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血液の鉄人の医学と切手のサイト

医学関係の仕事に携わっている傍ら長年収集した医学切手を使用して、医学関係の出来事を興味深くそしてわかり易く解説いたします。

カツオノエボシは、太平洋、大西洋、インド洋に広く分布し日本では太平洋側に多く見られ、青い鮮やかな浮き袋がとても美しいくらげですが強い毒を持つことから、電気クラゲとしてよく知られています。

5月上旬辺り初ガツオの到来とほぼ同じタイミングで見られるようになるため「カツオの烏帽子」と名づけられました。

針で魚を刺し麻痺させて食べますが、この針に誤って接触して刺されると刺されると感電したかのような痺れと共に激痛が走り、くしゃみや咳のほか、心拍数の上昇、時に呼吸困難などを引き起こし、痛みが数日間続き2度目に刺された場合、アナフィラキシーで死亡に至ることがあります。

カツオノエボシの触手に触れると、表面にある細胞から刺胞という微小な毒針が発射されます。

この毒はヒプノトキシンと呼ばれる強力な毒です。

カツオノエボシは砂浜に打ち上げられて死んでいても猛毒は消えていないことから、色も綺麗で面白い形をしているのでついつい触ってみたくなりますが決して触ってはいけません。

誤って触手に触ることもあるからです。

 

触手に触れるだけで毒針が刺さり、体内に毒が入り込むからです。

和歌山県那智勝浦町の那智海水浴場(ブルービーチ那智)と新宮市の三輪崎海水浴場で2024年7月28~29日に相次いで見つかり、31日現在、両市町は海水浴場を遊泳禁止にしており「打ち上げられ、死んでいるものも大変危険。見つけても絶対に触れないように」と注意を呼びかけたことが報道されています。

カツオノエボシに刺されたときの対応は以下を参照してください。

 

 

 

 



切手は1984年ガンビア発行の「マリンライフ切手」の中の一枚で、カツオノエボシが描かれています。

 

 




切手は1990年アンティグア・バーブーダ発行の「コロンブスによるアメリカ発見500周年記念切手」の中の一枚で、カツオノエボシが描かれています。

 

 



 

切手は1996年モントセラト発行の「海のスカベンジャー小型シート」で、切手にはスカベンジャーのエボシダイがシート面にカツオノエボシが描かれています。

 

 



※スカベンジャー(Scavenger)とは、動物の死骸を食べる動物たち※

 

切手は2007年オランダ領アンティル諸島発行の「マリンライフ切手」の中の一枚で、カツオノエボシが描かれています。

 

 



 

切手は2018年パラオ発行の「クラゲ切手」の中の一枚で、カツオノエボシが描かれています。

 

 



 

 

切手は2001年トーゴ発行の「マリンライフ切手」の中の一枚で、カツオノエボシが描かれています。

 

 



 

切手は2020年ツバル発行の「クラゲ切手」の中の一枚で、カツオノエボシが描かれています。

 

 



切手は2024年アゾレス諸島発行の「ヨーロッパ切手 水中の動植物」の中の一枚で、カツオノエボシが描かれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トノサマガエル は、日本で見られるカエルの中でも特に馴染み深い種の一つでその名前から「殿様」のような風格を感じます。

本州(関東平野から仙台平野にかけてを除く)、四国、九州と、中国、朝鮮半島、ロシア沿海州に分布していました。

トノサマガエルによく似たカエルにダルマガエルがいます。

 

両種はよく混同されますが、腹部の色や模様で見分けることができます。

 

トノサマガエルの腹はほぼ白色ですが、ダルマガエルの腹には網目状の模様があります。

近年、水田の減少や環境の変化などにより、トノサマガエルの生息数は減少傾向にあり多くの地域で準絶滅危惧種に指定されています。

全国各地の気象台は、「ソメイヨシノの開花」や「ウグイスの初鳴き」など、四季折々に応じて動植物の観測も行っていましたが、トノサマガエルは環境省のレッドリストに「準絶滅危惧種」に指定されるまでに減少しており、すでに観測対象から除外している気象台や測候所もあります。

 

 

