毎週水曜日連載中の『教えて!サクラバレエ』シリーズ。
『これからバレエを習いたいと思っている大人の方』に向けてのお話をしています。
今週も先週の続きからです。
先週の記事はこちら↓
これまで、見学や体験レッスンに来てくださった方たちとお話ししてみて、私が感じた、
『バレエを習ってみたいと思っている大人にとっての10大ハードル』
1.バレエやダンスがまったくはじめて
2.身体が硬い(←自分調べ)
3.自分の年齢でも大丈夫か
4.レオタードを着ることに抵抗がある
5.運動やダンスがあまり得意ではない
6.習い事をしてもあまり続かない
7.そもそもバレエを習うタイプのキャラではない
8.どんな雰囲気の教室なのかがわからないので不安
9.先生が怖いにちがいない。(バレエ経験者の方)
10.先生にきちんと教えてもらえそうな気がしない。(バレエ経験者の方)
について。
今週は、『8.どんな雰囲気の教室なのかがわからないので不安』について。
これはもう、気になる教室に実際に見学や体験レッスンに行ってみることでだけ解消されることだと思いますので、勇気を出して行動をおこしてみることをおすすめします。
この時のポイントは、一カ所だけではなく、何カ所も教室を回ってみることです。
(見学や体験レッスンに行ったら、入らなきゃいけないような雰囲気になるのでは?)と構えている方もいらっしゃると思いますが、バレエは“生徒=お客様”ではないんです。
和の習い事の日本舞踊やお茶のように、“生徒=お弟子さん候補”とイメージしてもらうとわかりやすいかなと思います。
ですから、生徒側も先生を選びますが、先生側も生徒を見ています。
私はこの人の面倒をみてあげられそうかな?
この人は私を信頼してくれそうかな?
この人と信頼関係が築けそうかな?
という目線です。
ですから、バレエ教室は、どんな人でも、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい、という大安売りのバーゲンセールのようにお客様を呼び込むのではなく、ある一定の距離を置いて、(来るか来ないかはあなた次第ですよ)という風に接します。
だから、安心して大丈夫です。
「さあ、この場で入会申込書を書いてください!」と迫られることはまずありません。
バレエ教室では強引な勧誘をされる心配をする必要はあまりないと思います。(都会の方はわかりませんが多分ないと思います。)
逆に「よかったらぜひ、来てください」などと先生や生徒から声をかけられることがあれば、それはその人たちが(この人とは一緒にやっていけそうだな)と思ってくれているということですので、(ああ、私はかなり好印象だったんだな)と思っていただいて大丈夫だと思います。(これ、岡山限定のことだったら、ごめんなさいね。)
ちなみに、私はうちに興味を持ってわざわざやってきてくれた方、しかもその多くはブログをじっくり読んでくれている読者の方だと思うだけで感謝感激ですので、基本ウェルカムモードです。
せっかく勇気を出してたずねてきてくれた方には、出来ればぜひ来てもらいたいなと思っていますが、ご本人の意思で選んでくれたらと思っています。
それから、時々こちらのブログでもお話ししていますが、バレエ教室って移籍がしにくい世界なんです。
転勤などで県外から引っ越してこられた場合はともかく、同じ県内の他のバレエ教室をやめて移ってこられた方の場合は、「よそから来た人」「よその人」などとしばらく呼ばれることがよくあります。
最初からその教室でバレエをはじめた人とはみんなが明らかに無意識に違いを感じている状態になることが多いです。
バレエの世界は(特に子供は)先生と生徒は師弟関係であることが一般的なので、バレエ教室の移籍は、(他の先生の弟子だった人が、そこをやめて、違う流派の先生に弟子入りしようとしている)という捉え方をされます。
“最初から最後までこの先生の弟子!”
っていうのと、
“少し前まで違う先生の弟子だった人!
