最近、散歩で少し足を延ばして隣接する中野区の「業務スーパー」に行くことが多い。ここは生鮮食品や冷凍食品、輸入品など数多くの商品が安いのでとても重宝する。さらに自社工場で製造しているオリジナル商品として1リットルの紙パック入りプリン/コーヒーゼリー/レアチーズがある。




3種類とも200円台と安く、一旦加熱すると液状になり冷やすと固まるのでオリジナルスイーツが作れる。今回、この中から「レアチーズ」を購入してチーズタルトを作る事にした。レアチーズケーキは日清製粉の「クールン」で何度も作ったが、もう少し大きいサイズで作ってみたかったのだ。

私は下戸でお酒は飲めないが甘いものは好きで自分でもケーキなどを作る。これまでもパウンドケーキアップルパイコーヒーゼリーなどを作ってみた。レアチーズケーキも「クールン」を作ったが、確か直径15cmの皿用でタルト生地はビスケットフィリング40gにミルクを加えたはず。




ならばビスケットを買って砕けばいいと思い直径20cm用として1箱88円のビスケット(12枚総量80g)*1をフードプロセッサーで粉砕しミルク大匙2杯とオリーブ油小匙1杯で練って固めようとしたが、これが固まらないのだ。クッキングシート越しにかなり押し固めたがダメだった。


一方のレアチーズは1箱の3分の1に当たる350gを鍋で温めて液状にしてタルト生地の上に注ぎ、粗熱を取った後、冷蔵庫で冷やすことにした。この時点では、きっと冷蔵庫で冷やせばタルト生地も固まるのではないかと思っていたが…。



結果はというと、今回はいくら冷やしてもタルト生地が固まらなかったので最終的に失敗である!カミさん曰く「ああ、それじゃダメよ。全粒粉のビスケットじゃないとね」だと。「そんなことも知らないのか」と、まるで私が無知蒙昧のように言い放つ。そーか、当然の失敗だと言いたいのね。


でも様々なレシピを検索すると全粒粉ではないビスケットでもイケるはずだ。どうやら失敗の原因は油だったようだ。バターやマーガリンなら冷蔵庫で固まるからだ。くっそー!次回はオリーブ油をバターかマーガリンに換え、やはり全粒粉じゃない普通のビスケットで成功させてみせるぞ!

《リベンジしました》
そして本日(4/28)、全粒粉じゃないプレーンなビスケット(155g)とマーガリン(150g)をローソン100で購入(各100円)。2対1なので前者の約半分(80g)を砕き後者の約4分の1(40g)を溶かし混ぜた。ほぼイイカンジだが若干パサパサしてるのでミルクを大匙1杯加えて直径20cmの皿に敷いた。




  【左:冷蔵庫で1時間、右:オーブンで15分】

クッキングシートで押し付け、冷蔵庫で1時間冷やしたら今度はバッチリ固まった。これでもOKだが、某レシピでは「サクサクした生地がお好みの場合は180℃に予熱したオーブンで15分程度焼き上げれば完成」とあるのでダメ押しでオーブントースターで焼いたら、完璧!どうだザマーミロー!!



この「業務スーパー」の「レアチーズ」は、チーズケーキの材料として使うようなクリームチーズとは違って、ババロアやムースのように柔らかくて味も酸っぱいので「ヨーグルトケーキ」に近い感じだが、もし酸味が苦手で無ければクリームチーズを買うより圧倒的に安いのでお勧めです。
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*1:箱には「クッキー」と書いてあるがクッキーは米語で「ビスケット」のこと(イギリスでは「ビスケット」)。

Saigottimo