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男子バレーボール準決勝

まずは第一試合のアメリカ×ロシア。

しびれましたねぇ~・・・これぞトップチームの戦いと言うやつですね。
1セットからファイナルセットまで、まさに息を呑む戦いでした。

1、2セットはアメリカのサーブが効果的に決まり、アメリカが先取しましたが
3、4セットは逆にロシアのサーブが良くなりブロックも出て、ロシアがイーブンに戻します。

ファイナルセットはサイドアウトの攻防・・・最後の最後でアメリカのブロックが決まり
アメリカがこの死闘を制しました。

しかし・・・あの大きなロシアやアメリカ選手の繋ぎの良いこと・・・
お互いの高い位置からの強打をレシーブするわ、フェイトは突っ込んでナイスレシーブっ。
2段トスも丁寧なので攻撃に繋がる・・・

お互い相手チームのブロックが高くて良いと分かっているから、コースを狙い
効果的に攻めていく・・・

そして、オリンピック・・・勝てば決勝と言う緊迫した中での試合にも関わらず
サーブが凄いっ。とくに、アメリカのピンチサーバーのルーニーはこの試合で
ピンチサーバーで出てしっかりと効果的なサーブをロシアのコートに入れるんですから。

この試合の勝敗を決めたのはミスではないでしょうか。ロシアがアメリカに比べて
ミスが多かった。と言っても、このミスだってそんなに大差はないものなんですけどね。
でも、トップレベルの試合になるとその1つ2つのミスが命取りになると言う・・・

あと気になったのがラッパ。ロシアのラッパ隊がうるさかった(笑)
見てるとロシアのホームゲームのような雰囲気でした。その中で集中力を切らさず
勝利を手にしたアメリカは本当に凄いですね。

そして第二試合のブラジル×イタリア。
この試合もミスが全てじゃないでしょうか。アメリカとロシアの僅差のミスではなく
要所要所でイタリアにミスが出て、終始ブラジルのリズムで戦ってしまったと言う感じです。

1セットすでに6-2でイタリアがリードしている所からの視聴だったので、どういう展開で
イタリアがリードしたのかは分かりませんが、このセットはイタリアにはミスがなく
この点差を守りきってイタリアがセットを先取します。

2セット目からイタリアのミスが出だします。ネットタッチやサーブミス、スパイクミス・・・
ブラジルに先行を許す展開になってしまうので、ブラジルのサーブが効果的に
イタリアコートに入るので、レセプションが崩れブラジルのブロックにかかってしまう。
中盤にレシーバーがはじいたボールを追いかけて取ろうとした所に副審が邪魔で
イタリアがボールを上げられなかった場面がありました。

喜ぶブラジルチーム・・・しかし、イタリアチームが審判に猛抗議をし、結局ノーカウントに
なりました。仕切り直しでイタリアのサーブから始まり、ブラジルの攻撃をイタリアがブロックして
波にのるかと思いきや、すぐにレセプションが崩れまたもブラジルのブロックにかかる・・・
ブラジルの TTO の時にすでに16-10の6点差。この差を縮めることができずに
ブラジルにセットを取られてイーブンにされます。

3セット、4セットも同じような展開で終始試合の流れはブラジルに。特にイタリアは
サーブミスが多いので、途中良いプレーで得点してもサーブをミスしてしまうので
連続得点には至らないと言う、フラストレーションが溜まるような展開でした。

3セットの中盤から終盤にかけての所で、イタリアの兄貴(ルイジ・マストランジェロ)が
ブロックの際、一緒に跳んだチームメイトの足に乗っかってしまい、負傷しチームメイト数人に
担がれて退場するハプニングもありました。起き上がれない兄貴はコートを叩いて
悔しがっていました・・・・。

結局、ブラジル×イタリアは 19-25 25-18 25-21 25-22 で、3-1 でブラジルの勝利。
攻守ともに、両チームの差はあるような感じではなかったので、イタリアにミスがなければ
フルセット試合・・・もしくは勝利の可能性もある試合だと思いました。
まぁ、ミスをしないと言うのも実力の内ですけどね。

