がんばれ堺市!馬鹿げた維新市議に負けるな!防災マップなど丁寧な説明
堺市議会本会議大綱質疑(令和 6年第3回定例会(第2日 8月27日))で維新の青谷市議が例のごとく万博の宣伝を目的とした質問の後、堺市の「南海トラフ地震臨時情報」取り扱いが大げさだったので、支持者から商売が暇だと文句が寄せられ、今後は気をつけろ!という質問だった。言いがかりで馬鹿げた質問に呆れた。
↓7分15秒〜
答弁でもあったとおり気象庁発表に伴った情報発信に過ぎず、堺市になんの落ち度もなかった。むしろ誇大に報じたのはワイドショーなどのメディアであって、堺市の対応としては適正だったと記憶する。むしろ注意喚起の広報を行なうことで助かる命を救えるなら、大げさでも構わないだろう。青谷市議は未来予測ができるのか、もしくは人の命の重さを知らんのだろう。維新の支持者もその程度だろう。
「南海トラフ地震臨時情報」は、南海トラフ沿いで異常な現象を観測された場合や地震発生の可能性が相対的に高まっていると評価された場合等に、気象庁から発表される情報。情報名の後にキーワードが付記され「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」等の形で情報発表される。
ところで堺市は様々な方法で防災減災に取り組んでいる。ただその広報力がまだまだ低いので、多くの市民に届いていないことがとても残念だ。そういう時こそ「防災士」の出番だが、堺市の防災士育成予算は偏っているので結実しないだろう。防災士の記事はこちら。
例えばスマートフォンのLINEでは堺市の行政ページを用意している。防災メニューを選択すると防災マップ一覧や地図でわかる災害リスクが表示されて、日頃から予習することができるようになっている。もちろん区役所や防災センターなどで冊子が無料配布されている。
↓津波を選ぶと
↓シュールにも多くの人が海に向かって避難しているように見えるがそうではなく、全国の避難場所や浸水予想が表示される。
↓調べたい場所に✚印を移動させると標高が表示され、その周辺の津波浸水想定や最寄りの避難場所がわかるという仕組み。三宝地区は避難場所が少なく、5m前後の浸水が想定されていることがわかる。海から遠ざかるよう東向きに避難するよりも、むしろ臨海部の工場地区に向かうほうが早くて安全な場合があることがわかる。自分の日頃いる場所を細かく調べて、避難方向を決めておくことも重要だ。
↓またハザードマップ一覧から堺市の「防災マップ一覧」という一般ホームページにリンクされ。
↓防災準備から避難まで、各区の防災マップなど網羅されている
↓秀逸なのはシニア向け、妊産婦子育て世代向け、子どもたち向けに読み仮名付きのやさしい日本語版など様々な人向けに防災マップが用意されている。残念ながら国際版は文化観光局文化国際部国際課の作成ページに掲載されているようなので、危機管理室防災課のページにリンクを作成していただけるようにお願いした。余談だが子どもの防災教育において日本は大きく遅れているので、小学生のカリキュラムに加えてほしい。被災で困るのはいつも子どもや老人だから。
↓6カ国語の防災ハンドブックは文化観光局文化国際部国際課の「外国人市民のための防災ハンドブック」はこちら
堺市の地図のない一般的な防災ハンドブックといった印象。海外からの観光客を安易に万博やイルカで呼び込むよりも、万国共通のハザードマップを載せたゴルゴ13デザインの翻訳版でハンドブックを作ることで、観光誘致の”やる気”を世界に発信してほしい。意外と海外の観光客はこういったことに関心が高く、特に日本は災害の多い国としてSNSでも取り上げられると聞く。
↓各区ごとのハザードマップも区別版のタップから表示される。
「南海トラフ地震臨時情報」の発信により各地で水や米の購入が集中した。枕元に非常持ち出しリュックを準備したり、家具の転倒から免れる場所に寝床を移したり、こういうときこそ「備蓄」よりも「助かる命を守る」準備を優先することをお勧めする。水や米は平時に準備しておけ。ましてや堺市の「南海トラフ地震臨時情報」取り扱いが大げさなどという維新市議など愚の骨頂だ。
文化観光局 文化国際部 国際課
