失われた自然は戻らない-3.アメンボは何処に- | 血液の鉄人の医学と切手のサイト

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アメンボは水の上をスイスイと泳ぐ昆虫です。

捕まえようとすると臭腺から発する飴のような臭い細長い体からことからアメンボと呼ばれています。

一部の地域ではミズスマシと呼ばれています。

アメンボが水面を自由に移動できるのは、約40mgという軽い体と特殊な足があるからです。

アメンボの足は4本のように見えますが実は6本あります。

アメンボは注射針のような口を獲物の体に刺し、体の中身がとけてしまう液を流し込みそして溶けた液を吸うのです。

アメンボは稲を枯らしてしまう害虫のカメムシの仲間であるウンカを食べることから益虫とされています。

水を張った田んぼの稲に住むウンカは雨に洗われ水に落ちるとアメンボは波紋を察知してウンカの幼虫に近づき食べるのです。

生活排水などにより水が汚れきれいな水辺に住むアメンボもめっきり姿を見かけなくなっています。

※石鹸などの界面活性剤が水に含まれて表面張力が弱まるりアメンボは浮くことができず、溺れ死んでしまうため生活排水により数が減る理由となっている※



切手は2011年シンガポール発行の「通常切手」の中の一枚で、ヒメセスジアメンボが描かれています。

 

 



切手は1992年モンセラト発行の「昆虫切手」の中の一枚で、ヒメアメンボが描かれています。