サザンカならまだしも、まるで春でも来たかのように堂々と咲いているヤブツバキ。返り咲きと言ってはあまりにリッパである。

 

 

 夏の玄関を飾ってくれたこのロベリア。秋になり弱って来たので、これで終わりかと見ていると、最近になって花が盛り返してきた。原産地が亜熱帯とのことだが、園芸用に改良された「半耐寒性」と言われる種類だったのかも知れない。それにしても霜が降りる頃になってぐんぐん花が咲き出すとは、やはり少し奇妙だ。気候でも影響しているのだろうか。

 

 この秋はキノコの出方がおかしかった、と言っていたのは知人のキノコ名人。そういえばこの夏から秋にかけての天気は変だった、などという感覚や思い込みもなくはない。

 はたして実際には客観的なデーターとしてはどうだったのか、アメダスの観測値をもとに調べてみた。

 __最高気温の旬平均    __最高気温の平年値  __最低気温の旬平均  __最低気温の平年値

 

 __最高気温の平年偏差値  __最低気温の平年偏差値

     

 

 9月中旬だけ平均気温が何と5℃近くも高かったことがわかる。アメダス小出では観測していない湿度も、自宅では日平均湿度が10%近くも低く記録されていた。気温(日照も)も湿度もいずれも、平均値よりあれだけの+偏差だから、これはやはり異常な天気だったと言うことができると思う。里でも山でも、この秋は返り咲きが多いと言われるのは、2か月前のこの異常な高温が影響しているということになるのだろうか。

 

 地球温暖化現象によって、いろいろな面で思わぬ影響が指摘されるようになって久しい。気象庁の長期予報は、この冬はやや大雪と報じていたが、雪に関係した仕事の人も、一般の生活者もあまり困らない、異常ではないほどほどの降り方になってもらいたいものだと思うこの頃だ。

 

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 先日、パソコンの部品を探しに中古品店で、タイプライターが目に入った。イタリアのオリベッティ社のレトロなタイプライター 「olivetti LETTERA 35」__新品同様に見える品が何と1100円とある。店員さんに確かめると、全く動かないジャンク品ということだった。

 

 タイプライターは映画などでよく見たことはある。ルロイ・アンダソンの名曲「タイプライター」では、キーを打つ音もあの「チーン」も誠に効果的に使われていて、いつ聴いても楽しい。そんなタイプライターを、いつか機会があったらと思っていたが、はからずもその時が巡って来たか、と後先も考えずに買ってしまった。

 

 

 家ではやる気持ちを抑えて試してみると、やはり動かない。店の説明通りやはりジャンク(ごみ、ガラクタ)か.. . 。

 中は?仕組みは?直せるか?と好奇心と野次馬根性から、筐体を外してみた。

 何と「動かない」というのは、不意に動かないようにしてあったロック装置を外したらOK。何本もの文字ハンマーが絡まっているのは、一文字一文字外すと、これもまたOK。何文字かは印字後の返りが遅い。結局全部バラシして、埃を掃除し、可動部は全て界面活性剤をかけると、完全な動作品となった。

 

        

 

 ただ、改行を知らせるあの「チーン」が聞こえない。これではどうも張り合いがない。落ち着いて調べてみると、ベルに当たってチーンとなる小さなハンマー状の金具が、チリの固着で動かないことが判明 (の所)。掃除をしてCRCであっ気なく軽快にチーンと復活。よし、これでこそタイプライターだ。

 その後、取り寄せた赤黒2段の新しいリボンテープを装着して、全機能回復!錆、傷、変色もなく、オリベッティのタイプライター LETTERA 35は、50年の時を経て新品同様のタイプライターによみがえった。

 

 このタイプライターは、世界的に有名な建築家でありデザイナーのマリオ・ベリーニという人によるものとのこと。今やその実用性は乏しいものの、頑丈な鉄の筐体ながら、美しいカーブと直線で構成されたオブジェとしても上品なこのデザインは、和室のこたつの上に置いてさえ、全く違和感がない不思議な感覚である。さすがイタリア製の道具だと感嘆する。

 

 

 実際に動かしてみると、一文字ずつパチパチパチッと打つ感触が何とも心地いい。改行のタイミングを知らせる「チーン」という音がたまらない。味わいあるフォントなど、どれをとっても見た感じや操作感が素晴らしく、道具としての質の高さに感動させられる。

 キーボードの配列は、パソコンと共通のため、違和感が無い。文字を打つとは、こういうことなのだということが視覚的に理解できるし、スペルに気を付けてキーボードを打つ練習にもなる。

