勉強だなぁ

と、つくづく思うのさ

俺は役者だから、演技の勉強を常にする訳ですよ

で、演出もしてるから、やはり同じ様に勉強するのさ

勉強と言っても学校みたく勉強する訳じゃないのね

とにかく、映画を観て気に入ったシーンを真似して行く

そして、古い映画にこそヒントが沢山詰まってる

例えば、ジョージクルーニーなんて、絵に描いた様な映画俳優だけど、何故かそう思うのは往年の映画作品の二枚目みたいな芝居を所々で魅せるからなんだと思うんですよ

仁義の時、俺がよく監督に言われたのが、「サカキ君の芝居は、いつも何処かで観た気がする」だった

俺には凄い褒め言葉でね

映画のワンシーンを撮ってて、映画のワンシーンみたいってさ(笑)

俺は初めて仁義に出た時、力さんの芝居を見て驚いたのさ

芝居の迫力に圧倒された

仁が喧嘩をするシーンを見ていて、自分の芝居って、「なんてしょぼいのだろ?」って落ち込んだ

正に映画みたいだったのさ

実際映画撮ってんだけど、わぁ!映画みたいだってね(笑)

自分では、芝居が出来る方だと思ってたし、それなりに自信もあったのだけど、存在の大きさとか、動き、質感、どれを取っても勝てる気がしなかった

元々の素材や生き様もあるけど、それに近づくには勉強しか無いと思ったのさ


だから、アクション映画を観まくり、マフィア物をサンプリングし、クールと思われる古い映画の役者の口調を真似したりした

とは言え、海外のだから字幕を覚えて、同じ様にニュアンスになる様に練習したのだけどね(笑)

お陰さんで、色んな事が分かる様になった

芝居で大切な事とかね☆


でも、やはり勉強しなくちゃ絶対に分からないのさ

同じ事を、同じ様にやっても質感が違うのって、恐らくそれなんだと思うんです

俺は、今でも勉強してる

誰でも解る芝居を作っていくためにね(^-^)/


それでは





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