おとぎの国にタイムスリップ!クリスマスのチェスキークルムロフ
チェコを訪れる際必ず足を運んでほしい場所、それは『世界一美しい街』と称されるチェスキークルムロフです。街全体が世界遺産に登録されており、中世ヨーロッパの雰囲気をそのまま残したような街並みはまるで絵本の中に飛び込んだ世界。首都のプラハからもバスで約3時間ほどの場所にあり、アクセスも抜群です。今回はそんなチェスキークルムロフのクリスマスシーズンの魅力や注意点をご紹介したいと思います。プラハからのアクセスプラハからはチェスキークルムロフ行きのバス会社がいくつかあり、今回利用したのは『REGIOJET』のバスです。「REGIOJET prague cesky」と検索すると、日程や行先などを入力するページが出てくるので予約ができるようになります。バスはプラハ市内のいくつかの場所から出ており、私たちはナ・クニゼッチ(Na Knizeci)駅から出る便で予約をしました。私たちが宿泊しているホテルからは少し離れた場所にしかバスが来なかったので、ホテルを予約する前にバスが停まる場所を確認しておくほうが便利かもしれません。バスの価格は片道7.7ユーロでした。少し早めに到着し、待っているとだんだん人が集まってきて、無事バスに乗り込むことが出来ました。真黄色の虫みたいな形のバスだったので分かりやすかったです。中に乗り込むと充電やフリーWi-Fiが利用でき、さらに飲み物がもらえました。冬に飲むホットチョコレートは格別ですよね。バスを待っている間寒かったので体が温まりました。クリスマスシーズンのチェスキークルムロフチェスキークルムロフのバス停に到着し、町のほうへ歩いていくとすぐに素晴らしい景色が目の前に飛び込んできました。S字に蛇行するヴルタヴァ川に囲まれている旧市街で、様々な建築様式が混在するチェスキー・クルムロフ城が有名です。遠くからでもとても美しくそびえたっています。お城の中にはなぜか3匹のクマがいると言われており、どんな風に過ごしているのかなと期待していたのですが、私たちが訪れたときはクマたちは不在でした。出会うことができればラッキーなのかもしれません。本当は塔に登れる予定で楽しみにしていたのですが、実は私たちが訪れたのはちょうどお正月の時期だったので、塔がクローズしていて入ることが出来ませんでした。冬休みを利用して行かれる予定の方は休業の日なども調べてお出かけしてみてください。塔には登れなかったですが、チェスキークルムロフの街を一望でき、大満足でした。城を出て、旧市街を散策。ルネサンス様式の当時の建物が今でもそのまま残っている為、本当に歩いているだけで楽しく、ところどころにかわいらしい小物のお店などもあり、気付けば何時間も経ってしまっていました。小さなお店をじっくり回るのも楽しみの1つです。私たちが訪れた冬の時期は広場にクリスマスマーケットが広がり、より一層この街のかわいらしさを引き立てていて写真を撮る手が止まりません。私たちが訪れたときはすでにクリスマスは終わっていたのですが、まだクリスマスマーケットは残っていました。ヨーロッパではクリスマスが終わってもある程度の期間残しておく街が多い気がします。お昼はソーセージやチェコ名物のトゥルデルニークを。夜はクリスマスマーケットが輝き始め、お店にもクリスマスライトが点灯し、人々が集まり活気が出てきます。キラキラときらめくクリスマスデコレーションやツリーに囲まれながら、寄り添ってホットチョコレートやホットワインを飲み、温かいラクレットを頂きます。冬ならではの楽しみですね!ラクレットはチーズがとろっとろですごくおいしかったです。大きなクリスマスマーケットではありませんが、こじんまりとしていてとってもほっこりするような空間でした。すっかり夜になり、バスの時間が近づいてきたのでバス停に戻り、プラハへと帰ります。チェスキークルムロフの街自体はすごく小さな街で1日あれば十分に楽しめますし、クリスマスマーケットがあったことでより一層夜の街も楽しむことが出来ました。一般的には夏がおすすめされていますが、冬は人も少なく落ち着いていて、また違ったチェスキークルムロフが楽しめるのでとってもおすすめです♪