 何よりも、電気と無関係である。パソコンと違って、作業はいつでもどこでも、作業の始めと終わりの一連の操作がいらない。当然プリンターも不要。何十年もバージョンアップがなくいつまでも使える。パソコンVSタイプライター!軍配は……タイプライター!!と、言いたいところではありますが、やはり.....パソコン、なんですね。

 

                                                 厳冬間近の越後駒ヶ岳    WATERFORD   P6  /  HOLBEIN

 

 ほかのブログやHP、SNSなどの更新に気を取られ、2か月ぶりの投稿です。季節はあっという間に進み、今や里でさえも木々の多くが葉を落としています。朝な夕なに眺める越後駒ヶ岳も、一雨ごとに白い部分が下がってきて、本格的な冬の近いことを知らせています。

 

 この越後駒ヶ岳は、魚沼市の廃止になった大湯スキー場から眺めると、本峰もさることながら、前衛のように見える有名な郡界尾根のするどい岸壁が魅力的で、時々絵にも描いてみます。

 郡界尾根は1500mにも満たない標高ですが、垂直に見える数百メートルの岸壁は、かつては「日本大悪壁」と言われたこともあるとか。ロッククライミングで万一事故が起きても、あまりに急峻過ぎてヘリコプターはもちろん、捜索隊も入れないということから、長い間入山禁止となっていたということです。以前1度だけ、詳しい人の案内で藪を刈り払いながら登ったことがありました。

 ザイルも無しでスラブ状の所を通過しながら下を見ると、北向きの金山沢の谷底では、秋でも厚さが10~20メートルもの残雪に黒々とした割れ目が待っているように見えて、心底来なければよかった、と思ったことを時々思い出します。

 

 季節は間もなく小雪。厳しいこの岩壁はこの先き約半年間、雪氷によるさらに厳しい雰囲気で見る者に迫ってくることでしょう。

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 記録的な強い台風14号は、当県にとってはあの「伊勢湾台風」を思い出す最悪のコースと言われる、佐渡海峡コースが予想されたので、昨日は家の周りの対策をした。

 一夜明けると、台風の影響は我が家ではモミジの小枝が折れたくらいで、音もなく偏西風に乗って駆け抜けて行ったという感じで安堵した。大きな被害にあわれた各地の方々には申し訳ないような気持ちでお見舞いを申し上げたい。

 

9月20の午前3時の地上天気図

 

    

自宅の自記気圧計の記録 (器差補正なし 標高110mの現地気圧)

 

 当地新潟県中越地方では、台風は夜中の3時頃北数十キロのところを通過して行ったようだ。今回は気圧変化が通常のV字やU字と違い、自記気圧計のグラフのカーブがブロードである。九州に上陸後地形の影響を受けやすく、しかも長いコースを通って来た。また、大陸、日本海方面からの寒気の流入が強く、予想より早く前線の形成による温帯低気圧化が始まり、急速に勢力を衰えさせたことなどが天気図から読み取れる。

 

 今回はたまたまそういう条件だったということなのだろう。「今回大丈夫だったから次も大丈夫だろう」などと思わないよう肝に銘じていきたい。

 

 

              

                 風 雲 急 を 告 げ る       (9月18日16:25)

 

 台風14号が、九州の上陸地点をうかがうようにゆっくりと接近している。大型で非常に強い台風14号は、18日(日)午後2時現在、屋久島付近にあって、時速20キロで北北西に進んでいるという。
 中心気圧は930ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルとのことで、各地で特別警報などが発表されている。

 

 

                    9月18日 09時の地上天気図

 

 

 久しぶりに書いた地上天気図は、なるほど等圧線が異常に混み合い、なにかおどろおどろしたような感じさえする。気象庁の予報では今後の進路は急速に北東方向に変針し、新潟県最接近時は、佐渡沖か越佐海峡(佐渡海峡)を通過することも予想されるという。

 

 日本海に向かって広大な平野が広がる新潟県にとっては、海に向かう南東風が強く吹くことになる。過去の災害の例をみても、最悪のコースである。稲の穫り入れ、梨や葡萄など果物の栽培農家の心配はいかばかりだろうか。

 ただ今回は、九州上陸後、伊勢湾台風や室戸台風などの場合と違って、上陸後の当地までの距離が2倍くらいある。上陸後は急速に勢力が衰え、移動速度だけは韋駄天のように突っ走ることが多いことから、被害ができるだけ少ないといいのだが。