昨日12月21日、動かせない用のため、大雪となった長岡市に行ってきた。幹線道路の国道17号は、交通止め解除の直後のため大渋滞と圧雪状態がひどく、目的地まで2時間もかかってしまいました。

 道路わきの雪壁や民家の屋根雪は、川口地区、小千谷市、長岡市の南東部がとくに多い感じで、今回の大雪は明らかに里雪だったように思われます。

 

             12月22日09時 新潟県内の積雪分布図 (資料・新潟大学災害・復興科学研究所)

 

 車のガソリンは満タンにして行きましたが、昼食を買おうとするコンビニはどこも、次の写真のようにすぐ食べられる商品の棚は何も無く、危うく食べ損ねるところでした。

 

                    

                    食料品がなくなったコンビニ

 

 雪の多い山沿い地方のように、長年の大雪の経験や流雪溝、道路の融雪消雪設備対応等が整った地方とは違って、大雪に不慣れな平野部では、このような雪の降り方はやはり大変なことなのでしょう。

 

              

               信濃川と魚野川合流点から一等三角点のある高場山を望んで

 

 などと思いながら帰路につきました。長岡地区を離れるにつれて道路状況は復旧しておりホッとしましたが、何十キロも時速35キロくらいのノロノロ走行ですっかり疲れてしまいました。

 クリスマス前後には、寒波第二弾が来るとか。今度はスキー場がたくさんある山沿い地方に、それもいい塩梅に降ってくれると

いいのですが・・・。

 昨日12月18日から降り始めた雪に、いよいよ始まったなと思っていたら、越後平野部の長岡方面で記録的な大雪と、今日の夜7時のトップニュースで報じていました。今回はいわゆる「里雪」タイプのようです。

 

                      アメダス・長岡の降雪状況


 

 里雪型の大雪は、冬型の気圧配置が弱まって等圧線の間隔が広がり、上空に強い寒気が流れ込んで、大気の状態が不安定となったときに起こると言われています。このような場合、海岸沿いで雪雲が発達し海岸や平野部で大雪となります。

 

  

   地上天気図(等圧線にくの字のへこみ→ JPCZ)   二つの寒気の流れが合流して収束帯 (雪雲が発生)

 

 さらに今回は、顕著な日本海寒帯気団(JPCZ)の発生も認められたようです。大陸の上空の寒気の流れが、長白山脈によっていったん二分され、その風下の(暖かい)日本海で再び合流して長い収束帯(雪雲が発達しやすいライン)が形成され、この帯域が南下し陸地にかかるとその場所では大雪になると言われています。

図の赤い楕円のあたりに寒気が収束する部分が長く発生しており、その風下の末端部分が長岡周辺にかかっていることがわかります。

その部分を拡大して別の資料で見ると、長岡の周辺での風ほとんど四方から収束して大雪の条件を示唆しています。

  問題はそういう状況が、いつ、どこで、いつまで、どの程度__ということが事前にどれくらい正確に予測できるかということです。しようがないとわかっていても、これから2、3か月間、毎日空模様やネット情報を見ては、一喜一憂する日が続くことになりそうです。 

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 あたりがすっかり秋色になった頃、ふと玄関通路の足元で一輪の白い花が目に入りました。ゲンノショウコでした。どこでも普通に見られるフウロソウ科の植物ですが、なぜか藪のような自宅の敷地内では、これまで一度も見たことがありませんでした。それが奇しくも1株だけ、玄関前で見つけたのだから不覚でした。

 

 

 彩りのない季節に、ただ一株だけですから観察がしやすい。いつしか愛おしいような気持ちで、通るたびにルーペ片手にのぞきこんできました。

 

 

   花の後結実までの様子は、ちょっと劇的でした。できた果実は、先端が長く嘴のように伸びて、種子は下の萼片の中にできる。熟して黒褐色になると、下から果実が裂けて、裂片が種子を先につけて巻き上がり、ユニークな形が出来上がる。その裂片は互いに向き合い、腕相撲の力比べをしているように見えて実に面白い。その裂片がお神輿の屋根の先端の形に似ているので、「神輿草」とも言われるのはつい先年知ったことです。

 このゲンノショウコを見ながら、「心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず・・・」、という小学校の時の担任の言葉を思い出しました。来年もまた見逃してしまうのでしょうか。

 

                                    うちかヾみげんのしょうこの花を見る     高浜虚子

 

   12月の根雪の直前には、近くの造成公園の駐車場にはいろいろな樹木の実が落ちています。

 その中で、実の付き方が珍しいので毎年気になっていたのが、このシナノキと思われる木の実です。この実には葉のような羽根が付いており、ヘリコプターのように回転しながら、風に吹かれて種子を遠くまで 散布する木の一つです。

 

 このシナノキ科には、シナノキ、ボダイジュ、オオバボダイジュ、ナツボダイジュ、はてはフユボダイジュなどとあるようで、その同定にはいささか困ります。一度しっかりと6、7月頃に花の様子などを確かめたいと何年も前から思っていましたが、その頃になるといつも忘れてしまい、まだ一度も花を見たことがありません。

 上の絵は数年前に実をスケッチしたものですが、観察があいまいで総葉苞の柄が短かめに描いていたため、ずっとボダイジュだと思っていました。ところが、この間見せてもらった知人のその写真には、1~2センチと柄がしっかりと写っています。この公園に植栽されているあの木は、やはりシナノキなのでしょうか。

 ネットでいろいろ調べてみると、なかには混同しているような情報もあり、混乱しそうです。

 いずれにしても、来年こそは花の時季に忘れずにその公園でじっくりと観察しようと思います。

 

 

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 サザンカならまだしも、まるで春でも来たかのように堂々と咲いているヤブツバキ。返り咲きと言ってはあまりにリッパである。

 

 

 夏の玄関を飾ってくれたこのロベリア。秋になり弱って来たので、これで終わりかと見ていると、最近になって花が盛り返してきた。原産地が亜熱帯とのことだが、園芸用に改良された「半耐寒性」と言われる種類だったのかも知れない。それにしても霜が降りる頃になってぐんぐん花が咲き出すとは、やはり少し奇妙だ。気候でも影響しているのだろうか。

 

 この秋はキノコの出方がおかしかった、と言っていたのは知人のキノコ名人。そういえばこの夏から秋にかけての天気は変だった、などという感覚や思い込みもなくはない。

 はたして実際には客観的なデーターとしてはどうだったのか、アメダスの観測値をもとに調べてみた。

 __最高気温の旬平均    __最高気温の平年値  __最低気温の旬平均  __最低気温の平年値

 

 __最高気温の平年偏差値  __最低気温の平年偏差値

     

 

 9月中旬だけ平均気温が何と5℃近くも高かったことがわかる。アメダス小出では観測していない湿度も、自宅では日平均湿度が10%近くも低く記録されていた。気温(日照も)も湿度もいずれも、平均値よりあれだけの+偏差だから、これはやはり異常な天気だったと言うことができると思う。里でも山でも、この秋は返り咲きが多いと言われるのは、2か月前のこの異常な高温が影響しているということになるのだろうか。

 

 地球温暖化現象によって、いろいろな面で思わぬ影響が指摘されるようになって久しい。気象庁の長期予報は、この冬はやや大雪と報じていたが、雪に関係した仕事の人も、一般の生活者もあまり困らない、異常ではないほどほどの降り方になってもらいたいものだと思うこの頃だ。

 

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