其(そ)れ恕(じょ)か。
(語注： ・其れ＝それは。 ・恕(じょ)か＝思いやりということだ。)
(注： 弟子の子貢(しこう)が孔子に「人として生きていく上で、一番大切なことを、ひとつの言葉で言うとしたら、何でしょうか」と尋ねた時に孔子が答えた言葉。)
［孔子『論語』より。］
思いやり(同情)こそは、最も大切な、そしておそらくは唯一の、全人類の掟(おきて)なのだ。
〔ドストエフスキー(ロシアの文豪)の小説『白痴』より。〕
人の己(おのれ)を知らざるを患(うれ)えず、人を知らざるを患(うれ)うる也(なり)。
(語注： ・人の己を知らざるを＝相手が自分のことを思ってくれないことを。 ・患えず＝(人格者は)気にかけない。 ・人を知らざるを＝自分が相手のことを思ってあげていないことを。 ・患うる也＝(人格者は)気にかける。〕
［孔子『論語』より。］
・相手が今何を求めているか、何に苦しんでいるかを想像することが思いやりです。その思いやりが愛なのです。
・本当の優しさとは、相手を理解し、相手の心情を思いやる想像力を持つことです。
〔以上、瀬戸内 寂聴(作家)〕
親切にしなさい。 あなたが会う人はみんな、 厳しい闘いをしているのだから。
〔プラトン(古代ギリシャの哲学者)〕
人を思いやる気持ちのない知性は、すごく危険な武器なのよ。
〔フランソワーズ・サガン(フランスの女流作家)〕
日々の暮らしにある、ほんのささいな親切や思いやり。それこそが大いなる幸福につながっていく。
〔ドロシー・ロー・ノルト(アメリカの女流作家)〕
お互いが少しでも思いやりを持つように努力すれば、この世界はずっと良くなるでしょう。
[エリオットペイジ（カナダの俳優)]
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相手のことを思いやって親切な言動を心掛けるならば、私たちの社会は随分(ずいぶん)と住みよい社会になっていくに違いない。
[追記更新：24/08/22]
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過去に投稿したぶんが遠く埋もれたままになっているのは惜しいということで、以下は、これまで投稿したぶん〔名言(1)～名言(74)〕より選。
投稿した記事にリンクさせている。まだ見ていなくて興味をひくぶんがあれば、どうぞ。
★今回のぶんと内容等が関連するぶん
名言 (71) ― 人の為に人と共に生きること
名言 (50) ― 相思相愛のこと
名言 (1) ― 愛が無かったこと
★今回のおすすめのぶん
名言 (51) ― 各人の発揮のこと
名言 (39) ― 節度と時宜のこと
名言 (27) ― 過度の自由のこと
★ベスト５(自選)
(更新：22/12/02)
１、名言 (21) ― 自分を大切にすること
２、名言 (24) ― 愛の心を持つこと
３、名言 (6) ― 健康の大事さのこと
４、名言 (14) ― この世界の善悪のこと
５、名言 (19) ― 自他の幸せのこと
