酒と神社とテクノと私 -15ページ目

酒と神社とテクノと私

呑んだ日本酒、参拝した神社、テクノをはじめとする様々な気になった音楽の紹介です。
なかなか県外へ出られないので、熊本県外の神社への参拝へ行けません。

先週の「故知新」ですルンルン

 

 

 

Lucca Leeloo

「Sakamoto」(’24)

タイトル買いした1枚。

デンマークの人らしい。

プロフィールにはソフィスティ・ポップ, イタロ・ディスコとありますが、少なくともこの盤は個人的ジャンル分けはエレポップ。

アルバム・タイトルは、Luccaの息子さんが好きな日本のアニメ「日常」に出てくるネコの「阪本」と、自身が好きな「坂本龍一」へのトリビュートからとのこと。

坂本教授の影響らしいところは感じられない普通のエレポップ。

 

 ・Lucca Leeloo / Internal Sensations

 

House Gospel Choir

「Love is the Message」(’24)

Natalie Maddix率いる、’14結成のゴスペルとハウスを融合させたHouse Gospel Choirの2ndアルバム。

ハウス, ゴスペル合唱団の名にふさわしい内容。

パワフル, ソウルフルな歌唱で、ハウスやったり、ゴスペルやったり。

「Promised Land」などハウス・クラシックのゴスペル・カバーなども。

 

 ・House Gospel Choir / You

 

Jacqui Brookes

「Sob Stories」(’84)

多分中古屋で「エレポ」みたいなポップがついていたんで買ったんではないか?

バカラックのカバーなどを含む、それなりにエレポ, ニュー・ウェーブ。

惜しいKim WildeやAnnie Lennoxといった感じがしないこともない。

これ以外にアルバムのリリースも無く、この人は調べてもプロフィールなどの詳細が分からない。

 

 ・Jacqui Brookes / Lost without your Love

 

Various Artists

「π - Original Soundtrack」(’98)

Natalie Portman主演の「Black Swan」(’10)が一番有名?であろうDarren Aronofsky監督の低予算のモノクロ映画のサントラ。

「世の中の全ての事象は全て数式で表現できる」と信じる、数字に取りつかれたIQの高い主人公の男の妄想を描くという映画。(映画は未見)

元Pop will eat itselfのClint Mansellの曲以外は書き下ろしではないものの、エレクトロニカ, ドラム&ベース, トリップ・ホップなどのゴージャスなアーティスト勢揃い。

Orbital, Aphex Twin, Autechre, Massive Attack, Roni Sizeなどなど収録。

Clint Mansellはこの後はDarren Aronofsky監督とは長いお付き合いに。(「Black Swan」のサントラも)

 

 ・Aphex Twin / Bucephalus Bouncing Ball

 

 

 

今回のお気に入りは !!

Minotaur Shock

「Rinse」(’03)

英のDavid Edwardsの独りユニットMinotaur Shockの、以下の曲を集めた14曲の企画盤。

「Bagatelle EP」(’00)から4曲, 「Motoring Britain EP」(’01)から3曲, 「Rockpoolin' EP」(’02)から4曲(このうち3曲は国内盤ボーナス曲), 未発表曲3曲。

この頃、以前にも取り上げた英Pedro, Kim Hiorthøyなどと共に個人的にハマっていたローファイなエレクトロニカ~フォークトロニカ。

「どいつもマイナーだから分からん プンプンビックリマーク」とおっしゃる方には、「Four TetとかMúmとかが好きな人にはいいかも」という表現で。

「こいつらも知らん ムキー!!」とおっしゃられるようなら、過去記事下矢印を参照下さい。

 

 ・Minotaur Shock / Motoring Britain

 

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宮城県石巻市の「墨廼江酒造株式会社」のお酒です。

石巻で海産物, 穀物問屋を営んでいた澤口安治が1845年に造り酒屋を譲り受けて創業し、200年近くの歴史があります。

「墨廼江」の名称の酒も継承し、当初より続いているブランドです。

 

 

アルコール度 16%

精米歩合 60%

720mlで¥1430でした。

「吟醸」表記できるところを、それを敢えてせずに「特別純米」表記なのは、オリを残し、出来たてを火入れせずに生酒での出荷にこだわった部分なのでしょうか?

