サデオのインドネシアニュース -45ページ目

容疑者2人を逮捕 バリの混入酒事件


 バリ州でメタノール入り地酒「アラック」を飲んだ欧米人を含む二十三人が相次いで死亡した事件で、バリ州警はこのほど、二十三人が飲用したのはトゥリ・ヒタ・カルヤ社(バドゥン県)製の混合酒と発表し、工場経営者マデ・ライ・スウェチャ容疑者ら二人を刑法、食糧法、保健法違反などの容疑で逮捕した。地元紙バリ・ポストなどが報じた。
 調べによると同社は、地酒の製造許可を取得し、二〇〇三年に創業。同社製の酒を飲んで犠牲者が出たのは初めてという。警察は経営者らを取り調べるとともに、八日、同社工場からメタノールが混入した合成添加物のボトルを押収し、メタノールの入手経路や混入方法について調べを急いでいる。
 被害者がバドゥン、バンリ、タバナン、ブレレンなど州内各地で続出しており、バリ州のマデ・マンク・パスティカ州知事は、警察に州内の市場などで流通している酒を調べるよう指示。「メタノールが入った混入酒は、一般に知られるバリの地酒のアラックとは異なるもの」と強調した。

日イの文化を融合 山本寛斎の「いのちの祭り」

日イの文化を融合 山本寛斎の「いのちの祭り」
 23日にバリで開催 観客参加型の大イベントに

 世界的なファッションデザイナーで、大型イベントプロデューサーの山本寛斎氏(五五)が監督・総指揮を務める「いのちの祭り・イン・インドネシア」が今月二十三日、バリ島ジンバランのガルーダ・ウィスヌ・クンチャナ公園(GWK)で開かれる。昨年、国交樹立五十周年を迎えた日本とインドネシアの交流を彩る一大イベントとして昨年十二月に予定されていたが、準備期間が短かったことなどから一旦延期され、今回の開催に至った。当日は、切り立った岩石の断崖が連なる会場で、約三千人の観客も参加して作り上げる世界最大級の巨大火柱を照明代わりに、寛斎流「火祭り」を演出。日イのボランティア約一千人が出演し、日本の祭りとバリ舞踊、和太鼓とガムランの響きなど、日本とインドネシアの文化を融合させ、両国の新たな五十年の幕開けにふさわしいイベントとなりそうだ。
 寛斎氏は、一九七〇年代にファッションデザイナーとして世界的名声を獲得した後、近年は独自の表現方法の発露の場として、「KANSAIスーパーショー」と名付けた、ファッションや音楽、舞台芸術を融合した大規模なパフォーミング・アートのイベントプロデュースに進出した。
 海外では、九三年にロシア・モスクワの赤の広場で十二万人を集めたのを皮切りに、九五年にはベトナムで二十万人、九七年にはインドで五万人、日本武道館や東京ドームでの日本公演などを合わせると、累計百二十万人を動員。二〇〇五年には愛・地球博のオープニングイベントを手掛け、昨年七月の北海道洞爺湖サミットでは、会場やイベントなどを総合プロデュース、現在は二〇一六年の東京オリンピック・パラリンピックの招致活動を進めている。
 二十三日の「いのちの祭り」は、「人間、動物、自然への賛歌」をテーマに、巨大松明(たいまつ)をあかりにするなど、省電力で運営するほか、観客、ボランティア、キャストが一体となり、ともに作り上げる参加型イベントを目指す。
 タントウィ・ヤフヤが司会を務め、奄美大島出身の歌手、里アンナとインドネシアの人気歌手アグネス・モニカが共演。日本を龍、インドネシアを虎に見立てた神輿(みこし)が登場し、フィナーレでは、両国の未来を担う子どもたちに夢や希望を託し、火を灯した三百個の紙風船がバリの夜空に放たれる。インドネシアのテキスタイルをふんだんに用いた、寛斎氏デザインのオリジナル衣装にも注目が集まりそうだ。

空港内に仮設病院 新型インフル対策で バリ州

 多くの外国人観光客が訪れるバリ州の保健局は四日、新型インフルエンザ対策のためングラライ空港に仮設病院を設置した。地元紙が報じた。
 病院には十台のベッドと新型インフルエンザに対処するための設備を完備。タミフル三百錠、マスク八百枚も備え、五十人が三交代で、二十四時間体制で運営する。
 バリ州保健局のニョマン・ストジャ局長によると、一日に平均四千人の外国人が入国するングラライ空港では、対応する医療スタッフが不足。
 このため、人員を増強し、新型インフルエンザに十分な対応をするための緊急手段として、病院を設置したという。同局長は「最大の目的は感染が疑われる人の隔離だ」と話した。
 ングラライ空港を運営する第一アンカサプラ社は新型インフルエンザ感染が確認された国からの航空機に消毒作業を行うことを決定。実際に香港からのキャセイ航空機の消毒と乗客乗員の健康チェックを行った。