の違いですね。
また、先生同士が仲があまり良くない場合(ライバルだったりした場合)は、時にスパイ扱いをされたり、(あの先生の弟子がつとまらないようじゃ、うちでも無理でしょう)といった見方をされたりして、踊りが上手でもなかなか本気で指導していただけなかったりします。
(うちは驚くほどこういうのないので、「海外みたいですね」と言われたことがあるほどですが)
ですから、バレエ教室は「一度入ったら、ずっとその先生に習うもの」という考え方が一般的です。
だから、先生側もすぐに決めないでじっくり選んで欲しいと思っていますので、色々な教室を見て回られると良いと思います。
ちなみにフィットネスや、カルチャーや、大人の生徒を上手に育てようというよりは(今が楽しい)を大切にしている教室などの場合は、もう少しライトで自由に出来ますので、その方が良いと思う方は、そういったところを見学・体験レッスンされると良いと思います。
ただ、注意して欲しいのは、最初にそういったところでバレエを習った場合、後にバレエが上手になりたくなって、きちんとした教室に移籍したいと思った時に、きちんとは教えてもらえないことが多いということです。
理由は長くなるので省略しますが、
“バレエの世界の礼儀やマナーを知らない”
“身体に変なクセがついていて、今からなおすのは困難”
“一度教室を変わった人は、そのうちまた変わると思われがち”
“先生を師匠と思えずお客様気分が抜けない”
“自分に楽なバレエから自分に厳しくするバレエへの切り替えがむずかしい”
などがあります。
ですから、これは私の個人的な考えですが、もし可能であれば、バレエは最初はきちんとした教室で習って、その後、希望するようでしたらもっとライトな方へ移られた方が、後々の選択肢が多いと思います。
先にピアノを習ってからエレクトーンを習うのは大丈夫でも、逆だとピアノは上手にならないと言われているのと同じです。
“クラシック音楽”
“クラシックバレエ”
“クラシック(伝統的)”といわれる世界は似ていることが多いように思います。
話が長くなりましたが、そういった事情がありますので、バレエを始めようと思われている方は、いろいろな教室や先生を見てから、ご自分の意思で選ばれると良いかと思います。
(見に行ったら、入らなきゃ悪いのでは・・)なんて心配はしないで、そこは割り切って淡々と、そして可能であれば気になる教室は全部見てまわってから決められると良いと思います。
それから、もしそれが出来る雰囲気でしたら、気になっていること(発表会だとか、先生はどんな方かなど)を生徒の方にちらっと聞いてみられると、その教室のことが良くわかって良いと思います。
あと、これは私が最近思う、自分にあった教室の見分け方のとっておきのポイントなのですが、バレエ教室に見学や体験レッスンに行くと『規約』というものをもらえると思います。
その規約の最初の方に“目的”という項目があって、その教室が何を生徒に提供しようとしているのかが書かれています。
“バレエを通して子供たちに礼儀やしつけをおこなう”なのか、
“趣味だけにとどまらず芸術を教える”なのか、
“世界に通用するダンサーを育てる”なのか、
“大人に美容と健康を提供する”なのか、
そこをチェックして、ご自分の目的と同じか、近い教室を選ばれると、失敗が少ないのではないかと思います。
ちなみに、サクラバレエの規約の目的は、
『クラシックバレエを大人向けに、1人1人のレベルに合わせたクラス設定をおこなうことによりきめ細かい対応を図り、1年間のカリキュラムを設定し、一貫したバレエ指導を行うこと』になっています。
ピンときた方、ぜひ一度サクラバレエへお越しください。
お待ちしています
最後になりましたが、なんだかんだ言って、結局ね、“ここの先生や生徒たちと仲間になれそうかどうか”が大切だと思います。
うまくいくと、そこの先生や生徒の方たちとは、長いおつきあいになりますから。
迷われているかたの参考になりましたら、幸いです。
◇
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サクラバレエは大人からバレエをはじめる人のためのバレエ教室です。
クラシックバレエを大人向けに、1人1人にレベルを合わせたクラス設定によりきめ細かい対応を図り、1年間のカリキュラムを設定し、一貫したバレエ指導を行います。
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大人からバレエをはじめても、きちんと丁寧にレッスンをすれば、必ず上達します。
バレエ経験がまったくない方、大歓迎です!
私たちが大切にしていることです。
“大人だからこそ、きちんと言葉で説明してもらえること”
“大人も子供と同じように、細かいクラス設定で段階を踏んで学べること”
“教師の思い付きではなく、全クラス同じカリキュラムのレッスンを受けることが出来ること”
“大人を出来るだけケガなく安全にバレエを踊らせてあげること”
“大人を上手にすること”に松岡修造さんばりに情熱を燃やす教師が、ここにいます
そう、一番大切なのは“情熱”です。
私も大人になってからバレエと出会いました。
そして、同じような気持ちを持つ、あなたに出会えるのを待っています
ぜひ、一緒にバレエを楽しみましょう
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