 

うっすらとオリが漂います。

写真では底に少し沈んでいます。

先日の福岡の「山廃 純米 美田」といい、濁ってたりするとついつい買ってしまいます 口笛

 

見た目に発泡はしないものの、栓を開けるとガスが抜け、柑橘系の爽やかな香りがします。

ほのかな甘み、酸味が調和し、バランスの良いフレッシュなお酒です。

 

 

2011年3月11日の東日本大震災で石巻も被災、酒蔵も壊滅的な被害を受けましたが、仕込みタンク内の醪は無事で酒蔵復興の希望となり、現在の酒造りに繋がっているそうです。

日本酒は海外での評価や出荷は増えているようですが、国内での消費は伸び悩んでいるようです。(農林水産省 令和6年「日本酒をめぐる状況」

復興支援も含めて、呑んで全国の酒蔵を応援しましょう日本酒ウインクビックリマーク

 

 

 

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先週の「故知新」ですルンルン

 

 

 

Various Artists

「Skampler」(’97)

Autechreのメンバーなどと一緒にGescomをやってるAndy Maddocksが設立したエレクトロニカのレーベルSKAMのレーベル・サンプラー。

Autechreの別名義Lego Feetや、Gescom, Bola, Boards of Canadaなどを収録。

無機的に聴こえるエレクトロニカが多い中で、美し目のBolaや叙情的なBoards of Canadaは異色。

 

 ・Boards of Canada / Everything you do is a Balloon

 

Blank & Jones

「Relax (Edition Fifteen)」(’24)

Piet BlankとJaspa Jonesの2人組。

DJミックスものや、So80sシリーズで懐かしのアーティストのベスト~ミックス盤を監修したりで他人がらみのお仕事が多い印象のドイツのプロデューサー・チーム。

‘03に始まるこの「Relax」シリーズも第15弾なので人気があるのでしょう。

前半(CD1)は「Siesta II Sunset」と題し、アンビエント, ダウンテンポもの中心にまったり品良く11曲。

後半(CD2)は「Sunset II Sunrise」と題し、ボーカルものが増え、テンポも上げて行く11曲。

↓リンクのプレイリストでチル・アウトトロピカルカクテル照れやしの木

 

 ・Blank & Jones / Relax (Edition Fifteen)

 

Gil Mellé

「The Andromeda Strain - Original Soundtrack」(’71)

「Jurassic Park」で有名なMichael Crichton原作の「The Andromeda Strain」を’71に映画化(邦題: アンドロメダ病原体)したもののサントラ。

映画の方は…。

付近に墜落した衛星流れ星に起因すると思われる謎の病気で、アメリカの小さな町の住民がほぼ全滅します ドクロ

生き残ったのはアル中で貧血気味の老人と生後間も無い赤ちゃんの二人 おじいちゃん赤ちゃん

招集された科学者チームが原因は衛星に付着して地球外からやって来た未知の微生物 宇宙人くんであることを突き止め、どうたらこうたら....、と言う内容なのですが、この時代的にありがちなモンドな雰囲気漂うSFになっています。

未知の微生物によるパニック映画を期待していると、実は原因物質の推定~検出~培養などの過程を中心に意外に地味に展開していく内容なので拍子抜けすると思います。

20年ほど前にCSで映画を観て、映画の方より気になったのは映画音楽のほう。

全編を電子音によるこれまたモンドな音楽, 効果音が彩っており、(私の勝手な)60~70年代のSF感を盛り上げています。

当時としては、かなりアバンギャルドな作風だったろうと思われます。

Gil Melléはジャズのサックス奏者, 映画音楽家, 画家で、ジャズ奏者としてはBlue NoteやPrestigeに数枚のアルバムを残し、画家としては自身のアルバム, Sonny Rollins「Work Time」(’55)やMiles Davis「Miles」(’55)などのジャケット・ワークを手がけたりしているようです。

映画音楽家としては、「The Sentinel(邦題: センチネル)」('77)とか「Embryo(邦題: エンブリヨ)」('77)とか分かる人には分かる映画のサントラもやっているようですが、テレビ版コロンボを含むテレビドラマの音楽を担当することが多かったようです。

 

 ・Gil Mellé / The Andromeda Strain - Original Soundtrack

 

Kerrier District

「Kerrier District」(’04)

Luke Vibertの別名義Kerrier Districtの1st。

Aphex TwinのRichard D. James主催のRephlexからのリリース。

ハウス, ニュー・ディスコ!

この「Kerrier District」シリーズは’15の4までリリースされていています。(3は12インチのアナログ盤のみ)

 

 ・Kerrier District / Disclix

 

 

 

今回のお気に入りは !!

Richard "Groove" Holmes

「Soul Message」(’65)

米のオルガン奏者Richard "Groove" Holmesの名門Prestigeからリリースの第一弾。

自身やClifford Brown, Horace Silverなどの6曲を、ギター, ドラムの3人編成で。

オルガンによるベース・ラインも含め、とにかく弾きまくりなオルガンの音が"Groove"の名に違わず心地良い。

 

 ・Richard "Groove" Holmes / Daahoud

 

 

 

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