トロシナ / MEJIBRAY

トロシナ/MEJIBRAY

1. トロシナ

2012年に発表された、MEJIBRAYの2nd Limited Single。

ライブ会場限定でのリリースでした。

収録されたのは、表題曲となる「トロシナ」。

Vo.綴さんが作詞・作曲を担当しています。

タイトルを絶叫するというインパクトあるスタート。

そのままリズム体が勢いよく飛び出していく。

Gt.MiAさんによるザクザクと切り刻むようなリフは、その中に重厚さを与えていますね。

このまま突っ走るのかと思いきや、メロディが入るとミディアムテンポに。

所謂"暴れ曲"となるこの楽曲ですが、音源として完成されたものは、緩急をつけてドラマ性を生み出していました。

タイトル以上に耳に残るパワーワード、"乱離爛々SUICIDE"を連呼する煽りパートにしても、色々なパターンを用意。

飽きさせずに印象的なフレーズを刷り込んでいきます。

また、それだけで終わらず、メロディアスなサビも。

全体的な構成としては、ライブで長時間演奏することを想定して、あえて大味に仕上げているように見える部分もありますが、音源で聴くと退屈、という暴れ曲のセオリーを覆してくれました。

ベストアルバム等にも収録されておらず、CD音源としてはレア曲となるのかな。

斬新というわけではないにしても、MEJIBRAYらしさは感じられる。

活動が停止している今となっては、彼らのステージを思い返すのにぴったりな１曲です。

＜過去のMEJIBRAYに関するレビュー＞

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