切手は2013年日本発行の「野田市・関宿町合併10周年記念フレーム切手」で、上段左から4枚目の切手にはトウキョウダルマガエルが描かれています。

 

 

トウキョウダルマガエル

 



切手は1974年北朝鮮発行の「両生類切手」の中の一枚で、トノサマガエルが描かれています。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成虫の体長は3センチ前後で、体色は褐色尻に長い呼吸管がありその先端を水面に出し水中で獲物を待ち伏せする。

その名の由来は、前脚を動かす様子が太鼓を打っているように見えることからきています。

鎌状の鋭い前肢で魚類、他の水生昆虫、オタマジャクシ等を捕らえ、口針から消化液を送り込み溶けた体組織を吸入する体外消化を行う。

手でつかむと、脚を縮めて擬死をする。

水田周りで越冬するため、圃場(ほじょう)整備による水田の乾田化(かんでんか)は本種にとって致命的となっています。

ヒメタイコウチは、北海道を除く日本全国に生息していましたが生息地が急激に減少、劣化しており、兵庫県や東海地方で絶滅危惧種、三重県桑名市では天然記念物に指定されています。 



切手は2011年シンガポール発行の「」の中の一枚で、タイコウチが描かれています。

 

 



切手は1978年コートジボアール発行の「昆虫切手」の中の一枚で、ヒメタイコウチが描かれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメンボは水の上をスイスイと泳ぐ昆虫です。

捕まえようとすると臭腺から発する飴のような臭い細長い体からことからアメンボと呼ばれています。

一部の地域ではミズスマシと呼ばれています。

アメンボが水面を自由に移動できるのは、約40mgという軽い体と特殊な足があるからです。

アメンボの足は4本のように見えますが実は6本あります。

アメンボは注射針のような口を獲物の体に刺し、体の中身がとけてしまう液を流し込みそして溶けた液を吸うのです。

アメンボは稲を枯らしてしまう害虫のカメムシの仲間であるウンカを食べることから益虫とされています。

水を張った田んぼの稲に住むウンカは雨に洗われ水に落ちるとアメンボは波紋を察知してウンカの幼虫に近づき食べるのです。

生活排水などにより水が汚れきれいな水辺に住むアメンボもめっきり姿を見かけなくなっています。

※石鹸などの界面活性剤が水に含まれて表面張力が弱まるりアメンボは浮くことができず、溺れ死んでしまうため生活排水により数が減る理由となっている※



切手は2011年シンガポール発行の「通常切手」の中の一枚で、ヒメセスジアメンボが描かれています。

 

 



切手は1992年モンセラト発行の「昆虫切手」の中の一枚で、ヒメアメンボが描かれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本にはゲンゴロウと呼ばれる種類が約140種知られていて、ゲンゴロウ類の総称としてのゲンゴロウと区別するために、本種をナミゲンゴロウやオオゲンゴロウと呼ぶこともあります。

かつては日本の九州から北海道にかけて田んぼや池で普通に見られたゲンゴロウですが、環境の変化によりその数は減少しています。

現象の原因としては、


1.田んぼの減少や水質の悪化などにより、ゲンゴロウが生息できる場所が少なくなった。


2.農薬の使用により、ゲンゴロウが直接殺されたり、餌となる生物が減少した。

かつて日本では一部地方で食用にされるほど高密度で生息し、秋に多産する生息池の水を落とした際には多数採集することができた身近な昆虫だったゲンゴロウは、タガメと並んで「日本の水田の昆虫」の代表格として挙げられていましたが、2020年時点で生息環境破壊・侵略的外来種の侵入・乱獲などによって日本全国で著しく減少し、絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)に指定されています。


切手は2019年ベラルーシ発行の「ベラルーシの水辺生き物切手」の中の一枚で、オオゲンゴロウが描かれています。

 

 



切手は1991年韓国発行の「昆虫切手」の中の一枚で、オオゲンゴロウが描かれています。

 

 



切手は2001年イギリス発行の「2001ヨーロッパ切手」の中の一枚で、オオゲンゴロウが描かれています。

 

 



切手は1962年チェコスロバキア発行の「甲虫切手」の中の一枚で、オオゲンゴロウが描かれています。