には大きく成長できる可能性も秘めています。
また、成績は1度上がったからといって、今後もずっと上がり続けるわけではありません。
上がったり下がったりを繰り返しながら、最終的には実力通りの所に収まるのが普通です。
そう考えると、その時の結果に一喜一憂するのではなく、普段どんな種を蒔いているかに意識を向けることが何よりも大切なことだと思います。
「毎日をその日の収穫高で判断せず、蒔いた種で判断しなさい」
そんな言葉もあるように、勉強も仕事も、さらには人間関係も、結果という「収穫高」よりも「種蒔き」に目を向けることが大切ということですね。
子供たちはもうすぐ夏休みですね。
1日でも早く「収穫」の時期を迎えたいと思っている受験生も多いことでしょう。
でも、「種蒔き」をしない限りは「収穫」を迎えることはありませんね。
秋以降の「収穫」の時期を迎えるためにも、今はしっかり「種蒔き」に徹することをお勧めします。
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