TOKYO Underground/Rorschach.inc
1. TOKYO Underground
Rorschach.incの通算5曲目となるデジタルシングル。
謎のウサギ型地底人集団として始動して1年。
新メンバーとして、ロールシャッハ8号(ちょび)が加入。
既に在籍していた7号とのシフト制となるようですが、もともと、ベーシストはちょびさんだという噂だったような...
ふたりのベーシストを擁する体制を、正式にアナウンスしたということなのかな。
発表された「TOKYO Underground」は、彼ららしいバキバキの重低音で固めたラウドチューン。
キラキラしたデジタルサウンドは、もはや、それを真っ黒に塗り潰すために存在しているのでは、というぐらいの轟音をぶちまけています。
ダウンチューニングもここまできたか、というギターのリフもインパクト抜群。
ヘヴィネスを重視すると、鈍く大味という先入観を覆す、切れ味鋭いラウドサウンドを実現しており、大きな武器となっていましたね。
スクリームと、クリーントーンを使い分けて、熱量の高さと都会的なクールさを表現するロールシャッハ1号のヴォーカリゼーションも圧巻。
発表された楽曲は増えてきましたが、まだまだ、衝撃は色褪せません。
さて、ロールシャッハ1号との関係性が示唆されるゆーりさんの経歴を知っていれば、どうしたってニヤリとしてしまうのが、歌詞のワンフレーズ。
イロクイ。の楽曲タイトルにもなっていた「メトロティック・バースデイ」というワードが飛び出すのですよ。
過去に「メカウサギ」のセルフカヴァーも披露していますし、音楽性は異なれど、世界観は共有している部分もありそうです。
色々な楽しみ方があるな、とリスナーを唸らせる1曲。
<過去のRorschach.incに関するレビュー>