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さくらジュニアの音楽監督 伊藤先生からオーケストラこぼれ話が届きましたキラキラ

第1回話のテーマは「指揮者って何?」ですルンルン

3回にわけてお送りしますクローバー

 

まずは、我らが伊藤先生をご紹介します拍手




音楽監督/指揮   伊藤 裕悦


国立音楽大学卒業。皇居桃華楽堂新人演奏会に出演。 
1981年東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に入団。 
1987年ウィーン国立音楽大学に1年間留学。 
帰国後、同オーケストラに復帰し、2013年9月の退職までオーケストラをはじめ、ソロ、室内楽、指導など多方面でも活躍。 
2014年12月より国際交流基金のオーケストラ海外支援事業で1年間バンコク交響楽団に所属。

現在は、演奏活動のほか東京学芸大オケ、東京理科大オケ、小平市民オケ、品川区民管弦楽団、高砂香料吹奏楽部などの指導も行っている。

(さくらジュニアオケHPより)



そんな経験豊富な伊藤先生の、オーケストラこぼれ話星

スタートですにっこり

 

 

オーケストラこぼれ話

第1話 指揮者って何?①

 

オーケストラの演奏では大抵指揮者という人がいます。大抵、というのは指揮者なしでの演奏もたまにはあるからです。指揮者なしでの演奏を売りにしている室内オーケストラ(やや小編成)もあります。


そもそも音を出す仕事なのに、ただ一人音を出さず(雑音はよく出す)、楽器 演奏者よりはるかに高いギャラをもらい、良い演奏は自分の手柄だと言わんばかりに自分だけお辞儀する......。 なんだかなーって思いませんか?自分が子どもの頃、指揮者はオーケストラの交通整理をする、なんて習ったような気がしますが、わかるようでよくわからない...。指揮者はだいたいの楽器の演奏ができる、という話も子どもの頃聞いた気がしますがこれは嘘で知識がある、ということです。

 

さて、では一応プロオーケストラで長年仕事をしてきた身として指揮者の役割を考えてみます。

 

まず第一に時間の流れを支配する、ということです。マーチなど比較的テンポの変わらないものはともかく、テンポが揺れる曲だと何十人もの人がきちんと合わせるのは至難の業です。その点、指揮者がいればかなりスムーズに 流れます。実際、10人程度までのアンサンブルでは指揮者なしで演奏することが多いのですが、指揮者がいれば楽なのに、と思うこともあります。

 

次にこれが一番大きなことですが音楽的な面で圧倒的にリードする、ということです。楽譜に書けることには限界があります。楽譜から作曲家の描いた世界を想像し、生きた作品に仕上げるわけです。そのために練習で演奏の不 備を指摘するだけではなく、微妙なニュアンスなども伝える必要があります。 圧倒的にと言ったのは、オーケストラ曲にはいろんな楽器のソロが散りばめられていて、ある程度は奏者の自主性を尊重する方がうまくいく、演奏者だって自分の音楽もプライドもあるんだから、ということです。

 

 

この続きは、来週27日水曜日にアップする予定です鉛筆

「私(伊藤先生)が思う指揮者の良し悪し、好き嫌いのお話」キラキラ

お楽しみに気づき


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