堺市の交通まちづくりを考える会 -20ページ目

「違法行為」「不法占拠物件」① 道路に置きっぱなしの「段差解消ブロック」撤去求める自治体

【乗りものニュースより】

 自宅のクルマの出入りをスムーズにするため、道路上に傾斜のついた「段差解消ブロック」を置いている家がよくあります。実はそれ、危険なうえに違法なのです。

写真ACより

 

 自宅の駐車スペースと道路の出入りをよくするため、傾斜のついた「段差解消ブロック」などを歩道と車道の境界などに置いている民家を見かけることがあります。これについて、いまも複数の自治体が「違法行為」にあたるとして、置かないようウェブサイトなどで呼びかけています。

 

 「段差解消ブロック」はホームセンターなどで樹脂製のものなどが一般的に売られているほか、コンクリート製、あるいは段差へ単に鉄板を渡しているケースもあります。そうした複数の種類を写真つきで例示し、設置しないよう呼びかけている自治体もあるほどです。

 道路法第43条では「みだりに道路を損傷し、又は汚損すること」と「みだりに道路に土石、竹木等の物件をたい積し、その他道路の構造又は交通に支障を及ぼすおそれのある行為をすること」、このふたつを禁止しています。

 さらに、道路交通法第76条にも、「何人も、交通の妨害となるような方法で物件をみだりに道路に置いてはならない」との規定があります。

 段差解消ブロックなどはこの「土石、竹木等の物件」を置き「道路の構造又は交通に支障を及ぼすおそれのある行為」、あるいは「交通の妨害となるような方法」に該当することとなります。このため、こうしたブロックについて明確に「道路の不法占拠物件」として撤去を呼び掛けている自治体や、設置者に勧告書を掲出したうえで、実際に撤去している自治体もあるようです。

 では、具体的にどう交通の「支障」や「妨害」となるのでしょうか。例えば石川県金沢市はウェブサイトで「これら不法な占用物件の設置は、道路の雨水排水や除雪作業に支障が生じます」と説明しています。いわゆるゲリラ豪雨も頻発するなか、道路冠水の原因になりかねないとして撤去を呼び掛ける自治体も増えているようです。

 段差解消ブロックを道路上に置くと、道路交通法では6か月以下の懲役または10万円以下の罰金という罰則があります。さらに、こうした違法な設置物が原因で事故が起きた場合、設置者が事故の責任を問われることがあるそうです。

 過去には、二輪車が段差解消プレートに乗り上げて転倒し、はずみでクルマにはねられた事故をめぐり、プレート設置者が有罪判決を受けたこともあります。なお、この設置の違法性に関しては公道だけではなく、私道でも適用されます。

 道路の段差がクルマの出入りにどうしても支障する場合、別の正当な対処法があります。自宅のスペースから歩道に出る場合は、縁石と歩道をそこだけ切り下げ、段差をなくす方法です。

 ただこの場合、道路法第24条に基づく手続きが必要になり、勝手に工事をすることはできません。都道府県や市区町村などの道路管理者に、24条工事の承認申請を行う必要があります。その工事費も自己負担で行うことになります。

 

自転車運転と自動運転レベル4の大小路シャトルバス 【追記2025年5月19日】

 2024年11月から自転車の道路交通法が改正され、これまでよりも罰則が強化されました。特に「ながら運転」や「酒気帯び運転」が新たに罰則の対象となり、これらの違反に対しては懲役や罰金が科される可能性があります。これらは運転マナーの悪い自転車の事故が増加したからです。

 

政府広報より

 

 大小路筋においては広い歩道ということもあり、標識や標示で指定されている場合に該当することから自転車が歩道を走行しても良いとされていますが、自転車が車道を走行するのは問題ありません。

 また堺市が大小路筋で実現しようとするレベル4の自動運転バスとは、特定の状況下において、車の運転操作をシステムが完全に担う自動運転です。つまり、運転者が車内にいない状態、または運転席に座っていても運転操作を完全にシステムに任せられる状態を指します。 

 

 そうなると①運転マナーの悪い自転車②車道を走行する場合に③システムが完全に担う自動運転で安全が担保できるのか?疑問の残るところです。

 レベル4の自動運転とは特定の状況下においてと条件がつくところです。これは、特定の道路や区間、時間帯、天候などが考えられます。つまり、システムがすべての運転操作を自動で行い、運転者が介入する必要がない状況は、常に全ての状況ではなく、限定されたものなのです。大小路筋のシャトルバスにおいて自動運転レベル4を実現しようとする堺市は、どんな「特定の状況下において」を想定しているのか問い合わせてみましょう。

 


 

【追記】2025年5月19日 SMIプロジェクト推進担当ヤスイさんに伺った↓

 特定の状況下とは「大小路筋の堺駅〜堺東駅」を意味し、他の交通参加者(自転車、バイク、自動車、路面電車)はこれまで通り含むらしいです。ということは、駐停車した車両の脇をイヤホンで音楽を聞きながら傘を差して無灯火逆走の自転車も想定した自動運転レベル4を目指しているらしいということ。また自転車の順走には基本的には追従する仕様で自転車を追い越さないらしく、バス運行の定時性が損なわれる場合は運転手が自転車を追い越す操作をおこなうらしい。一方で自動運転は万能ではないことを理由に、警察とともに自転車の交通マナー向上や駐停車禁止の取り組みも同時におこなう必要を考慮中らしい。

