先週の「音故知新」です
Orchestral Manoeuvres in the Dark
「Organisation」(’80)
Paul HumphreysとAndy McCluskeyが中心となり’78に結成したOMD。
‘80の1月に1stアルバムをリリースし、同年10月にリリースした2ndアルバム。
アルバム・タイトルは、Kraftwerkの前身Organisationから。
OMD自身と、The Teardrop Explodes, a Flock of Seagulls, Thompson Twins, Blancmange, Tears for Fearsなどなど、それ系のアーティストを手がけるMike Howlettのプロデュース。
英チャートで8位となった「Enola Gay」を収録。
同曲は’84に始まった「CNNデイウォッチ」というニュース・ダイジェスト番組のテーマに使用されていました。
買って聴いたのはYMO「BGM」, 「Technodelic」(’81)後だったし、それと比較して当時はピコピコ(全体的にはそうでもないのですが)した作り込んだ感の無い安い音があまり好きではなかったのですが、今となっては初期OMDの方がかえって味わい深くていい。
・Orchestral Manoeuvres in the Dark / Enola Gay
Various Artists
「Reactivate 6: Trance Europa」(’92)
ハードコア, (昔でいう)トランス, レイブ, ミニマル, アシッド, ハウスな要素が混在した、当時の雰囲気をごった煮で感じられるコンピ。
人気があったか多分vol.18(’01)までリリースされてるシリーズ。
当時はそんなに好きではない内容のものもあったけど惰性でvol.10までぐらい?買ってましたが、今聴くとそれなりに楽しく聴ける。
また金出して買おうとは思わんが。
・Out of the Ordinary / Der Weisse Hai (Hard House mix)
F.U.S.E.
「Train-Tracs」(’93)
Richi Hawtinの別名義でのWarpレコードのArtificial Intelligenceシリーズの1枚。
F.U.S.E.名義の唯一のアルバム「Dimension Intrusion」(’93)収録曲のリミックス6曲入りのシングル。
エレクトリックでスペーシーでアシッド。
F.U.S.E.のアシッド感, ミニマル感を突き詰めたのがPlastikman名義?
・F.U.S.E. / Train-Trac (Bajack)
Genesis
「Invisible Touch」(’86)
Peter Gabriel率いるプログレ・バンドだったGenesisも、Peter Gabrielの脱退で7作目の「a Trick of the Tail」(’76)からPhil Collins体制になり徐々にポップ化。
Genesisのこちら13枚目のスタジオ・アルバムもポップ路線の頂点を極めた大ヒット作。
’84頃からのPhilのソロでの大成功の影響もあると思われますが、アルバムも英1位, 米3位となり、5曲のシングル・ヒットが出ています。
ポップ化したGenesisは、Philのソロとどう違う?という感もありますが。
ちなみにシングル「Invisible Touch」は’86に1週だけ米1位になっているのですが、連続1位を阻んだのはPeter Gabrielの「Sledgehummer」。
・Genesis / Tonight, Tonight, Tonight
今回のお気に入りは
Bill Laurance & Michael League
「Keeping Company」(’24)
Snarky Puppyのリーダーでベース, ギター奏者のMichael Leagueと、同じくキーボード奏者のBill Lauranceのコンビによる2枚目のアルバム。
クレジットでは、Michaelがウード, ベース、Billがピアノと表記で、他の楽器の表記は無し。
アコースティックな音が中心で、音数が少なくシンプルな構成ですが素晴らしい。
特にウード(アラブ系弦楽器)の音がギターとはまた違った味わいでいい。
・Bill Laurance & Michael League / Yours
クリックしていただければ幸いです。
にほんブログ村