「タブロイド」(六本木ヒルズ)
結局六本木ヒルズでは、「フライトプラン」を避けてシリアスな雰囲気の「タブロイド」をチョイスしました。予告を何度も観て、結構興味あった作品なんですよね。
舞台はエクアドル。
マイアミのラテンアメリカ系放送局の取材スタッフが、エクアドルの地で出会う事件。連続して子供を惨殺する殺人犯・通称モンスターを追いかけて取材するうちに、偶然「モンスターの情報を持っている」という男と出会う。その男と取引をしながら取材を進めていくうちに、主人公のレポーターは抜き差しならないデッドエンドに追い込まれてしまう・・・
人間の二面性、マスメディアの暴走や危険を描いた社会派作品。
殺人の直接的な描写は一切ないものの、ざらざらとした質感、揺れ動くカメラ、蠅の羽音、執拗なリンチ場面など、観客を落ち着かなくさせるような道具立てが満載。不安な気持ちになりながら物語が進んでいきます。待っていた結末は、映画的なハッピーエンドとは程遠いもの。所謂デート・ムービーの真逆をいく作品。それでも物悲しいギターの音色とともに、妙に印象に残る映画でした。
一週間
今週一週間は、海外からお客様が来日されていたり、クライアントとのヘヴィーな打ち合わせがあったり、会食したりで緊張感の続く日々でした。あー、しんどかった。金曜はようやく解放されて、昔からの友人と高円寺で飲み。なんか相談がある、ということで焼肉屋経由BARというルートでたっぷり5時間、話を聞いてまいりました。悩み事というのは結構シンプルで、単純に人間関係と恋愛について。適切なアドバイスが出来るわけでもないのですが、愚痴のはけ口になるような形でとりあえず飲み明かして参りました。人それぞれ価値観が違うから、人と生きていくって大変だよなあ、と改めて思ったりして。
さて、土日は六本木ヒルズの無料鑑賞券の消化(多分「フライトプラン」?)とワールドのインナー向けバーゲンセール、タイ語学校、遊び仲間とのダーツ部部会@下北沢・・・という盛りだくさんの予定が入っています。平日一生懸命働いていた分、遊び倒してきます。
博士の愛した数式
東急レクの株主優待券、1月分の残りで鑑賞。
第1回本屋さん大賞に選ばれたベストセラーの映画化。
監督は『雨あがる』の小泉堯史。
出演:
寺尾聰
深津絵里
齋藤隆成
吉岡秀隆
浅丘ルリ子
80分しか記憶の続かない障害を抱えた数学博士と、シングルマザーの家政婦&息子の交流を描いた作品。
記憶障害というと、「メメント」のような記憶が残らないという症状をうまく利用したサスペンスや恋愛モノに走りそうなのですが、本作は事件らしき事件もなく、淡い日常を中心とした物語になっています。もちろん、記憶障害という病気の悲しさや、それにまつわるドラマも当然あるのですが、決して過剰なドラマチックさには彩られていないのです。その辺の好みで好き嫌いが分かれるかもしれません。原作自体もそのようなあっさり感につつまれていて、あまり意気込んで読むと(本屋さん大賞取っているし)、ちょっと肩透かしかもしれません。
ちなみに映画はややアレンジが加わっており、原作で起こる事件も起こらなかったり、エンディングも違ったり、どちらから入っても別の楽しみ方が出来ると思います。
スワーイ!雪と恵比寿とタイ語学校
自宅前の風景(午後10時現在)です。
雪もすっかりおさまって、積もった雪も溶けている部分が多いようですね。とはいえ、明日は実家の雪かきに駆り出されることが決定しているのですが。寒そう・・・でも、母親とは兄弟の中でも一番家が近いのでしゃーないっす。
本日はタイ語学校経由でスポーツクラブへ行ってきました。タイ人にとっては雪は「スワーイ!(きれい)」なものなので、先生たちも大変といいながら、ちょっとウキウキしている様子にも見えました。街中はやや人が少なかったものの、スポーツジムは結構な盛況ぶり。寒いし遠出したくない暇人(俺もか)が集まっているんでしょうかね?アクアゾーンのガラス窓から、吹雪いている雪を眺めながら、ラテンダンスのアクアレッスン。うーん、ミスマッチが素敵です。