電話番号:072-222-7343、堺市立多文化交流プラザ・さかい(POME Sakai ポムさかい)072-340-1090
ファクス:072-228-7900、堺市立多文化交流プラザ・さかい(POME Sakai ポムさかい)072-340-1091
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館6階
堺市立多文化交流プラザ・さかい(POME Sakai ポムさかい)〒590-0078 堺区南瓦町2-1 堺市総合福祉会館5階
③防災講座2024「能登半島地震の被害から学ぶ災害への備え」
今年元日に発生した能登半島地震からのフィードバックとして、大阪公立大学生涯学習・公開講座に参加。
https://www.omu.ac.jp/lifelong-learning/course/event-04142.html
第2回 2024年9月12日(木)
能登半島地震の発生の背景と地震による地盤災害
能登半島地震は、半島北側の海域に走る活断層が活動して発生しました。この地震は以前から生じていた群発地震や半年ほど前の規模のやや小さな地震などとの関連性があるとされ、地下の熱水の影響が指摘されています。能登半島地震の発生の背景と、地震で生じた地盤液状化・斜面災害などについて解説し、大阪での今後の地震災害にまつわる災害リスクを考えます。
大阪公立大学 名誉教授
三田村 宗樹
難易度の高い講習で、質疑も賑わない。
- 岩盤の上に設置した地震計が壊れ、輪島市街よりも揺れたはず
- 最初は西に亀裂が発生し、後で東が割れた複雑な地震、合わせてM7.6
- M2程度の地震が頻繁に起こった
- 鉱物の中に取り込まれた水分がプレートとしてめり込んでいた
- 温度上昇により上昇
- 岩盤に取り込まれる
スロースリップの原理
南海トラフ大地震はこういったスロースリップは引き金となって発生する。
能登半島海岸周辺では今回の地震で末端部分がなくなった状態で、次に起こる揺れや大量の降雨や雪解け水でによってシーソーのように残部が大きな地すべりする可能性がある。
大阪は軟弱地盤の上にあるので揺れが大きくなる。
阪神淡路大震災を復習するために「人と防災未来センター」
先日参加した大阪公立大学防災講座第1回で、30年たった阪神淡路大震災と能登半島震災が酷似していることを学んだ。ならばこれから起こる上町断層地震や南海トラフ地震による震災でもと阪神淡路大震災の教訓から減災のアイデアが得られると考え、2024年9月11日、神戸市中央区の「人と防災未来センター」へ予習に行った。フォーラムをはじめ夏休み防災未来学校などというイベントを常時行っている。
まずは腹ごしらえに「人と防災未来センター」に隣接するJICA関西の立派なビルのカフェテラスでランチした。多国籍、多民族、多人種のスタッフが働くオフィスのカフェテラス、多彩なメニューとアレルギー表示はもちろん、宗教思想的な排他食材表示(ノットハラルなど)がされている。広々としたスペースで様々人が多様な食事をする、ちょっと面白い雰囲気。洋風なチキン煮込み750円に出汁を取り忘れた味噌汁と煮浸しがシュールだ。
JICA関西カフェテラス
JICA関西
いよいよ「人と防災未来センター」に入館。
西館1階でチケット購入し、まずは4階へ上がり、順次下階に降りながら体験する。
4階の震災追体験フロアでは映像で当時の状況を知るフロアらしいが、大きな音で驚かすだけで、特にコメントすることもない。
西館3階の震災の記憶フロアは生々しい記録が詳らかに示され、リアルな資料に圧倒され見ごたえのあるフロアだった。特に避難所とされた中学校の記録が重要。避難所で何が行われたのかが克明に記されたノートが展示されていた。「〇月〇日〇〇時 缶詰が届いたが、その数が少なく配布するかどうかを相談した。」といった具合だ。
避難所運営の難しさがわかる。きっと今でもそう変わらない運営がされるに違いない。こうした過去の資料を参考にして、防災士を中心にした自治会で事前に対応を検討練習しておくべきだろう。避難所で「クレクレ族」や「正義平等マン」が発生することも考慮に含めるべき。
まとめた記録が以下の「阪神淡路大震災 神戸の教育の再生と創造への歩み」
