1行マクロ実例101 > 文字フォントを変更する
復刻シリーズのWordマクロです。
■コード Selection.Font.Name = "フォント名" 【説明】 フォントの種類を変更したい文字を選択し、マクロを実行します。 このマクロは、たとえばMS明朝で作成中の文書でSymbolフォントを頻繁に使うときなどに、非常に重宝します。 【例】 Selection.Font.Name = "MS 明朝" Selection.Font.Name = "MS ゴシック" Selection.Font.Name = "Century" Selection.Font.Name = "Times New Roman" Selection.Font.Name = "Symbol" フォント名は、プルダウンメニューに書かれているとおりに記述します。 |
もともと、1行マクロだけを101個集めたシリーズでしたので、フォントはフォントだけで取り上げていますが、「文字に色をつけるマクロ」や「太字」「イタリック」「文字サイズ」など、他のマクロのコードと組み合わせて数行をひとつにして使うことのほうが、多かったです。
たとえば、「見出し」がある文章を日本語で書いているときに、見出しのところだけ「14ポイントのMSゴシック青色太字、下線付き」にするとかいうときに、マクロにしておけばキー操作1回ですみます。
もうひとつ、このマクロには非常に便利な使い道があります。2行で一組です。
例)
Selection.Font.Name = "MS ゴシック"
Selection.Font.Name = "Arial Black"
Wordの新規文書で「何もせずに」普通に文字を入力すると、全角文字はMS明朝、半角文字はTimes New Roman(またはCentury)という具合に、デフォルトで設定されているフォントになります。
ここで、日本語フォントと英語フォントを上のように2行セットでマクロにして選択範囲に対して実行すると、全角半角をWordが自動で判断して、適宜フォントを変更できるのです。
あいうえおかきくけこ1234512345 ↓ あいうえおかきくけこ1234512345 ↓ ↓範囲選択してマクロを実行 ↓ |
この例でいえば、「1回の操作で」桃色文字部分がMSゴシック、緑の部分がArial Blackになります。
全角文字用と半角文字用に別々のマクロを作っておかなくてもよい、ということですね。
※ここに示したコードは、Word 2007のマクロです。2010以降で使用する場合は、個々に動作確認の上、必要に応じてコードの修正をしてください。 |