 肌感覚ではありますが、運転手が乗車する堺市の自動運転バスを実用と呼べないです。

 

備考1:実証実験を含め自動運転レベル4では運転手が必ずしも運転しなくて良いらしく、つまり乗車しても構わないらしい。国交省が推進する運転手不足対策としての自動運転からは逸脱することになるのでは。大小路の自動運転バスの導入目的がさらにわからなくなりました。

備考2:全国初「自動運転レベル4」 完全自動運転 路線バスの松山市 伊予鉄バス株式会社 自動車部:089-948-3172 では、松山観光港と伊予鉄高浜駅の間を自動運転バス運行している。でも堺市の大小路のような都市部ではないので比較にもならないです。

 

伊予鉄の自動運転バスが走る道路状況↓

 

信号のない交差点、コインパーキング、角店のコンビニからショートカット、バイク、道路、横断、歩行者、右折専用レーンなど、交通のストレスになる要素が多すぎる。

大小路筋の道路状況↓

 



 

 

建築都市局 交通部 交通政策課

電話番号:072-228-3956、(公共交通担当)072-228-7549、(SMIプロジェクト推進担当)072-340-0417、(おでかけ応援カード担当)072-228-7756

ファクス:072-228-8468

〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館16階

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②能登半島 2025年5月17日

 その①からの続き
 

5、能登島

 能登島北西のツインブリッジは地震被害にて通行できず、能登島大橋から渡ることができる。橋の袂は能登島と和倉側ともに崩れた後が見える。

 イルカツアーはイルカ都合?のため参加できず残念だったが、「能登島ガラス工房」は比較的新しい建物で震災を免れたとのこと。多くの作品と呼べるガラス製品の販売。残念ながら「道の駅のとじま」と「能登ガラス美術館」の再開は少し先になるとのこと(ワークショップは再開)。

 和倉温泉の営業再開がままならないことを受け、能登島への観光客も激減しているとのこと。島内の主要道路被害は少ないので、島内民宿を利用した観光が早く軌道に乗ってもらいたい。

 

 

6、七尾市街地

 JR七尾駅から七尾港までの御祓川(みそぎがわ)周辺では御祓川に架かる7つの橋は健全だった一方で、市街地のあちこちでは建物被害が目立ち、復興とは程遠い雰囲気だった。JR七尾駅周辺の歩道は応急修理が済んでいたが、人通りは少なめだった。

 埋立地である「七尾マリンパーク」は護岸が崩れるなど被害も大きく立ち入れなかったが、「道の駅能登食祭市場」のお昼時は鮮魚の「浜焼き」で賑わっており、アニメ作品「君は放課後インソムニア」の巡礼聖地宣伝も焼魚店で見られた。

 市街地から3kmほど離れた「七尾城跡」では2025年4月に整備が整い登城できた。本丸跡北側の白山神社の鳥居が崩落して柱だけになった。この鳥居越しの七尾市街地と七尾港の観望は芸術的で有名、巡礼聖地のひとつ。

 

7、まとめ

 能登地域の観光収入率は、能登半島地震や奥能登豪雨の影響で2024年の観光客数は大きく減少。特に和倉温泉の宿泊者数は85.3%減とその影響が顕著に表れている。観光資源の確保と修復が急務。

  • 能登地域の観光客数:
    2024年の能登地域の観光客数は、284万人で54.7%減と大きく減少。
  • 能登半島地震と豪雨の影響:
    能登半島地震と奥能登豪雨により、能登地域は大きな被害を受け、観光客数が大幅に減少。
  • 和倉温泉の宿泊者数:
    特に和倉温泉の宿泊者数は8万7千人で85.3%減と非常に大きな減少。
  • 石川県全体の観光客数:
    石川県全体の観光客数も2024年は23年よりも12.4%減の約1886万人

 大阪公立大学防災講座でもレポートした大阪公立大学 名誉教授 三田村先生のお話の中で、F43+F42断層のスロースリップにて発生した能登地震。能登半島の日本海側(輪島、珠洲)に比して富山湾側の震災被害は少なかった。とはいえ重い瓦を乗せた木造住宅の全壊や耐震低下を理由に再開できない観光ホテルをいくつも見たた。応急工事の痕も古びて、回復工事待ちというよりも断念した感が伝わった。珠洲市を除いて道路を始めインフラが回復した地域も少なくはないが、震災から1年半を迎えようとしている今日、復興とは程遠い印象を受けた。むしろ震災によって高齢化と過疎化が急激に進んだ印象だった。だから能登に移住してカレー屋を始めた若者がより眩しく感じた。

 そこかしこに「がんばろう!能登 がんばろう!北陸」といった看板を見かけるが、東北の震災復興と同じで虚しく感じる。頑張るのは能登の人々じゃなくて、国や以外に住む国民じゃないのかな?