名言(324) ― 小説の力・可能性のこと | saniyのブログ ― 言葉に学ぶ

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これまで出会った言葉たちについて考えていくブログです。まず、名言から始めています。

音楽が人を救うことがあるように、ひょっとしたら小説にもそういった奇跡的な効能があるのかもしれません。
[安壇美緒(あだんみお。現代日本の若手女性作家) 文学賞を得た際のインタビューの席での発言。]



言葉を用いて様々な大事なテーマを盛り込んだ物語にして創作していけるのが小説だ。すぐれた構想力と文章力で立派に出来上がった小説は、読み手に娯楽だけでなく、上で言うように、救いをも与えてくれるだろう。
ドストエフスキー(19世紀のロシアの文豪)の小説を中心に、小説を愛好し小説の価値についていろいろと考えてきた自分としては、そういった考えや使命感をもって創作に取り組んでいる安壇さんには感心してしまう。私たちは、大なり小なり、そういった小説に出会うことができれば素晴らしいだろう。
[追記更新:24/07/06]

 

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今回のぶんと内容が関連するぶん

・名言(40) ― 文学のこと
・名言(159) ― 文学の価値や役割のこと
・名言(28) ― 文学と科学のこと


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