https://da.lib.kobe-u.ac.jp/da/eqb/0100055620/shinsai-8-76.pdf
↓発災から復興までをジオラマ5作で表現
西館2階の防災減災フロアでは災害情報ステーションでは日本が地震大国であることのわかる地震発生地図や東北、北海道、沖縄周辺の地震発生が多いことがわかる。
また非常持出品や備蓄品のアイデアが具体的に示されてわかりやすかった。備蓄品にポータブル電源が含まれていることに最近のリアルを感じた。電気復旧までに数日とされる中でそれまでの情報収集の携帯電話はもちろん、冷蔵庫や夏季扇風機などの熱中症対策の電源確保に必需だからだ。参考にして「持ち出しリュックを用意してみた」記事はこちら
防災減災ワークショップでは、模型を使って建物の耐震化の効果が実感できた。命を守るのはやはり耐震化しかない。
↓3年間で起こったマグニチュード5以上の分布では、日本とオセアニアで大半を占める
↓1年間に起こったマグニチュード2以上の分布では、東北、北海道、沖縄周辺の浅い地点で地震が頻発している
↓0次 避難品「いつも携帯」
↓1次 避難品「非常持ち出し」
↓1次 避難品「非常持ち出し」
↓2次 備蓄品
↓2次 備蓄品
↓2次 備蓄品
↓こういうチェックリストをもらえるので、家族で相談してみるといい。携帯、持出、備蓄と緊急性別にチェックできてわかりやすい。以下からダウンロードして印刷もできる。
東館2階のパネルレクチャーでは様々な教訓が示される。
↓死亡要因の83%は建物倒壊、被災で救助された3/4は地域の住民によるもの、ライフラインの復旧(カッコは東日本大震災)は電気6日(99日)、水道42日(203日)、下水道93日(412日)などとリアルな物が多い。
↓暮らしの項目はすべて身近に関わることで重要だが、発災当初に関わるところを赤枠した。本ブログでも再三記事にした避難所の課題が見えてくる。また子どもたちの教育や立場の弱い者への各種生活支援については切実。
西館1階ではこころのシアターを鑑賞した。「決して被災者はひとりではない」というテーマで被災者を励ますストーリーになっていた。現実はそんなことではお腹はふくれない。
西館3階はアトラクション要素が強かった。ディザスターウォールでは自然の営みと人の営みが交わると自然災害となることを学ぶショート動画らしい。そもそも自然の営みに対抗できるはずもない。むしろ地震をはじめ「災害」と言われるものは、人目線で自然を都合の良い悪者に仕立てているに過ぎないことを理解すべきだ。またジオスカイホールやハザードVRポート、クエッションキューブと題したアトラクションは子どもに媚びるゲーム感覚で、費用対効果が疑問だが、食育同様に防災教育を普及させるには良い施設。堺市美原区の防災センターで体験できる地震体験や暗闇避難体験は比してリアルで貴重な施設。
一方、ミッションルームと題したコンビニ店をリアルに再現して、参加者自身で判断して避難するトレーニングアトラクションは大いに参考になった。また掲示されたディスカバリーボードは、これからどんな行動をすれば自らの命を守ることができるのかを10個示していた。これの自助行動がセンターの結論といえる。もっと大々的に展示したり、これをゲームや体験アトラクションにすればいい。
①住宅の耐震化を進めよう!
②家具類を固定しよう!
③食べ物と飲水を備えよう!
④安否確認をできるようにしておこう!
⑤ハザードマップで危険を知ろう!
⑥自治体、メディアから情報を得よう!
⑦我が家のタイムラインをつくろう!
⑧町内会や自治防災組織の活動に加わろう!
⑨地域で楽しい訓練・イベントをしよう!
⑩暮らしの健康・安全・安心に関心をもとう!
↓ディスカバリーボード。
減災の基本は1に命を守る耐震化、2に避難方法、3に被災生活の優先順位で取り組むことがわかった。先日参加した大阪公立大学防災講座第1回で教わったことを再確認、体験できた。
↓直近のイベントは夏休み企画がいっぱい、
余談だが、駐車場は迎向かいのYAMADA電気が安価でついでに日用品も買える便利。そこでたまたま見つけた防災グッズを紹介。避難所などでプライバシー確保には好適。














































