いや、先日の【高島嘉右衛門列伝総集編・上巻】は、ちょっとビックリなほど褒められたんです。
でもね。
それで、いい気になってる訳じゃない。
むしろ危機感を感じた。
今回の現場は、台本も遅れ、演出も何回も変え。
しかも、小屋入りの日は夕方からしか入れず、しかも素人同然のキャストが3人もいて、不満な気持ちを抱く人が出て来てもおかしくない状況。
小屋入りだと言うのに場当たりも出来ず、次の日に回しても、時間が足りずに中々、仕上がらない。
でも、皆んな頑張ってくれた。
不思議なのだが、こう言う《欠け》がある時の方が上手く行く事が多い。
お陰様で、皆んな頑張ってくれて成功に結び着いた。
本当に感謝しか無い。
しかし、ずっと同じキャストだと【良い慣れ】と【良くない慣れ】が発生する。
なぁなぁだろうが、何だろうが、知ったこっちゃない。
自惚れや、慢心が一番の敵。
ウチに出てる事が《当たり前》に俺が、どれだけやられて来た事か分からない。
当たり前には、ロクな事が無い。
つまり、飽和状態。
昔は「それでも、皆んな居ないと公演出来ない」と思って、《いないよりマシ》な役者に頭下げる始末。
そんな奴に客が着く訳も無く、ただ自惚れさせただけ。
「あれ?俺、何で、こんな4流役者に気を遣って、金使って、裏で悪口まで言われてんだろ?そっか。いる場所が違ったんだ」と、フェーズを変えた。
殆ど縁を切った。
もちろん何処かで会ったら普通に喋るし、嫌な態度も取らない。
。
が、向こうが俺と何を話したら良いか分からなくなるので近寄って来ない(笑)
フェーズが変わったお陰で、離れてくれた。
もちろん今でも、昔出てた人間が出演してくれてるが、慢心にならなかった真摯な役者だけ。
正直、1番重要なのは【お客さんを楽しませる】事。
自分の事しか考えない《役者=エライ》なんて考えてるヤツらは2度と無い。
そんなのばっかりだけど(笑)
次のフェーズは、今とさほど変わらない。
ただ、質を上げる。
それには技術が必要。
感情論で乗り切ろうとする役者ほど使えない。
「そんな!タッタカやれって言われても感情作れませんよ!」なんて具合。
感情って作った事ある?
感情って湧く物でしょ😉
つまり
スタートから間違ってんだから、何言っても無駄なんだけど、出来ないから、そこしか逃げ道が無い訳で、選択肢が少な過ぎて使えないのが現実。
10代なら、それがいいけど、良い年こいたオッサンが、間違えて歩いて来た道なのだから関わらないのが1番ね😊
今度は7月。
もちろん1人芝居………の予定(笑)