名言 (14) ― この世界の善悪のこと | saniyのブログ ― 言葉に学ぶ

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これまで出会った言葉たちについて考えていくブログです。まず、名言から始めています。

善も悪も永続することはない。悪が長い間続いたから、もうすぐ良いことがあるに違いない。
〔セルバンテス(スペインの作家)〕

神がわれわれに悪を送るとともに、悪を征服する武器をも送る。
[カロル(イギリスの聖職者)]

悪人=人類の進歩にもっとも重要な要素。
〔A-ビアス(アメリカのジャーナリスト)の『悪魔の辞典』より。〕

愛があれば完全な永続する不幸というものは決してないのだ。
〔カ-ル・ヒルティ(スイスの思想家・法学者)〕

どれほどひどい状況の中にあろうと、いつでも必ず、希望の歌声は聞こえてくるものだ。
〔エマーソン(アメリカの思想家・詩人)〕

それでよいのじゃ。みな助かっているのじゃ……善い、調和した世界じゃ。
〔倉田百三の戯曲『出家とその弟子』の末部における親鸞上人の臨終の言葉。〕

大悪(だいあく)来(きた)れば、大善(だいぜん)来(きた)る。
(注: =大きな悪がやってくると、大きな善もやってくることよ。)
[仏典の中の言葉]



この世においては、悪・大悪、不幸・大不幸ばかりが永遠に進行することはありえない、というこの世界の善の勢力・回復力・治癒力・調和力に対する洞察と信頼が述べられている。

〔追記更新:24/05/14〕