一方ブラジルチームは悪いわけではないのですが、神の手不在と言う事で
何かやはり足りない感じがします。ブラジルの早い攻撃にもイタリアはブロック2枚つく
場面が多くありましたし。(スパイカーの上手さで得点にはなっていましたが)
この試合、目立ったのはやはりジバでした。攻守にわたって凄かったです。
が・・・・・ジバの身長を考えるとアメリカの高さとブロックの良さは驚異となります。
今日のようにジバばかりが目立つような展開になるとブラジルは厳しいかも・・・。

クイックなどもロシアの方が高さと速さがあったような感じがするので、ブラジルの
セッターが上手く組み立てて、アメリカのブロックを振ってスパイカー陣がなるべく
楽な状態で打てるような展開じゃないと2連覇は厳しくなると思います。
アメリカは高さだけのチームじゃないし、サーブで攻められるのも確実ですし。

ともあれ、どちらもミスが少なく、攻守のバランスの良いチーム。
白熱した試合になるのは間違いなしですね。楽しみだーーーーー。

男女ともに決勝はブラジル×アメリカです!!!
まずは女子から。どのような結果になっても1位と2位はブラジルとアメリカの独占と言う・・・

バレーボールも今日と明日の2日間で終わりです。
ドキドキだぁ・・・・・・・

オリンピックで若手の育成?!?

全日本男子の皆さんが今日帰国したようですね。
本当にお疲れ様でした。

本当はオリンピックの準決勝の感想を書こうと思ったのですが、その前に
気になった事があったので・・・。

全日本男子の予選の中国戦から「若手を育てたい」と言う意向があったそうです。
そして・・・・・・・・・

「このチームはオリンピック出場する為のチームだった。次はオリンピックで勝てるチームを作る」

これって監督の言葉なのでしょうか・・・・もしそうならちょっと疑ってしまう・・・・

残り2試合と言うのは、予選では予選突破は2勝ラインでしたので、まだ望みはあったはず。
その時期でこの言葉はベテラン勢にとってどう受け取られたのか。
選手の誰もが参加するだけで納得する訳ではありません。勝つために北京に行ったのでは
ないでしょうか?監督もメダルを狙うと言ってたじゃないですか。

地元中国に勝つ自信がなく、予選突破は無理と判断して「逃げの口実」を
作りたかったとしか受け取れません。引退を決意していたノブコフだってオリンピックでの
自分達の不甲斐なさに「悔しい、これで終わりたくない」と現役を続行する意志を
表明したじゃないですか。誰もが強い意志と希望を持ってオリンピックに臨んでいるんですよ?

誰もが最後まで自分達のバレーをしたい、自分達の出来ること全てを1試合でもいいから
したかったのではないでしょうか?その為に4年間頑張ってきたんじゃないですか。

まるで試合における監督の采配のようですね・・・駄目ならすぐ交代。

私はこれだけのチームを作ってきた植田監督を凄いと尊敬もしていましたが
今回の件が本当なのであれば今までのようには見られません。

この件を自信のブログで公開した選手の方は「もう全日本のユニフォームを着ることはありません」と
はっきりと書かれていました。そりゃそうですね・・・・どの国の誰もがただオリンピックと言う舞台で
最高のパフォーマンスを見せたい、勝ちたいと思ってプレーしてる中で若手の育成って・・・・
相手のチームにも失礼ですよ。いや、それ以前に出たくても出られなかった国に対して
自分達がオリンピックの出場国だと言う事を忘れていませんか?

今までの厳しい練習も監督と選手の間にしっかりとした信頼関係があったからこそなのに・・・
植田監督が続投する場合、この辺の信頼関係は大丈夫なのだろうか・・・・・・

ショックだ・・・・・

女子バレーボール準決勝

今、中国×ブラジル戦が終わりました。0-3でブラジルの勝利です。
1セット、2セットこそ中国も粘りましたが、3セット目は日本×ブラジル戦を
見てるような展開でした。このブラジルチームは本当に強い・・・

