小平市を中心に活動する

さくらジュニアオーケストラです飛び出すハート

 

もう3月桜

 

お待たせしました!!

さくらジュニアの音楽監督 伊藤先生の

オーケストラこぼれ話第3話が届きましたキラキラ

第3話のテーマは「アガる」(全2回)ルンルン

 

今までのこぼれ話

第1回 指揮者って何? 

第2回 遅刻 


スタートですにっこり

 

 

オーケストラこぼれ話

第3話 アガる①

 

 

今までアマチュアの方からアガることについて何度も質問されました。

「プロの人でもアガるのですか?」

「どうすればアガらないで演奏できますか?」

などなどとても多くの人がアガる問題に直面しているようです。

音楽だけじゃなくいろんな場面で人はアガることありますねー。

辞書で調べてみました。

『人前で緊張してしまい、平静な心持ちを保てなくなるさま。人の目を気にしてぎこちなくなってしまうさまなどを意味する表現。』

なるほど…、緊張の一種だけど対ヒトの目、耳という条件がつくわけですね。

確かに緊張する作業は多々ありますがアガるわけではないですものね。

 

さて、プロの人でもアガるか?アガります。全然平気な人もいます。

大物かどうかは関係ありません。

 

私の所属したオーケストラでコンサートマスターのひとりだった女性は「まったくアガらない」と言ってました。

とても上手でしょっちゅうコンチェルト弾いていましたが、まあー余裕あること!比較的暴れる(舞台上でよく動く)タイプでしたが、一度「暗譜忘れちゃってさー、ノってるふりして指揮者の譜面見に行っちゃった」なんて言ってたり、本番中、目が合うとニッコリしたり、その余裕にただただ羨ましい!と思ったものです。

 

一方私は……、アガります!

今までで一番アガったのは、プロコフィエフの『ピーターと狼』という曲の一部です。

クラリネット的には失敗しやすいともいえる曲です。

オーケストラに入るためのオーディションにもありました。

恐ろしいことに入って日が浅い時にその曲の仕事がありました。

 

オーディションと違ってオーケストラの中だと私にとっては何倍も難しかったのです。

指揮者は森正(もりただし)先生。

モリショウと呼ばれて当時の日本指揮者界で重鎮のお一人でした。

結果、1~2回の練習、本番前のGP(直前の会場リハーサル)共にグチャグチャ…。

森先生は怒ったりせず、「じゃあ、そこは僕振らないから自由にやって」みたいなこと言われました。

何が、じゃあ、なんだかですが少しだけ気が楽になりました。

 

そして本番。

この曲ではクラリネットはネコの役で、オオカミが現れて慌てて木に駆け上がる、という場面。

気持ちだけは命の危険を感じたネコと一体です^ ^

ホルンが奏でるオオカミが現れてからの心臓の高鳴りは今でも覚えています。

よく、心臓が口から飛び出る、という表現がありますが面白いほどその通りです。

問題の箇所が近づくとドキドキがどんどん上昇して本当に喉から口へと来そうになります。

そしてその時はおとずれます。

 

結果は……。

 

記憶が飛んでます。

2回本番があったのですが2回目は覚えていて、完璧ではないけどグチャグチャではない、というくらい。

多分、1回目も同じくらいかと思います。

20代の頃で大昔ですが今でも書いていてドキドキしてきます。

私の場合は自信が持てない時にアガります。

練習が足りない、体調が悪い、そんな時です。

逆に、出来ないわけがない、と思える時はほとんどアガりません。

 

・・・続きは、また来週水曜日に!

 

 

伊藤先生、ありがとうございます拍手

 

昔、アガる原因は「予期不安」が大きいと聞いたことがあります。

練習でうまく吹けなかった、以前本番でミスをした・・・また失敗したらどうしよう。

そんな不安がいっぱいになって、人の目が加わるとますますあがってしまう。

楽譜を目で追いながら「あと○小節・・・このフレーズの後・・・」など意識すればするほどドキドキして、手に汗をかいて。

そんな本番をたくさん経験してきました。

伊藤先生のお話にもありましたが「出来ないわけがない、と思える時はほとんどアガりません」。そういうことだと思います。

経験上、自信をもって迎えたステージは、緊張はするものの、いい緊張感の中、演奏することができるような気がしています。

 

今、放送中のドラマ「リバーサル・オーケストラ」の主人公も、昔の記憶を同じような場面でいい経験にぬりかえていくことで、音楽を表現することを楽しめるようになっていっているように思います。

 

次回、3/8に後半をお届けします鉛筆

お楽しみに飛び出すハート

 

 

 

 

音楽監督/指揮   伊藤 裕悦

 

国立音楽大学卒業。皇居桃華楽堂新人演奏会に出演。 
1981年東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に入団。 
1987年ウィーン国立音楽大学に1年間留学。 
帰国後、同オーケストラに復帰し、2013年9月の退職までオーケストラをはじめ、ソロ、室内楽、指導など多方面でも活躍。 
2014年12月より国際交流基金のオーケストラ海外支援事業で1年間バンコク交響楽団に所属。

現在は、演奏活動のほか東京学芸大オケ、東京理科大オケ、小平市民オケ、品川区民管弦楽団、高砂香料吹奏楽部などの指導も行っている。

(さくらジュニアオケHPより)

 

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