悲劇の生き物たち-6.フクロオオカミ- | 血液の鉄人の医学と切手のサイト

血液の鉄人の医学と切手のサイト

医学関係の仕事に携わっている傍ら長年収集した医学切手を使用して、医学関係の出来事を興味深くそしてわかり易く解説いたします。

テーマ:

フクロオオカミは、オーストラリアのタスマニア島に生息していた哺乳類で、タスマニアオオカミの別名があるほか、背中にトラを思わせる縞模様があることから、タスマニアタイガーとも呼ばれていました。

1936年に絶滅しています。

ヨーロッパから入植者が住み着くようになると、彼らのヒツジなどの家畜を襲うフクロオオカミを目の敵にし、2,184頭ものフクロオオカミが虐殺されたと言われています。

1930年に、唯一と思われる野生個体が射殺され、次いでロンドン動物園の飼育個体が死亡し、絶滅したと思われましたが、1933年野生個体が再度捕獲されてホバートの動物園に移されるも、1936年に死亡し最終的には絶滅してしまいました。

その後野生での未確認の目撃情報はあるものの1986年に公式に絶滅が宣言されています。


 

切手は1962年オーストラリア発行の「エリザベス2世女王、動物相と植物相切手」の中の一枚で、フクロオオカミが描かれています。

 

 



 

切手は1984年オーストラリア発行の「絶滅危惧種切手」の中の一枚で、フクロオオカミが描かれています。

 

 



 

切手は2008年オーストラリア発行の「絶滅危惧種切手」の中の一枚で、2頭のフクロオオカミが描かれています。

 

 



 

切手は2018年ブルガリア発行の「絶滅種の動物小型シート」の中に収められた一枚で、フクロオオカミとその骨格が描かれています。