精神病棟ニ○一号室の患者は、精神病棟ニ○一号室の患者で、精神病棟ニ○一号室の患者の、精神病棟ニ○一号室の患者が、精神病棟ニ○一号室の患者と、精神病棟ニ○一号室の患者に、精神病棟ニ○一号室の患者を、精神病棟ニ○一号室の患者も、精神病棟ニ○一号室の患者な、精神病棟ニ○一号室の患者へ、精神病棟ニ○一号室の患者や、精神病棟ニ○一号室の患者?精神病棟ニ○一号室の患者。/御伽
1. 精神病棟ニ○一号室の患者は、精神病棟ニ○一号室の患者で、精神病棟ニ○一号室の患者の、精神病棟ニ○一号室の患者が、精神病棟ニ○一号室の患者と、精神病棟ニ○一号室の患者に、精神病棟ニ○一号室の患者を、精神病棟ニ○一号室の患者も、精神病棟ニ○一号室の患者な、精神病棟ニ○一号室の患者へ、精神病棟ニ○一号室の患者や、精神病棟ニ○一号室の患者?精神病棟ニ○一号室の患者
2. 舞踏会
DARRELLのVo&Gt.藍さんが、Ba.鐚依-あい-として在籍していた御伽のデモテープ。
2000年に1,000本限定で発表されて22年、V系史に残る、奇怪な作品として知られる本作。
とにかく長い、レイアウト泣かせなタイトルも特徴的ですが、インパクトがあったのはそこだけではありません。
カセットテープを、ゴム手袋の中に封入。
しかも、取り出してみるとバキバキに壊れたケースと、ぐしゃぐしゃに丸められた歌詞シート。
狂気の表現として、ここまでやってしまうか。
制作秘話を聞きたくなるほどの強烈さで、これらのギミックが彼らの知名度を上げる結果になりました。
表題曲は、ツタツタリズムと発狂シャウトを組み合わせた正統派のコテコテナンバー。
医療系のスタンスと、変態性の高い歌詞で癖を作っていますが、楽曲構成としてはベタの範疇。
決して何かが悪かったわけではなかったのだけれど、求められるハードルが作品のギミックによって高くなりすぎてしまった感はありましたね。
人を食ったような楽曲を得意としていた彼らなだけに、肝心の音楽性でも衝撃をもたらしてほしかったかな、と。
むしろ、カップリングの「舞踏会」のほうが、彼ららしいかもしれません。
ダークな雰囲気を纏いつつも、チープなメロディとリズムで淡々と進行。
真面目なのか不真面目なのか、判別が難しいギリギリの展開を見せると、サビに入ってスピードアップしていくのです。
この強引さ、このナンセンスさ、なんとも御伽らしかったのでは。
当時はさほど評価が伸びなかった印象ですが、改めて聴いてみると、また違った味わいがあるのも事実。
流行がひとまわりして、戻ってきた感もある昨今、再評価できる部分はありそうです。
一方で、言ってしまえば時代に埋もれてしまってもおかしくなかった作品。
未だに語り草になったりするのは、とにかくインパクトが半端じゃなかったからに他ならず、ネタバンド寄りの彼らに、ヴィジュアル系の総合芸術性を考えさせられてしまうのでした。
<過去の御伽に関するレビュー>