夜は友人と楽しんでいるダーツ部の部会を予定していたのですが、万が一電車が止まったりすると地獄なので、本日の部会は延期にしてしまいました。年末に行った恵比寿の北京ダック屋に再挑戦するつもりだったので、ちょっと残念。宅配レンタルDVD屋さんから「フライ、ダディ、フライ」と「ハイドアンドシーク」「アストロ球団」などが続々到着しているので、ピザでも食べながらDVD三昧の週末にしようかと熟考中でございます。
(「ハイドアンドシーク」(デニーロ)早速観ました。新旧?演技派の対決と騒がれた作品ですが、途中でネタバレしてしまい、後半はあまり緊張感を保てなかったのが残念。劇場で観たら結構つらかったかもしれません。レンタルでちょうどよかったかな)
Mr.&Mrs. スミス を六本木ヒルズ プレミア館で観る。
昨年からヒット中の映画、Mr.&Mrs. スミス を六本木ヒルズのTOHOシネマ プレミア館で観てきました。
ヒルズのTOHOシネマズには結構通っているのですが、プレミアに入るのは本日が始めて。価格も系列のプレミアと比べても高く3000円!もするので敬遠していたのですが、2005年に貯めたTOHOのシネマイレージのおかげで、プレミアに使用できる招待券(ただし1月限定)をもらえたため、初挑戦してきました。
金曜の夜(20時)といい感じの時間帯に行ったのですが、ヒルズの人影はまばら・・・むむ、ライブドアショックは来街者にも影響を及ぼしているのだろうか?ガラガラのプレミア館の座席指定を取って劇場に向かうと、なんと劇場ロビーはピアノ生演奏付きのバーと共用になっているではないですか!へえ、面白いつくりだなあ、と感心しつつチェックインすると、ワインやビール、カクテルをバーでいただけるというサービスまで付いていることが判明。(ただしバーには座れず、別のサロンもしくは座席で飲む形式) グラスもちゃんとしたガラスだし、サービスは思っていたよりも高級感ありで○。劇場はこじんまりとしており、座席も(広いけど)意外にノーマルな印象。音響は非常によかった。トータルで考えると、週末の夜にとっても見たい新作映画があれば、また来てもいいかな、というレベルのプレミア館でした。
閑話休題。
どうせくだらない(失礼)ノリだけの作品だろう、と高をくくって観にいった本作。ご存知のようにブラピとアンジェリーナ・ジョリーの実生活も含めた競演が一番の話題になっている、スパイコメディというか、ロマコメとアクションを足して割ったような映画。ストーリー自体は事前に宣伝されている内容(暗殺者の二人が偶然であって結婚、お互い秘密を隠しながらすれ違いの生活を送る)以上のものは何もなかったのです。が、実は考えていたよりもずっと面白く楽しめてびっくり。期待して早々に観にいった人は「んー、面白いけど、中身はない」とやや複雑な表情で語っている人が多かったのですが。でもこの手の映画に中身(物語)なんて実は必要ないと思っているのです、自分は。あり得ない設定をいかに大真面目に追及するか、それを真摯にやってくれる監督・演出家の作品だったら楽しめるものなんですよね。で、この作品はそれを忠実にやっている、という点で、最後まで飽きることなく、ほどほどにニヤニヤしながら楽しめたという感じです。途中のBGMの入れ方なども洒落っ気があったし、細かなところにセンスを感じました。(この映画の内容自体がセンスがいいというのではなくて、この作品をやる、という制約の中で発揮された類のセンス)
ということで、「七人のマッハ!」「輪廻」という微妙なラインナップで始まった2006年の映画鑑賞の中で、ちょっとほっとした一日となりました。


