“最高の舞台に” 、初めて触れた祖国の温もり/第32回在日朝鮮学生少年芸術団
祖国の人々との交流
今回の芸術団は、日本各地から集まった130人の生徒らで構成された。その大半が初めての祖国訪問だ。
万寿台の銅像、チュチェ思想塔、凱旋門、ネオンで彩られた美しい平壌の夜景…。教科書や先生の話を通じて見聞きした風景が実際に目の前に広がると、生徒たちは喜びを隠せない様子だった。
「平壌国際空港に降り立った時、ついに祖国に来たんだという喜びで胸がいっぱいだった。生まれて初めて見る平壌の夜景は、どんなに感動的だったか」
主体思想塔から平壌市内を一望する(在日朝鮮学生少年芸術団提供)
東京中高・中級部2年の生徒(舞踊組)は、胸の高鳴りを抑えられなかった祖国での初めての晩をこのように回想した。「ここで日本各地から集まったトンムたちとどんな楽しい日々を過ごすんだろう。期待で胸がいっぱい」と笑みを浮かべる。
生徒たちにとって、宿泊場所である平壌ホテルのスタッフとの触れ合いも楽しいようだ。
「ご飯は美味しい? おかわりはいる?」「部屋は暖かい? 不便はない?」
朝から晩まで、母や姉のように生徒たちを思うホテルスタッフの優しさを、生徒たちは自らに注がれる祖国の愛として受け止めている。
また、在日朝鮮学生少年芸術団には、練習場所として国家行事などで使用される人民文化宮殿が特別にあてがわれ、万景台学生少年宮殿の一流の講師がつきっきりで指導につくなど、国家的なサポートの下で生徒たちの練習環境が整えられている。
広島初中高・初級部6年の児童(舞踊組)は、「祖国の子どもたちも使うことのできない特別な場所を私たちのために提供してくれたと聞き、近くにいる子どもたちより、異国に住む子どもたちを思う祖国の温かさを感じ、嬉しくなった。私たちが心を一つにして迎春公演を成功させることで、祖国の人々を喜ばせたい」と話す。
助け合いの精神
祖国での生活は生徒たちにとって、親元を離れ集団生活の中で自立心を養う期間でもある。各部屋は2人、もしくは3人で構成され、生徒たちは起床から就寝までをともにし、助け合いの精神を学ぶ。平壌ホテルでも、練習が行われる人民文化宮殿でも、皆が兄弟姉妹のように仲睦まじく過ごす光景が広がっている。
新しい歌を習う声楽組の生徒たち
東春初級6年の児童(舞踊組)は祖国の人々の姿から「一心団結」という言葉の意味を知ったと話す。「ホテルスタッフのお兄さん、お姉さんがなぜ私たちをこんなにも気遣ってくれるのか最初はわからなかった。数日間過ごすうちに、祖国では皆が一人が皆のために、皆が一人のために尽くす温かい社会なんだということに気付いた。私たちも祖国の人々のように一心団結して、迎春公演を成功させたい」。
憧れの迎春公演の舞台にかける生徒たちの熱意は日増しに高まっている。午前、午後に行われる人民文化宮殿での練習では飽き足らず、出発前や昼休み、夕食後にもホテル内で熱心に踊り、歌う生徒たちの姿が見受けられる。
「歴代の迎春公演の映像を何度も見た。自分がその舞台に立つなんて夢みたい」と目を輝かせるのは城北初級6年の児童(舞踊組)。「毎日、練習が本当に楽しい。私たちの迎春公演を最高の舞台にするために、これからも練習を頑張りたい」と力強く語った。
(朝鮮新報)
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<2019年説迎え会>祖国の学生が奨励/在日朝鮮学生少年芸術団
【平壌発ギムユラ記者】説迎え公演を成功させるためにリョンスプに汗を流す在日朝鮮学生少年芸術団のメンバーを祖国の学生が熱く激励した。
6日午後2時、在日朝鮮学生少年芸術団の構成員が訓練場である人民文化宮殿に到着すると牡丹峰区域の改善、高度な中学生が吹奏楽の歓迎曲を演奏して、それら友好た。
歌「配偶者」、「これ見よ "、"ガリラヤ白頭山に」などの改善、高度な中学生は約20分間かけて吹奏楽による小公演を披露した。
http://chosonsinbo.com/2018/12/yr20181210-1/
(チフンもいました)
楽しんでほしいですねー