しかも3セット目の24・25点は日本も苦しめられたサーブでの連続ポイントで
あっさり終わりました。その前に行われたキューバ×アメリカ戦もまさかの
キューバ惨敗。朗平監督はしっかりとこのオリンピックに照準を合わせてきましたねぇ・・・

私の希望としては決勝は因縁の対決でブラジル×キューバ、そして3位決定戦は
朗平監督(アメリカ)×中国を期待していたのですが(笑)
でも、アメリカの仕上がり具合は本当に良い・・・正直、私の中ではアメリカはメダル争い
に入るのはちょっと厳しいかな~~っと思っていたのでキューバ戦は本当に驚きました。
選手のモチベーションはもちろんですが、戦略もバッチリとかみ合った試合でした。

キューバに比べると穴が少ないブラジルに対して、朗平監督はどんなアメリカバレーを
見せてくれるのか楽しみだし、難しい事は余りないですが、個々がしっかりと自分の
やるべき事をしっかりこなしてバランスの良く高さのアメリカチームとどう戦うのか・・・
う~~~んっっっ考えただけでワクワクするっ(o≧∇≦)o

そして明日は男子の準決勝っ!イタリア×ブラジルとアメリカ×ロシアです。
この試合も見逃せませんっ。

しかし・・・ブラジルの男女のメンタル面での強さは凄いですね。あのもの凄い雰囲気の中でも
最高のモチベーションで戦い、結果を出す。バレーに限らず、世界のトップレベルの選手の
心臓って毛が生えてるだけじゃなくてパンチパーマもかかってるのではないかと思ってしまう。

それと今日はソフトボールの女子が見事金メダルっ!!!!
予選でコールド負けしたアメリカを相手に勝つとは・・・凄いなぁ・・・・
本当におめでとうございますっ。

北京五輪 女子バレーボール準々決勝 対ブラジル

今日の試合は早い時間の放送だったんですねぇ。
てっきり夜だと思ってました。
とりあえず、よるに放送された録画を見ました。

1セット目は日本のブロックから始まり、「おっ」っと期待したのも
つかの間・・・ブラジルの作戦勝ちでしたね。徹底したサーブ攻め。
マリに何点とられたんだろう・・・

中盤から日本も粘りを見せますが、すでに大量リードされていたので
そのままブラジルがセットを先取。

2セット目もブラジルに先行されてしまいますが、日本は徐々に動きが良くなり
ブラジルに1点差に詰め寄る場面もありました。このセットはブラジルの
強打を佐野選手を中心によく拾ったと思います。ただ2段が安定せず、カウンターが
決まらなかったり、ラリーを取りきれなかったりなど、追いつけそうで追いつけない
展開に。そしてまたブラジルのサーブに崩されてしまい、また離されてしまいますが
日本の集中力は切れることなく、果敢に日本のバレーを展開します。

このセットは高橋選手が徹底的にマークされてブロックされていたので
今までのような決定力が高橋選手にあったら、もしかしたらセットを取れていたかも
しれませんね。「もしかしたら・・・」ですが。

3セット目は2セット目の良い流れのまま試合が進み、1回目の TTO は
日本が先取しました。このセットはディグ以外にブロックが良かったですね。
しかし、日本のミスからブラジルに連続得点を許すことになり・・・
強いチームと言うのは試合の流れを掴んだら一気にきます・・畳み掛けるかのごとく・・・
それにブラジルの選手は本当に上手い。チャンスボールもただでは返さず
1プレー1プレーがちゃんと計算されているんですよね。そしてラリー中に見せる
絶妙なコンビと集中力。

悔しいけど、一枚も二枚も上手ですね。結局3セット目も 25-16 とブラジルに。
ただ、このチームになってからの2段トスやチャンスボールの処理の不安定さが
ずっと気になっていたのですが、オリンピックに入ってもそれは改善されていなかったのが
痛い・・・。不安定なトスが多く上がる中、スパイカー陣は本当に頑張ったと思います。
点差だけを見ると惨敗と言う感じですが、内容は良かったと思える試合でした。
どの選手も最後まで集中していたし、今出来ることを精一杯しているように見えました。

そして、予選ラウンドブロック1位の荒木選手。凄いですねぇ・・・荒木選手は
最初から最後まで集中力を切らさず、本当に良いプレーと気迫を見せてくれました。
イタリアでのプレーが決まっている荒木選手ですが、イタリアでも頑張ってほしいと思います。
そして更に大きくなって帰ってきてほしいっっ!!

