近況:自分が生きていて良いのだろうか? と考えているせいで仕事にも影響出始めました、
同僚に迷惑掛けちゃあかんだろ、と大きな失敗して思ったんで…昨日は月末で正午には上がったんだけど
とりあえず公園で一旦自分をこっそり泣かせた後に、銀行行って一万下ろして来ました。
この一万を好きなように使って、とりあえず楽しいと思う事や自分が欲しいと思うもんを買おうと。
んで、一万円以上を見事に本だけで使い切りました。
…さ~て、一万も費やしたんだから読み終わるには時間掛かるぞ…。
別にその程度で良い。自分責めて痛めつけるより、他者が書いた意見や物語を読んで糧にする方が建設的だろうから。死にたいと思うよか、多分そっちの方が遥かに健全だ。
…という理由で昨日は一万円以上、小説やらエッセイやら漫画やらを買い漁りました。
買った本のタイトルをざっと並べていくと…。
文庫本
・アレキサンドリア 曽野綾子著
・必ず柔らかな明日は来る 曽野綾子著
・瀬戸内寂聴の源氏物語 瀬戸内寂聴
・鉱石倶楽部 長野まゆみ
・コクトー詩集 ジャン・コクトー(堀口大學訳)
・ポケットに名言を 寺山修司
・椿姫 ディマ・フィス
・白痴 坂口安吾
・ヴェロニカの嵐 茅田砂胡
漫画
パラダイス・キス1~5 矢沢 あい
大きく振りかぶって4巻 ひぐち アサ
嘆きのサイレンⅠ 原作 茅田砂胡 作画 鈴木理華
…とまあ、一気に15冊買ってきたよ。
当然の事ながら全部は読み終わっちゃおりません。(読めたら人間じゃないっす)
それでも目を通して、心に響いたのを紹介。
漫画は昨日の時点で全部目を通しました。
いや、泣いたよ…パラダイス・キスは。矢沢 あいさんの作品は天使なんかじゃない+下弦の月+NANAと、ご近所物語は最初の部分だけ…読んでいたんですが、ご近所とリンクしてて、ノリジが出てきた時に
むっちゃ嬉し~とか思ってしまったの私だけですか?(ご近所で覚えているの美果子と山口ツトム君と、変なノリのパパとママと、ノリジくらいなんすけど。ノリジの素敵親父っぷりが何か当時エライ好きだった…)
一言で言うなら、恋愛に関しての切なさとか痛みをキチンと書いているな~と思う。
NANAにもその辺は共通しているけど。
ちなみに一番昨日読んでいて、私が泣いた部分は…ネタバレになりますが、3巻でヒロインが好きな男の母親のお酒と愚痴に付き合っていた時に、モノローグで言っている「親に自分の存在を否定され続けた子供がどれだけ傷つくか判らないの? そんな当たり前のことがどうして判らないの?」
という部分。これは場合によっては、親だったり、教師だったり…友達だったり、恋人だったりするんでしょうが、自分が心理的に依存している間柄の人間に否定されるような言葉を吐かれ続けたら当然心は擦り切れるし、疲弊する。ここが私は本当に見て、泣いてしまっていた。
-私にも、そして誰にでもこれに似た経験は存在すると思うからだ。
周囲の人間に一度も否定される事なく、疎外されていると感じることなく生きてこれた人間はいないと思うから。
主人公の紫は、親の期待に応えて進学校に入り…親の望みどおりの優秀な成績を上げられないでいる事に苦しんでいる美少女。
容姿的にはかなり平均より飛びぬけて綺麗な子。けど心の中は人並みに嫉妬なり、弱い心を持っている。
美人だからモテているとか、自信に満ち溢れているという訳じゃない。
けれど矢沢学院という洋裁学校に通っている4人が作った「パラダイス・キス」というグループのメンバーとの接触によって、独立心なり自分が何をやりたいかに気づき、時には人と衝突したりしながら進んでいく。
ストーリー的にはこんな感じ。恋のお相手となるジョージはこんな奴いる訳ね~だろ!! というツッコミを思わず繰り出したくなるくらいに現実味がない人なのですが、同時に奴の身勝手さなりエゴなりは…あ~やっぱり現実の男とそこら辺は同じや~という絶妙なバランスで成り立っていて素敵過ぎます。
はい、こういう身勝手な男に女は惹かれたくなりますものね。多分…言い寄られたら私も抗えないで最初は言いなりになるでしょう…(ま、ありえない話なのだがね…汗)
けど、この漫画に描かれているメッセージは…今の私には凄い励まされた。
自分の属している集団や、親や恋人の望みを叶えたい…自分が認められたい、愛されたいと願うのは誰もが持っている感情だと思う。
けど…自分の意思を全て殺して、従うのが本当に正しい事?