これで女子のオリンピックも終わりました。準決勝はブラジル×中国、キューバ×アメリカと
なったようです。優勝候補の一角と言われていたイタリアが負けましたか・・・。
中国とロシアは力的にはロシアかな~っと思ってはいたのですが、あの会場の雰囲気とか
考えると、ロシアの選手の集中力がどこまで続くか・・・続きませんでしたか・・・
中国にストレート負け・・・

全日本女子の皆さん、本当にお疲れ様でした。
次の戦いまで、ゆっくりと休んで下さい。

北京五輪 男子バレーボール予選 対アメリカ

全日本男子のオリンピックが終わりました。
予選突破の重圧もなく、日本らしいバレーが見られるか・・・1セットでも1点でも
長く全日本男子のプレーを見たいと願いながら見ていましたが3-0の
ストレートで終わってしまいました(ノ_<。)ノ

ワールドリーグから思っていたのですが、アメリカは高さに加えて攻守のバランスが
本当にいいですね。1、2セットは女子の中国戦を思い出してしまうような
シャットアウトの連続・・・スパイカー陣がまともに打ってしまったと言うのもありますが
早い攻撃にしっかり2枚つかれたりと、攻撃が読まれていた場面も多々ありました。
なので、2セット途中から3セット目にコートに立っていたのは宇佐美選手。
久しぶりに長い時間、宇佐美選手がトスを上げる姿を見られました。

私はオリンピックに入ってからのセッターは朝長選手よりも宇佐美選手の方が
良いのでは??っと思ってたんですよね。オリンピックの試合で日本のレセプションは
悪かったので、センター線中心の朝長選手よりはサイドへの早いトスと、少々レセプションが
崩れても強引にクイックにいける宇佐美選手の方が攻撃がしやすいのではなかろうかと。
まぁ、宇佐美選手もオリンピック前まではコンビが合わなかったので使うのは難しかったのかも
しれませんが。

ただ、植田監督は交代が早すぎますよね(; ̄∇ ̄)ゞ
あと数点取られたらセットや試合が終わる場面なら兎も角、点差に余裕があっても
コンビが合わないと修正する間も与えずに交代ですから・・・これでは余計に選手に
プレッシャーを与えてしまうのではないでしょうか。

しかし・・・こうなってほしくないと言う結果に終わってしまったのは本当に残念です。
私はこのオリンピックでメダルとか順位に関しては全く考えておらず、どこまで
全日本男子がオリンピックと言う舞台で自分達のバレーができるのかを期待して
見ていました。

が・・・やはりオリンピックの壁は想像以上に厚く高いと言うことなんですね。
3セット目アメリカは、司令塔のボールとエースのスタンリーを下げてきましたから
もう少し粘ってほしかったなぁ。

でもって山本選手は既に完全燃焼してしまった感じだったし・・・苦労の末にやっと掴んだ
オリンピックの舞台ですから、消化試合とは言え最後まで闘志を出してチームを
引張ってほしかったですね。

まぁ、山本選手に限らず、全体的にその選手らしいバレー、日本らしいバレーが
出来ることなく、終わってしまいましたが・・・。

今回は開催国で無条件で出場の中国、今回は若手の入れ替えが上手くいかずに
本来のバレーをできなかった韓国、そして今回のオリンピックを逃したオーストラリア・・・
次のオリンピック出場は今回よりも厳しくなる事が予想されます。

ベテラン勢がオリンピック後に全日本を離れたり、現役を引退して次の全日本男子の
メンバーもかなりの変更があると思います。今回オリンピックに出場できた選手が
全日本にまた招集された時は、この4年間を次の4年間に是非とも繋げてほしい。

悔いの残るオリンピックになってしまいましたが、全日本男子の選手の皆さん
そして監督をはじめスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。
次のスタートまで、まずはゆっくりと心も身体も休んでほしいと思います。