人の敷いたレールの上を歩んで良い子、良い子と言われても…こうあって欲しいという理想像を押し付けられても、自分の望みや…考えっていうのは必ずある筈なのだ。
人は自分が出した答えしか、貫くことは出来ない。
周りの人間から望まれた通りに振舞っていても、そこに己の意思が伴っていない限りは
何日か、何週間か、何ヶ月か、何年後か…それは判らないけれど
必ず崩壊する時が来る
他人の期待に応えても、その応える事で自分の意思が押しつぶされているのなら
必ず…抵抗か、自殺するか。それしか待っていないと思うのだ。
自殺とは、押し付けられた結果…逃げ道を失った魂が取る手段。
または自分の哀れさを訴えて、他人の関心と同情を買う為か。どちらかだ。
私は最近、そう考えるようになった。
何かやりたい事があるのなら…自殺だなんて言っていられない。
戦うしかないのと思う。
それは自分の大事な人と傷つけあう結果になったっとしても…
他人の意思に屈せば、いつかは自分の心が自分を裏切る時も来る。
…自分の意思をぶつけて、壊れてしまう関係ならそれも仕方ないのだろう。
本当にその相手が自分にとって大事なら、いつかまた道が交わる時も来る
それは…以前と同じ距離ではないかも知れない。
かつては恋人となり、身も心誰よりも近かった間柄の二人が
決別して、互いに別の道を進んでからは…その相手が関わった作品を見る
作り手と観客の一人という立場になってしまう事も現実では多々あるのだから。
それは寂しいことじゃなく
仕方ないこと。
行く先が違う相手とはどれだけ愛しくても
別れがたく思っても
片方が自分の望みを捨てられないのならば
伴侶となることは不可能なのだから。
そういう切なさをこの作品はキチンと描いている。
ハッピーなだけじゃない物語でした。
周囲の人間の悲しさや痛みも思わず共感したさ。
5巻の嵐とヒロ君のやりとりと、その結論に…思わずむせび泣いてしまったしさ(遠い眼)
今の自分には、本気で励まされたさ。
恋人と別れたのは、その相手と自分は多分行く先が違うから仕方ない…と結論出したからなんだけど
正直迷ってて、苦しくて…本当に自分が出した答えは正しかったのかなって辛くて
自分の本心を言えば相手を痛めつけて「死ぬ」とか「消滅だ」とかいう言葉すら吐かれてさよならになって。
-自分の存在って何だろう。
私は居るだけで…人を傷つけているのかな。
自己主張しないであのまま、ただ頷いて相手を肯定していれば良かったのかな…
そんな気持ちが湧いて来て、最近はカッター持つと思わず物騒な考えがよぎるようになってヤバかったのですが…多分、これは恋をしたことある人の大多数が味わった事のある痛みなのだろうな…と考えられるようになった。
相手の言いなりに、相手の理想の型に自分を押し込めても心は悲鳴を上げるよ。
私も相手も、相手そのものじゃなくて…自分の理想像を相手に押し付けて体現して欲しいと願っていた。
それが摩擦となり、軋轢となり…歪を生んでしまったんだな、と思う。
ま、当分…結婚だの同棲だのに結びつく恋愛はしないで、気の合う友人たちとまったり過ごして
時間が洗い流してくれるまで気長に待とうかという心境なんですが…
今はこの傷に触らないでいた方が良いなと思った。今月はそれをかさぶた剥がされて、抉られてグリグリやられる事が多かったからな…おかげでドロドロした膿みたいなのはは取れたけどさ(汗)
自分の痛みは、自分だけのものじゃなかったんだな。
多分他の誰かも過去に味わい、泣いたことがある傷なのだろう。
そういう視点に気づかさせてくれたので、私にはこのパラダイス・キスは特別な作品になった。
…おかげで少し、死にたいという胸の痛みは治まってくれた。
描いてくれた矢沢先生に大感謝したい気持ちです。